○…自宅のネット回線のプロバイダーを変えた。これまで使っていた業者は、家電の買い換えの際の割引のために契約していたもので、回線の質そのものには文句はないのだが、月額料金がやや高い。これを安くするため、違約金の発生しない期間でプロバイダーを変更したかった。
しかしこれがなかなか大変だった。まず、どこのプロバイダーに乗り換えるかで大いに悩む。業者の数も多く、しかも最近は10Gbpsという高速通信の広告が多い。これまで使用していた料金に1,000円程度上乗せすれば速度が10倍になるというので、ちょっと興味をそそられたものの、調べて見たら我がマンションは提供外であった。
まあ、大容量のオンラインゲームなどには全く関心がないので、現状の1Gbpsで十分。安くて回線が安定していれば文句ない。検索すると、2年前には聞いたこともないプロバイダーも出てきた。色々と比較して、下から2番目の業者に決めた。今回は回線そのものは変えずにプロバイダーのみを変えるので、屋内工事も必要無く、設定も楽そうなのが決め手となった。
しかしここからがまた大変。事業者変更承諾番号というのをこれまでのプロバイダーに発行してもらう必要があるが、電話でしか対応して貰えない。混雑する時期でもあるので、電話がオペレータに繋がるまで30分以上も掛かった。しかもオペレータに繋がってからも、色々と確認事項や、変更の理由、割引提案などで時間を取られ、最終的には1時間も電話から離れられなかった。しかも番号は携帯電話のショートメールに翌日に送られるという。番号を獲得するだけで丸一日掛かるとは。
だがそこからはネットで必要項目を入力して、送信するだけなので、30分程度で申し込みは終了した。総務省は携帯電話には熱心だが、ネット回線や動画のサブスクなどの解約しづらさには取り組んでいない。もう少しラクに出来ないと競争も滞るのでは。
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