EnB 4号 目次
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■EYE
DXに潜む遂行リスク

■GLOBAL Business
・天然水素は数百年分-米地質調査所が報告
・Technip Energies、SAFでファンドに投資
…Shell、2040年LNG需要50%増と予想
…WoodsideとSantosの統合が破談に

■REPORT
市況好調も遂行リスクに注意-第3四半期の決算状況

■TOPICS
GI基金で廃棄物処理のCN NEDOが着手

2023年、プラント受注増加も低調-産機工

■Projects News
…Wood、INPEXの脱炭素PJにエンジ業務
…Aker他、韓国の浮体式洋上風力の浮体でFEED
…Topsoe、蔚山にアンモニア分解技術供与
…Grace、中国石炭陝西にPP技術ライセンス
…Suez、ジャカルタの水処理で契約
…Al AinセメントでCO2削減PJ
…APC、Jubailの新ユニットを発注
…Shell、Dangote肥料向けにガス供給施設
…Aramco、Safaniyah油田開発で入札延期
…Hy2Infraプロジェクトに69億ユーロ
…EC、ブルー・ドナウPJをIPCEIに認定
…Equinor、Mongstad製油所の低炭素ハブ化を計画
…Fluor、グリーン製鉄のEPCmを受注
…Wood、スペインのメガ水素でエンジ業務
…米国住商、ルイジアナのBECCSでパートナー契約
…Lake Charles Methanol、新プラント建設へ
…Fluor、Chevronに炭素回収技術を提供
…Technip、米セメントのCCUSでFEED
…Acciona、豪州で淡水化設備
…Worley、タスマニアの水素-メタノールでFEED
…AWAマテリアルと三和油化、北九州に新工場
…A&T、電解質事業強化で藤沢に新棟建設
…サントリー、大阪工場の能力増強
…一関地区広域、事業者選定アドバイザリーを公募
…千葉市、新港清掃工場事業者選定アドバイザリー
…鎌倉市、ごみ中継施設で24年度後半に公告へ
…上尾伊奈資源循環組合、基本計画支援で公募
…能勢町、DBO汚水処理説で日立造船
…岡山西部、建設技研を選定

■NEWS Flash
・三菱重工、Navoi 3号基向け発電設備受注
・JERA等、インドネシアのエネトラを支援
・横河、石狩湾風力に遠隔操作監視システム
・鹿島、地熱発電でカナダの新興に出資
・丸紅、廃タイヤで再生カーボンブラック
・大林組、AEM型水電解水素製造装置で実証
・三井化学とマイクロ波化学、炭素繊維製造で実証
・川崎重工、ベルギーでGTコージェネを水素化
・横河電機、つばめBHBに出資し、業務提携へ
…TOYO、インドネシアの地熱開発計画でMOU
…JERA、インドネシアのLNGチェーンで協業
…JFEエンジ、塩ビ樹脂貯蔵設備増設工事を受注
…Primetals、ベトナムで生産管理効率化工事受注
…タクマ、7MWバイオマス発電を受注
…丸紅、ドバイでSAF事業を検討
…出光等、苫小牧でグリーン水素を検討
…荏原、排水機場ポンプ工事を相次ぎ受注

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■エンジニアリングダイジェスト

■データ・ファイル

■Editorial 詳細へ

EnB 04表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…もう随分昔だが、私が在籍していた大学は、障害者を多く受け入れていたので、障害者は当時、身近な存在だった。しかし社会に出ると、障害者に会うことが殆ど無くなった。これがちょっとしたカルチャーショックであった。確かに、積極的に障害者を受け入れていた学校の中で、その密度が高かったのはわかる。ただこれほど障害者の存在の薄い社会が「普通」でなのだ。確かに存在するはずの人々の存在感が殆どないのが「普通」ということが、空恐ろしく感じた。
 あれから数十年。今でも障害者との接点は殆どない。しかし目にすることは増えてきたように思う。この間に、バリアフリー化が、その歩みは遅くとも確実に進んできたということは体感している。それだけ、社会の許容性は高まってきたと思う。
 例えば今、「ゆびさきと恋々」というアニメが放送中である。聴覚障害を持つ女の子と健常者の男の子とのラブストーリーだ。このアニメの魅力の一つに手話での会話がある。手話の表現が正確なのだ。「ありがとう」「おはよう」「いいよ」「好き」といった日常で使う手話を憶えていこうとする男の子の姿に嬉しくなる女の子。その描写も甘酸っぱい。実は学生時代、後輩の男の子が聴覚障害の女の子に恋をして、一生懸命手話を憶えて普通に会話できるようになる姿を間近で見ていた。まるでそのときを振り返るようなアニメだ。後輩の男の子は結局、彼女に失恋する羽目になったのだが、アニメでは目出度く付き合い出している。
 ところで手話は、コミュニケーションの一つの手段なのだが、手話での会話を他から見ると「何を言っているのか解らない」と気持ち悪がられる場合もある。話している内容は、普通の健常者と何も変わらないし、欧米の言語ならば気持ち悪いとは思わないのだろうが…。
 この様なアニメが切っ掛けで、手話を憶えようという人が増えてほしい。手話への違和感が少しでも減っていってほしい。社会も企業も、もっと彼らを受け入れてほしい。障害者が身近な環境を楽しんで過ごした自分として、そう願わざるを得ない。

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