EnB 2号 目次
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■EYE
送電網の高度化を急げ

■GLOBAL Business
・バイデン政権の「気候基準」でLNG遅延の懸念
・Lummus、循環経済分野強化へResynergiに出資
…三菱HCキャピタル、欧再エネ会社に出資
…ADNOCとOMV、化学事業統合で交渉

■INTERVIEW
高水準の市場で将来に備える
JFEエンジニアリング環境本部長 関口 真澄氏

■TOPICS
商用化へ加速するCCS

廃プラリサイクル、拡大へ

■Projects News
…豊田通商、メネンガイⅡ地熱受注へ
…Eni~LG化学、韓国でバイオリファイナリ
…SABIC、中国の石化コンプレックスでFID
…McDermott、Kasawari CCSを受注
…KBR、マレーシアH2biscus計画にプロセス供与
…INPEX、Abadi LNGで今年末にもFEED開始か
…INPEXとタイPTTEP、CCSハブ開発で検討開始
…CLG、印HPCLに素化分解装置等をライセンス
…Sinopec Eng、AramcoからRiyas NGLを受注
…SEPC、エチレン拡張でLummus技術採用
…thyssenkrupp、CO2回収リン石膏リサイクル
…Bayegan、トルコで石化プラントを計画
…Tecnimont、エジプトKima肥料プラントを受注
…モザンビークLNG、攻撃増加で再開延期か
…Aramis CCSでFEED開始
…Nextchem、バイオメタンでプレFEED
…Essar Oil、英国でCO2回収プロジェクト
…TR、丸紅参加のブルーアンモニアでエンジ業務
…Azure、カナダでSAF施設を開発
…加BC州、再エネ供給で送電網に267億加ドル
…INPEX等、米国のブルーアンモニアでKBR技術
…九電、Lake Charles LNGへの出資を検討
…富士フィルム、熊本拠点で60億円投資
…川口化学工業、マルチプラントを改修
…三協立山、120億円で新アルミ押し出し工場
…KHネオケム、千葉工場にCO2回収設備
…タクマ、尼崎市第一工場跡地整備・運営事業落札
…発寒清掃工場環境影響方法書、エスエヌ環境
…塩釜市の廃棄物処理施設基本計画は国際航業

■NEWS Flash
・千代田化工、AGCからバイオ医薬プラント受注
・双日、インド高速鉄道の電力工事を受注
・Primetals、南アのアルミ冷延向け設備を受注
・川重~エンジ3社、液化水素SCのFEEDでJV
・TOYO、メタンハイドレート長期産出試験を開始
・JFEエンジ、首都圏最大の廃プラリサイクル施設
・日揮HD、高熱伝導窒化ケイ素基板を増産
・大林組、水素の鉄道輸送でCO2を8割以上削減
・MODEC、セネガル沖合向けFPSOが出港
…クボタ、カンボジアで上水道拡張案件受注
…住友商事、CDRのパイオニアInheritに出資
…東亜建設工業、シンガポールで建設工事受注
…千代化、遺伝子組換タンパクの分離精製法開発
…日鉄エンジ、新門司溶融炉改良工事を受注
…日鉄エンジ、子会社の定期整備事業を承継
…荏原製作、札幌市からポンプ設備工事を受注

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■エンジニアリングダイジェスト

■データ・ファイル

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EnB 02表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…能登半島地震では、石川県内だけで80万6,000トンもの災害ごみが発生したという。
 このうち珠洲市が最も多く28万2,000トンであり、これは同市が2021年度に処理した一般ごみのおよそ64年分にも達する。また珠洲市のみならず、輪島市なども通常の約17~22年分に相当する量の災害ごみが発生している。実に膨大な量だ。
 発生した災害ごみは、震災前には地域の生活を支えていたもの。このボリュームの分、生活が破壊された事になる。しかも生活を支えていた物質が今度は復興の阻害要因となろうとしている。
 今回の地震により、能登地域の焼却施設・し尿処理施設など計11施設が使用不可になっている。能登特有の地形から、仮設住宅の建設地ですら、取り合いとなっているなかで、災害ごみを一時的に保管しておける場所があまり取れないということもあるため、災害ごみの処理が進まなければ、地域の復興もそれだけ遅れてしまうということになる。
 東日本大震災の場合は、それでも災害ごみを運ぶことはできた。そのため、他地域のごみ処理施設や、セメントプラントでも燃料として処理を受け入れることができた。しかし今回、半島地形で、道路がもともと少ないうえに、寸断されている状況のままでは、災害ごみの輸送もままならない。例え輸送できたとしても。ごみ処理施設の復旧ができなければ処理もできない。そういう訳で、災害ごみの処理に関して今回は、東日本大震災よりも厳しい状況と言えるかもしれない。
 13年前の震災ではいくつかの仮設焼却炉が建てられ、そこでの処理が行われた。今回も同様の施設が必要となるはずだが、それをどこに建設できるのだろうか。復旧には実に多くの時間が必要となりそうだ。

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