EnB 1号 目次
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■EYE
忙しい1年に

■INTERVIEW
再生から飛躍への一歩を
千代田化工建設 取締役会長兼社長 榊田雅和氏

事業領域の拡大が見える年に
日揮ホールディングス 代表取締役会長CEO 佐藤雅之氏

多様化で経営強靱化
東洋エンジニアリング取締役社長 細井栄治氏

■NEW YEARS MESSAGE
2024年 トップの年頭所感

■GLOBAL Business
・DOE、ガス・石炭設備のCCSに8.9億ドル
・英国政府、CCUSビジョンを公表
・WoodsideとSantosが統合協議
…JERAとPertamina、低炭素燃料で連携
…BP,L&Tとエンジサービス提携
…SABIC、SD、LindeがEG脱炭素化で協力

■REPORT
2024年、変わるプラント市場

■TOPICS
洋上風力ラウンド2が示す課題

水素・アンモニア計画が活発化

■Projects News
…東京ガス等、ベトナムThai Binh省でガス火力
…BP、タングーUCCでPMC選定を開始
…BP、H2KwinanaでFEED実施
…豪州の水素Headstartプログラムが前進
…Santos、ENEOS、JX石油開発、豪CO2貯留で検討
…Petronet、東海岸にLNG基地を計画
…BPCL、Kochi製油所に新石化ユニット建設へ
…クウェート、Shagaya3太陽光発電で入札へ
…SWPC、Jubail 4&6 IWPでRFP発行
…エジプト、精製能力拡張で230億ドル
…ACWA、エジプトのグリーン水素に40億ドル
…モザンビーク、ヌクワ水力でEDF~住商と契約
…Total、モザンビークLNGを再開へ
…Aker Carbon Capture、 廃棄物発電CCSでFS
…Fluor、Dowカナダの石化コンビナート受注
…ConocoPhillps、Willow石油プロジェクトでFID
…テキサスLNG、Baker Hughes技術を採用
…Worley、Calcasieu Pass 2 LNGでEPC受注へ
…AGC、横浜でCDMOの能力増強へ
…旭化成、富士市に半導体材料工場
…三菱ガス化学、四日市にレンズモノマープラント
…横浜市、メタノールバンカリングでMOU
…ユーアイセイ、山形に医薬品製造工場
…JFEエンジ、千葉・印西地区廃棄物処理を落札
…JFEエンジ、大牟田・荒尾清掃施設を落札
…日立造船、鉾田・大洗の新ごみ処理施設を落札
…川崎重工、久留米市のクリーンセンターを落札
…重工環境、長崎県央県南環境中継施設を落札

■NEWS Flash
・千代田化工、国内で浮体式洋上風力でFS受注
・NEDOなど、「iFactory」の実証に成功
・千代田化工、新社長に太田氏を選任
・日立造船グループ、海外でプラント案件連続受注
・月島JFEアクア、水処理相次ぎ受注
・タクマ、産廃処理プラント受注
・日揮HD、SAFサプライチェーンを拡大
・IHI、天然ガス熱分解水素製造の実験開始
…IHI、世界初のアンモニア専焼GTで合意
…千代田化工、電発からCO2分離回収のFS業務受注
…東芝プラント、国内最大級の太陽光発電受注
…日立、カーボンニュートラル事業を子会社に移管
…川重、基幹的改良工事3件受注
…日鉄エンジ、広畑バイオマスを竣工
…三菱商事、アンモニア分解技術で水素事業

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■エンジニアリングダイジェスト

■データ・ファイル

■Editorial 詳細へ

EnB 01表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…新年早々、能登半島で大きな震災が発生した。様子が明らかになるにつれ、災害の範囲の広さとその大きさに身がすくむような思いがする。多くの倒壊した家屋、ひび割れた道路、取り残された人々の様子などの情報が伝わる度に、大変なことが起きてしまったと改めて震撼する。この復興には、これまでの大震災同様、多くの時間と費用、人手が必要となるだろう。
 一方、昨年末までの取材で、多くの声が聞こえたのが、建設コストの上昇と建設業者の人手不足問題である。国内では多くの民間設備投資が計画されており、業界にも多くの問い合せがあるという。しかし、そこでの課題は建設コスト。価格が落ち着くまで投資を先延ばしにしようという動きもあるというが、誰に聞いても、コストが下がる要因がどこにもない。
 しかも今後は、脱炭素関連の工事も具体化していく「北海道と熊本の半導体と万博に業者を取られてしまっている」という声も聞かれるような現状のなかで、必要な投資も待っている。建設や輸送業の労働規制が始まる4月以降、この人手不足の状況はさらに逼迫していく。さらに今回、能登の復興という大きな作業も進めなければならなくなった。「万博なんかやってる場合ではない」という声もSNS上には多い。リソースが不足する中で建設の「トリアージ」が必要であるとすれば、万博は真っ先に切られてしかるべきだろう。
 建設業者からは「万博の工事には手を出さない方がいい。やけど程度では済まない」という声もあるという。受注するならば、エスカレーション条項や不可抗力条項を契約に盛り込んでいく必要があるが、その交渉が可能かどうか。
 今後、能登では仮設住宅の建設や、道路、水道、ガス、電気など各種インフラ設備復旧など多くの仕事が必要となる。一方で海外パビリオンは仮設建設物なので、震災の仮設住宅とメーカーが被らないか、という心配もある。今後は建設業者も復興事業や民間投資案件を優先して取り組んでいく必要がありそうだ。

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