○…休みの日には、近所の公園に行くことが多い。そこでのんびり過ごすのと、野鳥を見ることが楽しみの一つとなっている。
都内の公園でも、様々な鳥が生息しているもので、スズメやヒヨドリ、ムクドリ、カラス、ドバトなどお馴染みの鳥のほか、シジュウカラやハクセキレイなども至る所に居る。さらに公園の水辺に行くと、マガモ、カルガモ、ヒドリガモなど各種のカモに加えて、カイツブリなども泳いでいる。
さらによくよく観察していると、空飛ぶ宝石と言われるカワセミも大抵の水辺に生息している。ある公園では、カワセミの追っかけカメラマンたちが、連絡を取り合いながら、あちこち歩き回って、カワセミの捕食の瞬間を捉えようと頑張っている。彼らの後をつければ、確実にカワセミを見ることができるのだ。
ところで、カモなどの水鳥の多くは、渡り鳥であり、冬になると日本にやってくるのだが、ここ数年、なんとなく数が減っていたように感じていた。ある都内の庭園では、通常ならば冬が近づくにつれ、多くの水鳥たちがやってくるのだが、この2~3年ほど、その数が減っていたのである。それが今年は、既に多くのカモやオオバンまでいる。
環境省が毎年行っているガンカモ類の生息調査を見ると、カモ類の観察数は2009年から減少傾向となった後、一時は増加したものの2021年には減少。さらにその後昨シーズンまでは増加に転じたという。ただ2014~2020年までの増加時期にまでは回復していない。
この数の変化について同調査はあまり分析していないが、渡来してもどこに行くのかは気象条件で異なるという。東京に居なかったのは、たまたまかもしれない。そういえば最近、心なしか、公園の水も綺麗になっているので、今年の回復にはそういう要素もあるのかもしれない。
少なくとも今年の冬は賑やかになりそうだ。
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