○…2024年4月から適用される時間外労働の上限規制で建設業では労働力が不足することから業務遂行が困難になる、いわゆる「建設業の2024年問題」が迫っている。
その前に駆け込みで工事を済ませてしまおうということなのか、ビルやマンションの建設工事や修繕工事が周辺で頻繁に行われている。筆者が居住するマンションも現在大規模修繕中で、昼間は四六時中、工事関係者が出入りしている。
その修繕工事も大詰めにきて、マンション入り口の壁面の模様が一新された。これまではコンクリの壁にちょこっと塗装しただけの、味気ない壁であったものが、石壁調に変化した。
もちろん、基盤のコンクリートに石材を付け加えた訳ではない。プラスチック製の石材調のシートを貼り付けただけなのだが、触ってみると確かに石っぽさを感じられる。
そういえば室内用の壁紙も、多くの種類がある。ちょっと検索してみると,南国植物の絵柄や天然石の模様、木目の壁紙などのほか、コンクリート打ちっぱなしに見える壁紙もあった。それぞれの好みで壁の模様を変えて楽しむ時代なのだろう。
壁と言えば、以前からちょっと迷惑だと思っているのが、ガラス張りのビルだ。太陽光の反射が強いので、思いもよらない角度で目に光が飛び込んでくる。夏場などはせっかくの日陰も消してしまう。蒸し暑い中で太陽熱を反射してくるのだから誠に腹が立つ。
そんななか、ペロブスカイト太陽電池が何かと話題になっている。薄型で壁でもどこでも張ることができて、発電ができる。これが低コスト化すれば、発電可能なビル用建材として、世の中のガラス張りのビルに設置されるようになり、憩いの日陰を取り戻すことができるようになるかもしれない。
…ただ、やっぱりまだまだ高いんだよなぁ。
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