EnB 13号 目次
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■EYE
勢いを増すメタノール燃料船

■GLOBAL Business
・Technip、クリーンテック基金に投資
・ExxonMobil、CCUS事業会社Denburyを買収
・UAE、脱炭素目標を発表
…Aramcoなど3社、廃プラから環状ポリマー
…印GailとLanzatech、CO2回収・転換で協業

■INTERVIEW
ミッション達成し安定経営を
学び続ける会社で顧客をリードする
東洋エンジニアリング代表取締役社長 細井 栄治氏

■TOPICS
ENAA、功労者賞・奨励賞を表彰

カタールLNG調達は可能か

■Projects News
・米メキシコ湾岸でアンモニア競争
…IOC、Panipat製油所でEPC選定
…MasderとINPEX、e-メタン生産で提携
…Engie、サウジでグリーン水素
…Acwa Power、Rabigh4 IWPでEPC選定
…ExxonMobil、モザンビークLNGで2025年にも承認
…Petrofac、西アフリカでFPSO受注
…ナイジェリアFLNG、UTMオフショアと契約
…アンゴラCabinda製油所計画で資金調達
…Jacobs、マイクロモジュラー炉 (MMR) 開発へ
…LNGカナダ、最後のモジュールを受入れ
…Ksi Lisims LNGでFEED
…Lake Charles LNGで輸出契約
…Nova Chemicals、リサイクル施設建設へ
…Rio Grande LNGがFID
…Fluor、ガスプラントの廃止措置を受注
…Pinnacle Midstream II、新規ガス処理プラント
…Marathonの再生可能燃料プラントでCCUS
…メキシコのLNGプロジェクトで州政府が支援
…YPFとPetronas、アルゼンチンでLNGを計画
…SUMUCOの佐賀新工場に最大750億補助
…UBE、窒化ケイ素を増強
…東京都、水素ステーション事業者を公募
…三木市、クリーンセンター整備運営で公告
…上尾伊奈組合、広域処理基本構想支援で日建設計
…南房総市、中継施設事業者選定支援でパシコン
…福岡地区水道企業団、RO膜設備更新で入札告知
…彦根愛知犬上、好気性発酵乾燥方式を検討
…メタウォーター、汚泥焼却設備改修を受注

■NEWS Flash
・日揮HD、豪州の水素プラント受注
・千代田化工、CO2→CO変換設備の基本設計を受注
・日本工営、インドネシアの揚水発電で施工管理
・日立エナジー、スコットランドにHVDC変換所
・三菱重工、袖ケ浦パワーからGTCC受注
・三菱重工、高速炉開発の中核企業に
・トーヨーカネツ等、液化水素貯蔵槽大型化がNEDO事業に
・HZI、英レスターシャ州のごみ発電プラントを完成
・Primetals、独ザルツギッターのBOF改善を完了
…IHI、グリーンアンモニアの検討業務受注
…日立レール、英国で鉄道車両メンテ契約更新
…日揮、陸上養殖商業プラント受注
…荏原、浸漬式ポンプ事業を譲受け
…JFEエンジ、上下水道施設向けシステムを運用開始
…東芝プラント、台湾のコージェネを完成
…三菱ケミカル、UAEでケミカルリサイクル

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■エンジニアリングダイジェスト

■データ・ファイル

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EnB 13表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…先日、某講演会に参加した。某エネルギー会社社長の講演に関心があったためだ。ところがその講演内容はヤバかった。その会社の取組みについては理解できたが、その人個人の思い込みの部分が、あまりにズレてるのでびっくりした。
 講演でその人は「温暖化は進んでいるが、ぞれが人為的な要因によるものとの科学的根拠はない」とする書物を紹介し「読んでみてください」と述べた。既に現在、世界中の科学者が様々な研究を重ねて、地球温暖化がほぼ間違いなく人為的な要因によるもの、ということを着実に立証してきた。「人為的な要因によるものという科学的根拠はない」というのは、10年以上前であればまだしも、現在ではほぼ完全に否定されている。そんなことを言うなら「温暖化が人為的な要因によるものではない」という科学的根拠こそ示されなければならないが、そうした根拠には怪しいものしかない。
 また温暖化対策について欧州が先進的であることを挙げつらって「再生可能エネルギー原理主義や環境原理主義が日本を滅ぼす」という主張も紹介していた。欧州の「したたかな」煽動によって、日本は損をしているらしい。
 だが再生可能エネルギーは間違いなく増やしていかなければならない。むしろ再エネでは先進的であったはずの日本が、逆に後進的になってしまった。再エネに真剣に取り組んできた欧州と、そうでなかった日本。その結果が今の日本の姿なのだ。この事の方がよっぽど「亡国」ではないだろうか。。
 科学者の中でも、上記のような暴論を主張する人が今でも後をたたない。だが、その方がキャッチーで「売れる」という目論見であるか、全くの専門外で温暖化についてほぼ無知であるかのいずれかだ。これらの甘いささやきには騙されないようにして欲しい。日本の将来が心配になる。

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