EnB 10号 目次
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■EYE
脱炭素化で求められる柔軟性

■GLOBAL Business
・Worley、Shellの世界のPJをサポート
・Lummus、Siemensの水処理を買収
・FUJNEC、EPC企業との連携を模索
…水素プロジェクト、2030年までに3,200億ドル
…Technip、コンゴとLNGなどで協力協定
…Honeywell技術、BPのSAF施設5件に供与

■INTERVIEW
改革を恐れず、着実な成長へ
ライフサイクルからカーボンニュートラルへ
IHIプラント代表取締役社長 青木 亮治氏

■REPORT
DXで進化するEPC ③
日揮グローバル、EPC-DX本格化で「デジタル元年」

■TOPICS
国内風力で140GWに-JWPAが提言
Wind Vision2023を策定

■Projects News
…IOC、Panipatに石化ユニット新設へ
…Lummus、サウジのPDHに技術供与
…Petro Rabigh、ニードルコークス設備建設へ
…サウジアラビアで水酸化リチウム設備
…Arlanxeo、Jubailにゴム工場
…NEOMの水素投資84億ドルで資金調達
…オマーンで50万t/yのグリーン水素
…Hail & Ghasha、新規入札を開始
…ADNOC、Habshan5圧縮設備で入札実施
…ADNOCとTAQA、造水PCを発注
…Engie、Mirfa2造水プロジェクトを獲得
…ACWAパワー、ドバイのSWROで最低価格提示
…クウェート、2件のIWPP入札を再開
…Aramco、イラクAkkasガス田開発へ
…Sinopec、Atyrauポリエチ計画に参加
…NuScale、ルーマニアのSMRでFEED実施
…モザンビークの大型水力で事業者選定
…タンザニア、LNG計画で最終合意へ
…加Pembinaと丸紅、低炭素アンモニアでFSへ
…Total Energies、米でe-NGを計画
…Stamicarbon、グリーンアンモニアの基本設計
…中外製薬、バイオ医薬品で500億円超を投資
…住重エンバイロ等、葉山浄化センターを受注
…碧南市と中部電力、ごみ焼却施設で協力
…クボタ等、大津終末処理場再構築工事を受注
…天草広域連合、川崎技研を選定
…鈴鹿市、クリーンセンター整備で入札公告
…泉北環境整備、基本構想案を公表
…南房総市、中継施設建設事業者選定支援で公告

■NEWS Flash
・神鋼環境、海外の水処理案件を相次ぎ竣工
・三菱重工、Sembcorp向け水素対応GTCCを受注
・日立エナジー、サウジNEOM向けHDVCで契約
・丸紅~岩谷等、豪州グリーン水素でFEED
・Primetals、中国向けに冷間圧延機を受注
・三井化学、カーボンニュートラル化を加速
・日揮HD、バイオファウンドリ事業を共同推進
・伊藤忠、水力タービン製造・メンテ会社を買収
・J&T環境、小牧の食品リサイクル発電を稼働
…三菱電機、台湾向けSTATCOMを受注
…三菱重工~住商、マニラMRTメンテ事業を継続
…日鉄エンジ、バイオエタノール設備に着工
…タクマ、バイオマス発電プラント受注
…日立造船、廃棄物再資源化でTREと業務提携
…スチールプランテック、電気炉更新工事を完了
…オメガシミュレーション、DeepStarに採択

■Procurement News
・富士電機、ソフトセンサ構築に機械学習
・NECソリューション、プロジェクトとタスクを一元管理
・島津製作、オリゴ核酸配列解析ソフトウェア発売

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■Editorial 詳細へ

EnB 10表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…4月に吉野ヶ里遺跡で発見された石棺がとうとう開けられた。内部は流入した土で埋まっていたが、未盗掘でもあり、副葬品などの発見が期待されている。吉野ヶ里遺跡は弥生時代の大規模遺跡であり、邪馬台国論争の九州説の有力地でもある。ここでもし、邪馬台国を直接示唆するものが発見されれば、有力であった邪馬台国畿内説を揺るがすことにも繋がりかねないということで、注目されている(追記:残念ながら何もでなかった)。
 とはいえ、邪馬台国を記した魏志倭人伝でも、それは伝聞として伝えられており、その距離や方角も曖昧なまま。邪馬台国が実在したのかさえ定かではないように思う。というわけで邪馬台国の位置についてはあまり頓着していない。以前読んだ、鯨 統一郎の短編小説「邪馬台国はどこですか」では、岩手県の八幡平が邪馬台国としている。たしかに「やまたい」と読めるし、他の論拠も面白いので興味ある方はご一読を。
 ところで埼玉県の「さきたま古墳群」には前方後円墳や円墓が多くある。古墳の上に登ることができ、古代の風景を想像しながら、眼前に拡がる関東平野を眺めることで、時代を超えるような感覚も味わえる。成立は5~7世紀というので、吉野ヶ里遺跡よりだいぶ後世のもので、大和政権の支配下にあったことは間違いない。ちなみに有名な「吉見百穴」ともそう遠くない場所であり、かなり古い時代からこの地域は神聖な場所だったのかも知れない。
 そして東京にも古墳はある。芝公園には「芝丸山古墳」というものがある。都内最大級の前方後円墳だ。お稲荷さんがまつられていたり、伊能忠敬の碑もあるなど、江戸時代からも有名な場所だったらしい。古墳が築造されたのは5世紀中頃と見られているが、そこに貝塚もあるので、縄文時代から人が暮らしていた場所だ。当時はこの目の前がもう海だったのだろう。今はちょっとした森のようになっていて、東京タワーのすぐ裏とは思えない。

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