EnB 8号 目次
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■EYE
今度こそリサイクルの成長を

■GLOBAL Business
・Fluor、レーザー核融合を推進
・Technip、オフショアCO2貯留でBV認証取得
…Honeywell、Compressor Controlsを買収
…KBR、全固体電池技術でISUケミカルと提携
…ハンファがDSMEを買収へ
…Samsungエンジ、23年1Qで19億ドルの収益

■REPORT
潮目が変わったプラスチックリサイクル

■REPORT
DXで進化するEPC①
ビジネスモデル改革段階に入ったDXoT

■TOPICS
22年度ごみ処理発注、4,000t/d超え

東芝ES、ナセル製造の準備進む

燃料アンモニア、輸入開始

■Projects News
…Chandra Asri、クロルアルカリプラントを計画
…シスメックス、印グジャラートに工場建設
…Baker Hughes、マレーシアのLNG向けGTを受注
…ADNOC、Hail&Ghashaガス開発で入札へ
…アブダビの次期LNG、ルワイスに変更
…Ta'ziz、大規模メタノールプラント
…Broogeのアンモニアで技術スタディ完了
…AramcoとPIF、鋼板製造施設を建設へ
…クウェート、石油PJに190億ドル投資へ
…エジプト、淡水化プログラムでPQ実施
…ナイジェリア、FLNG拡大へ
…ENI、モザンビーク2番目のFLNGで検討を開始
…ENI、コンゴ初のLNGプロジェクト推進
…富士フィルム、ベルギーで半導体材料能力増強へ
…Dow、カナダのCNクラッカーで今年FIDへ
…Bear Head、水素・アンモニア計画で環境認可
…米DOE、アラスカLNGの輸出承認
…ルイジアナでアンモニアプロジェクト
…米Glenfarne、テキサスLNGで今年FIDへ
…Ssaipem、西豪州で尿素プラント
…SUEZ、中国にRO淡水化プラント
…日本曹達、医薬品添加剤の能力増強
…Rapidus、千歳工場を着工-工事は鹿島
…丸紅、石狩湾新港で木質バイオマス発電
…横浜市、保土ケ谷工場改築で入札公告
…明石市、新ごみ処理基本設計で公募プロポ
…尼崎市、新ごみ処理施設整備運営で公告
…西脇多可新ごみ処理、エヌエス環境が優先権
…三田市、新ごみ処理施設整備・運営で入札公告
…宮城・大崎クリーンC基幹的改良で入札公告
…川島町、新ごみ処理基本計画で公募プロポ
…柏市清掃工場基幹的設備改良工事で入札公告
…印西地区組合、DBOで入札公告
…朝霞和光、DBOで公告
…東紀州環境組合、公募型プロポーザル

■NEWS Flash
・TOYO-India、インドで潤滑油プラント受注
・MHI、オレンジカウンティ向けGTCCを受注
・神鋼、オマーンでHBI事業化へ
・横河、サウジ海水淡水化向け制御システム受注
・東レ、香港の大型海水淡水化向けRO膜受注
・IHIと大阪ガス、マレーシアでe-メタン
・日揮、LNG冷熱利用DACでパイロット
・千代田、北海道の蓄電池システムを完工
・メタウォーター、大阪の汚泥処理事業を受注
…三菱重工、SaipemとCO2回収で協業
…三菱重工、高浜原発取替用SGを受注
…神鋼環境、仙台市の消化ガス発電事業を受注
…日鉄エンジ、オンサイトエネルギー事業を開始
…JFEエンジ、鬼首地熱蒸気設備を竣工
…NEDO、SAF原料の微細藻類を大量培養
…東亜建設等、浮体基礎への風車搭載でAiP証書

■Procurement News
・日本サーモエナー、水素焚温水発生器
・IHI、CO2排出8割減する「セメノン」開発
・NEC、プロジェクトとタスクを一元管理

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■データ・ファイル

■Editorial 詳細へ

EnB 08表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…新型コロナ感染症が5類となった。とはいえ、このウィルスの脅威が完全に消えたわけでは無い。発症前に感染力を持つことと、変異のスピードが早いことなど、これまでのウィルス感染症のなかでも割とやっかいな部類に入る感染症であり、まだ完全に終息したわけでもないので、油断はできない。
 ウィルスと言えば、宿主の細胞が無ければ増殖することが出来ないと言われている。自己複製能力が無いということで、本当に生命体なのか?という疑問もある。進化論的にも宿主たる細胞生物が発生してからでないと、ウィルスが発生できない、という考え方が従来は一般的であった。
 ところが最近では、ウィルス後発説がどうも怪しくなってきた。実は地球上の至る所でウィルスが発見されるようになっており、地球上で最も多い生命体とまで言われるようになっている。
 そうしたことから地球上に初期の細胞生物が発生する以前に「RNAワールド」が存在したとする仮説も出ている。他の生命体がいないなかで、環境中でRNAを複製して広がり、それがDNAへと変化、細胞膜などの組織を持つように成っていったという考えだ。
 こうした考えからすると、我々は常に様々なウィルスに取り囲まれていることになる。そのごく一部が病原性を持ち、感染力を持つよう変異することでパンデミックが起こる。ウィルスはどこからかやってくるのでは無く、むしろ我々がウィルスの中にいる。
 ちなみに人間のDNAには、生物がかつて感染したウィルス遺伝子情報も組み込まれているという。中でも哺乳類が持つ、他の生物に殆ど見られない組織である胎盤は、あるウィルスによってもたらされたという報告がある。ウィルスは病気にさせられるだけでなく、生物の進化にも大きく関与している可能性があるという。生物の歴史は本当に奥深い。

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