EnB 7号 目次
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■EYE
揚水発電整備は送電事業会社で

■GLOBAL Business
・GE、CO2回収技術開発を進展
・インド政府、グリーン水素にインセンティブ
…GE Gas Power、Nexus Controlsの買収を完了
…ABB、米本社に1億ドル

■REPORT
国内電力・ガスの投資動向

■TOPICS
世界初、AI化学プラ操作を正式採用

世界の原子力、16基が計画入り-原子力産業協会

世界の水素市場、2040年に3倍超-富士経済

■Projects News
…Aramco等、中国で大規模コンプレックス
…Technip、西安LNGのエンジ業務を受注
…CNOOCとShell、中国のエチレンを拡張
…JFEエンジ、CPCからLNG受入設備受注
…荏原、台湾に第2ドライ真空ポンプ工場
…ベトナム、国家備蓄に115億ドル必要
…印IOC、Paradip石化を前進
…印BPCL、ムンバイに新ユニット建設へ
…ExxonMobil、インドで潤滑油プラント
…UAEのグリーンアンモニアで技術調査完了
…Baker Hughes、NFS向けコンプレッサー受注
…L&T、AramcoからオフショアEPCIを受注
…イラク、7つの製油所入札プロセスを開始
…日立エナジーとPetrofac、HVDC受注
…KBR、カナダのFPSOでFEED受注
…KBR技術がグリーンアンモニアに採用
…Baker Hughes、Port Arthur LNGトレイン受注
…Corpus Christi LNG増設でFERCに申請
…INEOSとAgilyx、PS化学リサイクル施設を計画
…Occidental子会社、米湾岸でCCSハブ
…Technip等、CCSでFEED受注
…EnbridgeとYara、ブルーアンモニア設備を計画
…日清製粉米子会社、能力増強
…物産とPurecycle、PPリサイクル工場を検討
…京セラ、諫早市に新工場
…三菱商事、いすみ市沖洋上風力で配慮書
…荏原、ポンプ設備を相次ぎ受注
…神鋼環境、東邦ガス向けにHHOGを受注
…埼玉中部、新ごみ処理施設で構想案
…葉山浄化センター、住重グループが優先権
…明石市、クリーンセンター保全工事で入札公告
…大村市、新ごみ処理で整備計画
…ふくおか県央、パシコンを選定
…須恵町外二ヶ町清掃組合、ごみ処理施設で公告

■NEWS Flash
・三菱パワー、バングラの複合火力でLTSA
・INPEX、アバディLNG開発計画改訂版を提出
・Primetals、米ニューコア向けCGLを受注
・日揮~TOYO、国内SAFプラントで協業
・三菱重工、石精で水素を効率活用するサービス
・日鉄エンジ、製鉄プラントを日鉄に承継
・日立造船、成長分野拡大へ1,400億投資
・JPEC、創立20周年史を発行
…川崎重工、蒸気タービン発電を相次ぎ供給
…JBIC、住商の仏洋上風力にプロファイ供与
…丸紅、チリの造水・送水事業を着工
…東芝エネルギー、東北電力NW向けにSTATCOM受注
…JFEエンジ、基幹的改良工事5件を受注
…三菱重工、インドネシアで低炭素燃料混焼でMOU
…日揮Global、BIM BSI Kitemark認証を取得
…千代田化工、Samsung C&TとSPERA水素でMOU

■Procurement News
・大陽日酸、10t/dのCO2回収装置
・東ガス~日工、アスファルト設備用水素バーナー
・横河電機、Asset Health Insightsを機能強化

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■Editorial 詳細へ

EnB 07表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…今年の東京の桜開花日は3月14日だった。平年より10日も早く、2020~2021年と並び、統計開始以来、最も早い開花となった。
 気象庁の記録を見ると、東京の桜の開花は1960年頃には春分の日~3月末頃である。1970年代でも3月末頃が多く、4月に入ってからの開花の記録もある。1980年代には4月の開花が多く、この時期には一時的にやや寒冷化していたように見える。この時期には、桜は入学式を彩っていたのだ。それが1990年代に入ると、4月の開花は見られなくなり、一週間ほど早まっている。1960年代に戻ったような印象を受ける。つまり入学前の春休みの時期が桜の見頃となっていた訳で、花見の場所取りがちょうど新入社員の最初の仕事となる頃合いだ。
 2000年代に入るとさらに開花が早まる。2002年には3月16日開花という記録があり、他の年でも、3月20日前後に開花となっている。2010年以後も同様だが、3月20日前の開花が目立つようになり、ついに3月14日開花という早さになった。
 東京だけでなく全国の桜の開花を気象庁の記録から調べた人によると。4月1日の桜開花は、1961~1970年では九州や四国、東海の一部であったが、1998~2007年では北関東まで北上した。
 ソメイヨシノはすべての木が同じ遺伝子を持つクローンであるため、開花条件は同じ。だから同一地ではほぼ一斉に咲くのだが、そのため、開花時期を追っていくと気象条件の変化が見えやすい。温暖化の影響を視覚化するには、ちょうど良い標本にもなる。実際、地球の平均気温のグラフ化したものと、桜の開花日をグラフ化したものは、かなり相似性が高く見える。
 今年は1~2月に寒い日が続いた。この冷え込みが桜には必要なのだが、温暖化が進んで冬の冷え込みが弱くなっていくと、桜の花も今より寂しいものとなっていくのかも知れない。

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