EnB 4号 目次
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■EYE
国際間協業を進めよう

■GLOBAL Business
・Burckhardt、タイ企業承継でサービス拡大
・日機装CE&IG、独Cryotec Anlagenbauを買収
・NextChem、Biorenovaとケミカルリサイクルで協業
…JERA~TAQA、グリーンH2/NH3でMOU
…EIB、印水素アライアンスに参加
…Honeywell等、プロセスシミュレータを変革

■REPORT
好調な受注環境も、業績反映は先-第3四半期決算

■TOPICS
洋上風力ラウンド2への懸念

2022年プラント受注は大幅減少-産機工

■Projects News
…INPEX、Abadi LNGでCCSを追加へ
…インドネシアKasuri FLNGが前進
…INPEX、マレーシアPetrosとCCSで協力
…BP、韓国の洋上風力に参加
…クウェート石油等、再エネで入札招聘
…B&W、英廃棄物発電向けに冷却システム受注
…Braskem、クラッカーを電化へ
…Agilent、APIプラント建設へ
…Gron Fuels、再生可能燃料コンプレックス
…Chevron、豪CCSプロジェクトに2,650万ドル
…NextChem等、廃棄物からDME製造へ
…米DOE、地熱開発に資金提供
…ECI Group、中国でEVAライセンス契約
…Topsoe、Exxonの水素施設に技術
…GEグリッド、ネパールで変電所近代化を受注
…GEHのBWRXがエストニアで採用へ
…カナダ・ノバスコシアでグリーンアンモニア
…Linde、BASFから中国の合成ガス設備を受注
…Lotte Ineos、韓国でVAMプラント
…ガボンで70万t/yのLNGプラント建設へ
…TotalEnergies等、台湾で洋上風力
…東ガス、福島沖で浮体式洋上風力を検討
…信越ポリマー、さいたまの新工場棟建設は鹿島に
…東邦チタニウム、若松にニッケル粉工場
…レボインターナショナル、SAF工場用地を取得
…JFEエンジ、横浜市の水処理設備工事を受注
…岐阜羽島衛生施設組合、設計施工管理業務で入札
…神鋼環境、ポートアイランド処理場改築を落札
…久留米市、上津クリーンCを5月に公告へ
…大牟田・荒尾、実施方針を公表
…小松島市、ごみ処理基本構想で公募プロポ

■NEWS Flash
・豊田通商~富士電機、ケニアで地熱発電を受注
・三菱重工、ウズベキスタンからGT受注
・三菱電機、北電むけ系統安定化システムを受注
・JFEエンジ、北ガスから蓄電池システム受注
・三菱商事、RWE、ロッテ等と燃料アンモニアチェーン
・千代田化工、米Visionaizeと協業
・川崎重工、再エネ拡大でフィリピンとMOU
・CO2・水素分離膜世界市場1,080億円に-富士経済
・Primetals、ArcelorMittal ZenicaのBOFを更新
…水ingエンジ、アクアパークみずほで基本協定
…JERA、Aboitiz Powerと脱炭素化で共同検討
…MHIEC、尾張北部ごみ処理施設を受注
…タクマエナジー、地産地消電気事業を開始
…日揮HD、建設現場の安全向上アプリ
…川崎重工、ごみ焼却排ガスからのCO2分離実証へ
…日本製鉄、高炉水素還元実証を決定
…大ガス・重工など、e-メタンのCO2排出を可視化

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■エンジニアリングダイジェスト

■データ・ファイル

■Editorial 詳細へ

EnB 04表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…H3ロケットの打ち上げが出来なかった。これを「中止」と呼ぶべきか「失敗」と呼ぶべきかという、一見どうでもいいような話がネットで盛り上がっている。事後の会見上で、一人の記者がしつこく「失敗かどうか」の言質を取ろうとしていたことへの反感があった。一方で「打ち上がらず」という、中途半端で語呂の悪いタイトルへの違和感などもあり、色々な主張がツイートされており、なかなか興味深い。
 「失敗」と言える根拠はいくつか見受けられる。まず第1に、H3はこれまで何度も打ち上げ予定が延期されてきており、当初の予定から既に2年以上も経過。直前にも天候を考慮して延期された。さらにメインエンジンには点火したのに「正体不明の異常が起きて…意図的ではなく止まっちゃったよということは一般に言う失敗ではないか」と記者に質問されてしまう。不足の事態がそこでは起こっているので「失敗」とう表現は問題ない。
 一方、JAXAの説明によれば、機体システムが何らかの異常を検知して固体燃料ブースターへの着火の信号が送出されなかったという。点火信号が送られなかった原因は調査中だが、より重大な事象を事前に止めたのだから、制御システムが健全に機能したと言える。実際、数十億円のロケット本体と、搭載された衛星は無傷で済んでいるのでそこはちゃんと評価されるべきだ。とはいえ、衛星の運用開始が予定通りに出来ないということは、ペナルティに値する事態である。
 技術開発プロジェクトではトライ&エラーが普通なので、これまでの延期は致し方ない部分もり、その意味では「失敗」ではないかも知れない。ただ原因がすぐに判明できないような不測の事態を招いたことは確かであり、「打ち上げ」が失敗したことは間違いない。
 ただ開発そのものが失敗した訳ではない。3月には再度H3の打ち上げ行われる。今度は綺麗にH3が打ち上がる映像が見られると期待している。

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