EnB 3号 目次
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■EYE
洋上風力への懸念

■GLOBAL Business
・Shaw Group、KP Engineeringを買収
・Siemens Gamesa、四半期で損失10億ドルに
…日機装CE&IG、MENA向けサービスを拡大
…ThyssenkruppとADNOC、水素協定に調印
…Topsoe、廃棄物由来バイオ燃料で提携
…CCS市場、2031年で102億ドルに

■REPORT
プラント建設を変える3Dプリンタ-日揮グローバルの挑戦

■TOPICS
遅れはじめた?LNGプロジェクト

ESG TECH BATTLE 2023が開催へ

CCS事業への動きが活発化

■Projects News
…Technip Energies、リヤド硫黄回収近代化を受注
…Worley、サウジMa'adenの肥料プラント受注
…フィリピンで小規模LNG計画
…Petronas、CCSでExxonMobilと契約締結
…Axens、インドでSAFプロジェクト
…大宇建設、ナイジェリアの製油所修復を受注
…Masdar、アフリカで5GWの再エネ計画を推進
…Eni、コンゴのLNG前処理施設をExproに
…ウガンダ、40億ドル製油所計画でFIDへ
…SonatrachとSasol、シチリアで低炭素水素
…Linde、Equinorから水素PJのFEED業務受注
…EquinorとEngie、ベルギーで水素PJ
…TechnipFMC、Aker BPからEPCI受注
…AkerCC、ロームからCO2回収設備のFSを受注
…Technip Energies、水素・CCSを受注
…Imperial Oil、再生可能ディーゼルでFID
…Diamond Green Diesel、SAF計画でFID
…Linde、米国でグリーン水素拡大へ
…NuScale、米規制委員会の設計認証取得
…Samsung重工、LNG船2隻を受注
…バルチラ、米テキサスの発電設備を受注
…UBE、ガス分離膜モジュール設備増設
…第一三共、国内初のmRNAワクチン工場
…足利市、新クリーンセンタ-で入札公告
…鈴鹿市、クリーンセンタ-整備で実施方針
…神鋼環境、仙台市南蒲生浄化センターを落札
…月島機械、相模川の汚泥処理施設を落札
…日立造船、成田浄化センターを落札

■NEWS Flash
・TOYO~三井物産、チリでグリーンアンモニア実証へ
・日本製紙と住商、木質バイオでケミカル展開
・三菱重工、台湾長春石化向けにH25GT受注
・重工グループ、冷凍冷蔵倉庫をワンストップ受注
・IHI、LNG受入基地をアンモニア転用化
・日揮HD、JGC Digitalを設立、事業開始
・横河電機、インドの廃棄物処理でi3Xと提携
・日立造船など、AIでごみ処理施設を長期運転
・栗田工業と日立、循環型社会で協創
…メタウォーター、英浄水場向けセラミック膜受注
…日立造船、広島市のごみ処理DBOを受注
…三菱造船、アンモニアバンカリング船の概念設計
…月島機械、名古屋の下水汚泥焼却施設で事業契約
…横河電機、重合反応測定のデジタル化でM&A
…タクマ、Supply Labを稼働開始
…日立プラント、社長交代
…日機装、東村山に技術研究所

■Procurement News
・富士電機、オートメ-ション監視制御システム
・横河ソリューション、オートパイロット発売
・アズビル、サファイア隔膜真空計を発売

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■データ・ファイル

■Editorial 詳細へ

EnB 03表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…アフリカン・ポップスを聴くようになって以来、アフリカへの親近感が増してきている。日本人の耳に馴染みやすいメロディーラインと、コラやンビーラなど民族楽器を上手くポップスの楽曲に組み込んだアレンジで構成されており、とても心地良いサウンドとなっている。歌詞は英語のものもあるが、フランス語や現地語など多くの言葉が使われていたりするので、よく分からないのだが語感が面白かったりするので、それはそれで楽しめる。
 そういう音楽を聴いていると、アフリカの人の心情まで伝わってくるような気がしてくるから不思議だ。日本でもありそうな歌などは、「人の感性は日本とアフリカでそう変わらないものだ」ということを気づかせてくれる。
 欧州はアフリカとの距離が近く、アフリカ出身のミュージシャンが欧州でデビューすることもよくある。そのため欧州のポップスがアフリカンポップスの影響を受けて変化してきていることも、数年前から指摘されている。かつて暗黒大陸と呼んでアフリカと断絶していた欧州はいまや、アフリカとの心的距離を大きく縮めてきた。
 そしてアフリカは今、音楽だけでなくエネルギー問題でも注目されだした。アフリカでは再生可能エネルギーが効率的に得られる。これを利用してグリーン水素やアンモニアを生産し、ロシア資源からの代替先を求めている欧州に供給しようという計画が相次いでいる。エネルギーインフラでも欧州とアフリの距離は縮まってきた。
 日本政府は、アフリカ開発会議(TICAD)を3年に1回開催している。日本にとってはまだ、アフリカはインフラ開発対象国という捉え方が強く、文化的交流は比較的少なく、日本とアフリカの心的距離もまだまだ遠い。前回にチュニジアで回されたので、2025年には日本で再びTICADが開催されることになるが、それまでには、もう少し心理的な距離も近づいていて欲しい、と願っている。

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