EnB 21号 目次
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■EYE
核燃サイクルの再考を

■GLOBAL Business
・TechnipとBaker Hughes、中規模LNGを共同開発へ
・ShellとGE、LNG低炭素化で協業
・Lummus、Novolen PPureポリプロピレンを発表
…NET Power、超臨界CO2利用のプラント建設へ

■REPORT
複雑化するプラント業界-2022年9月の決算状況

■TPOICS
上半期プラント輸出、2期連続減-産機工統計

■Projects News
…S-OIL、蔚山で石油石化統合プロジェクト
…Petronas、Abadi LNGへの参加を検討
…Pertaminaなど、インドネシアでグリーン水素
…ExxonMobil、ジャワのCCSを前進
…BP、Cypreガス開発PJでサブシー7と契約
…豪Incitec Pivot、サウジで硝酸アンモニウム
…SLB、オマーンで地熱開発へ
…Maersk、ヨルダンでグリーンメタノール
…Masdar、ヨルダンで再エネ淡水化
…Masdar等、エジプトでグリーン水素
…Doosan Enerbility、エルダバ原発施設を受注
…Engie、豊田通商など、エジプトに風力発電
…AMEA Power、エジプトで水素PJ
…KBR、Shah Deniz圧縮PJでエンジサービス
…LyondellBasell、プロピレン増産を検討
…LyondellBasell、PP技術供与
…オクラホマ州に新規ガス処理プラント計画
…Commonwealth LNG、FERC認可を取得
…Golar LNG、ロングリード品を発注
…Stamicarbon、ペンシルバニアの尿素に技術供与
…JX石油開発、8 Riversと米湾岸で共同事業
…New Fortress Energy、メキシコでFLNG
…Sembcorp、ブラジルのP-82の詳細設計を発注
…KBR、インド肥料設備の性能向上を受注
…旭化成、アルカリ水電解パイロット設備を着工
…荏原環境、高山市のごみ処理施設を落札
…荏原製作所、飯泉ポンプ場更新を受注
…市川市、次期ごみ処理アドバイザーに日建設計
…伊勢広域、入札を公告
…尼崎市、第一工場跡地整備・運営で実施方針
…神鋼環境、下水汚泥燃料化施設を落札
…東紀州環境組合、広域ごみ処理基本計画を作成

■NEWS Flash
・日揮HD、海外案件連続受注
・TOYO、プラント連続受注
・日立製作所、鉄道案件で合計1兆円超の受注
・TGES、タイのLNG受入基地のエンジ業務受注
・日立造船、ロータリーキルン炉を受注
・JBIC、インドネシアの電力・石油分野で協業
…JFEエンジ、コートジボワールで道路改良PJ
…三菱重工、林口火力でアンモニア混焼へ
…日鉄エンジ、Think Platformで協業
…日立造船、モルディブで脱炭素海淡実証
…ササクラ、海水利用のカーボンリサイクル実証
…神鋼環境など、洋上水素チェーン実証へ
…DBJ、小規模水処理スタートアップに出資

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■エンジニアリングダイジェスト

■データファイル

■Editorial 詳細へ

EnB 21表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…パソコンのセキュリティソフトには、いつも頭を悩まされる。有効期限が来る度に、延長するか、他のものに乗り換えるか、いつも考え込む。既に使っているソフトに満足していれば、延長する方が手続きは楽。しかし、どのソフトでもこれで満足、というものはない。
 下手なものを選ぶと、コンピュータウィルスに対して余り有効でなかったり、有効であってもパソコンの動きが鈍くなってしまったり、ということがあった。最近ではパソコンの動きを遅くするようなソフトは無くなったてきたが、むしろセキュリティが強すぎて、他から送られてきたファイルが開けなくて困るということも多い。特にファイルが圧縮されている時に、圧縮ソフトとセキュリティソフトの相性があるのか、場合によっては何度やっても解凍できないこともある。使いやすさと有効性を両立できて、価格も安い「コレ!」というセキュリティソフトがなかなか無いというのが、何時までたっても解決されない悩みなのだ。
 その一方、年々サイバー攻撃は巧妙になり、セキュリティを破って大きな被害を出すようになる。先日も病院がサイバー攻撃を受けた事件があった。身代金を払わなかったため、その後も復旧に時間がかかっているという。こういうインフラのセキュリティは、個人が使うセキュリティソフトとは比べものにならない重要な問題である。どんなに強いセキュリティを敷いていても、各個人の行動で感染してしまう場合があるので、万全というのはなかなかない。
 しかし、インフラ施設向けに量子コンピュータが実用化されると、一般のコンピュータからのサイバー攻撃は殆ど問題が無くなってしまうという。国も量子コンピュータ開発に予算を付けているが、日本の開発は欧米や中国に追いついてないようである。逆に、もしも海外で先に量子コンピュータが開発され、ハッカーがこれを活用し出したら、日本のインフラの安全性は大丈夫なのだろうか?防衛費を大幅増額して大量にミサイルを調達するよりも、量子コンピュータを急いで開発する方が、よほどセキュリティが高まるように思うのである。

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