EnB 19号 目次
詳細 のマークがついているものは記事の内容がご覧になれます。

 

■EYE
「電炉新時代」の予感

■GLOBAL Business
・韓国電力、ACWA Powerとグリーン水素で提携
・GE、陸上風力で20%人員カット
…MHI、印NTPCとGTの水素混焼でMOU
…加OPTとチェコCEZ、SMRでMOU
…Schlumberger、炭素回収高効率化技術開発へ
…中国Mingyang、世界最大のアルカリ電解装置

■INTERVIEW
住化グループの機能会社として展開
経営規模の拡大と安定化を図る
住友ケミカルエンジニアリング 代表取締役社長 三好徳弘氏

■TOPICS
インフレ削減法で進む米国GX

昨年度海外PE成約実績が半減

■Projects News
…BASF、中国湛江にNPGプラント建設へ
…Air Liquide、新規工業ガスプラントを計画
…ChevronとUniper、米湾岸で水素・アンモニア
…Lyondell Basell等、廃プラリサイクルを計画
…ExxonMobil等、ルイジアナで脱炭素へ
…Arcelor Mittal、カナダで脱炭素プロジェクト
…BorealisとVerbund、グリーン水素を計画
…Equinor、英国で蓄電池プロジェクト
…バルチラ、日本にガスエンジン10台を供給
…GE、ブラジルでHクラスガスタービン受注
…Haldor Topsoe、ブラジルでSAF技術契約
…Woodside、オクラホマで水素プロジェクト
…Sembcorp Marine、米国向けにFLNG契約
…Nuberg EPC、クロルアルカリプラントを受注
…Saipem、カタールガスから圧縮施設を受注
…SasolとArcelorMittal、グリーン製鉄で協業
…米Sempla、Iberdrolaと水素・アンモニアで合意
…Bechtel、Port Arthur LNGのEPCで契約を修正
…Siemens Gamesa、台湾から洋上風力タービン受注
…住化の低分子医薬品、日揮有力か
…島牧歌島沖洋上風力発電事業で配慮書
…中央広域組合、新ごみ処理施設・運営事業で公告
…荏原環境、流山市の基幹的設備改良工事受注
…忠岡町、エネルギーセンターで公募プロポ
…久喜市、ごみ処理施設設計施工管理は日建設計
…田原市、ごみ中継施設で公募プロポ
…須恵町外二ヶ町組合、来年3月に公告へ
…MHIPI、石垣市の基幹的改良工事を受注
…大分市、新環境センターで再入札を公告

■NEWS Flash
・神戸製鋼、Midlexの水素DRプラント受注
・IHI、ASEAN初の事業用発電でアンモニア混焼
・日鉄エンジ、豊橋田原ごみ処理施設を受注
・川崎重工、ごみ処理施設工事を連続受注
・TGES、エネルギー供給事業を展開
・IHI、メタネーション装置の販売開始
・TOYO、工程遅延リスク検知支援システムを適用
・JFEエンジ、AI活用のダム最適運用システム
・大ガスなど、合成メタンでのCO2流通を可視化
…三菱重工、南豪州と水素産業で合意
…Primetals、JSWドルビー製鉄所メンテを受注
…川崎重工、台湾向けにガスエンジン
…日立エナジー、米変圧器製造設備を増設
…JFEエンジ、使用済EV電池の再資源化を検討
…J&T環境、札幌の食品リサイクル発電を増強
…日立と産総研、連携研究ラボを設立

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■エンジニアリングダイジェスト

■データ・ファイル

■Editorial 詳細へ

EnB 19表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…外国人観光客の制限が解除されたことで、都内でも多くの外国人観光客が目立つようになった。まだ新型コロナ以前の状態に戻った訳ではないが、世界のオタクの聖地である秋葉原も賑わいが復活したように感じる。
 そうしたこともあってTVのニュース系番組は最近、外国人観光客の爆買いを頻繁に紹介している。あまりに多いので、円安で爆買い、という紹介の仕方にはもう飽き飽き。ここまで多いと逆に「円安のメリットはこれしかないのでは?」と勘ぐってみたくなる。実際のところ、外国人観光客と、彼らを相手にする商店ぐらいしか円安の恩恵はないのかもしれない。
 かつては「円安で輸出企業は価格競争力が上がるため受注が増えて増収増益となる」と言われていたが、最近はシンプルに輸出というだけで考えるのも、あまり適当ではないように思う。例えば自動車メーカーのようなグローバル企業は各地に拠点を作っているため、連結業績にあたえる円安のメリットはかつてよりも相対的に小さくなっているだろう。
 プラント建設プロジェクトでも、第三国調達などが普通になり、プラント輸出というより国際プラント貿易である。しかも現状では、単なる円安ではなく、資源高が同時に進行している。円安ということは日本の購買力が低下していることも意味しているのに加えて、資源高である。単純な加工貿易として考えても、調達価格は上昇するので、販売利益は薄くなってしまう。
 政府が為替介入を行っても、すぐに円安は元通りとなってしまう。日米金利差でドルが買われているというが、ドル以外の通貨に対しても円安となっていることは説明しきれない。
 「円安というよリ日本売りだ」という絶望的な観測も広がってきた。海外に出稼ぎに出る日本人も出てきたという。ため息がでるようなこの状況。アキバも混んでるので、ちょうど見頃のバラを見に行って、気を紛らわせるか。

最新号目次へ

Copyright (C) 2002 ENGINEERING JOURNAL CO,.LTD. All Rights Reserved.