EnB 16号 目次
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■EYE
拭えぬ原子力の不透明感

■INTERVIEW
脱炭素技術を集約して全業種に提供
顧客ニーズ対応と他事業部への技術展開が役割
日立造船常務取締役脱炭素化事業本部長 鎌屋樹二氏

■GLOBAL Business
・住商とLotte化学、水素製造技術を共同開発
・SABICなど3社、e-クラッカー実証で建設開始
・英国政府、サイズウェルCに7億ポンド
…米海運局など、海底エネルギー貯蔵を開発へ

■TOPICS
安全保障と産業育成が重要課題-

會澤高圧、洋上アンモニア製造艦開発へ

GXで需給構造を変革-23年度エネルギー関連概算要求

■Projects News
…Honeywell、マレーシアのコンプレックスを評価
…三井化学、シンガポールのタフマー新設を決定
…Lummus、中国でPDH・PP技術を受注
…印IOCL、ネットゼロに向けて250億ドル投資計画
…印Avaada、グリーンアンモニアを計画
…L&T、IOCLからPanipat 製油所RHCU装置を受注
…INPEX、豪GHGアセスメント鉱区を落札
…McDermott、豪Viva Energyから製油所のFEED
…カタール、Mesaieedにブルーアンモニア
…DEWA、MBRソーラー、2030年に5GWに
…ADNOC、NSPCCと油ガス田拡張で契約
…セネガルGTA計画、50億ドルが必要
…ADNOC、ドイツに初の低炭素アンモニア出荷
…エジプトSCZone、グリーン燃料ハブへ
…Actis、エジプトでグリーン水素開発
…エジプトKarmSolar、太陽光/水施設を拡張へ
…SINOPEC、CCUSを拡大へ
…住友化学、テキサスに半導体用ケミカル工場
…Commonwealth LNG、WoodsideにLNG売買契約
…GE、Hクラス発電設備を受注
…DOE、米発電所のCO2回収のFEEDを支援
…JERA、Uniperとクリーンアンモニアで提携
…ブリジストン、ブラジルのタイヤ生産能力を増強
…PetronasとYPF、アルゼンチンでLNG計画
…カネカ、大阪でアクリルフィルム樹脂を増強
…健康食品のアピ、能力増強で26億円
…西脇多可、ごみ処理で公募プロポ
…兵庫県三田市、日産技術コンサルを選定
…大和郡山市、日産技術コンサルを選定
…松戸市、新焼却施設で環境影響評価
…羽咋郡市 新ごみ処理整備運営を再公告

■NEWS Flash
・日揮グローバル、タイのVCM/PVC増産計画を受注
・MHI/MHIENG、GTCCとCO2回収設備のFEED受注
・住商、仏・ベトナムで洋上風力
・伊藤忠、SasolとグリーンアンモニアでMOU
・グリーン製鉄へ挑戦続く
・山梨でP2G実証へ、サントリーと合意
・横河電機、オルカリア地熱にIoT導入
・日立エナジー、デンマークで「Lumada APM」を運用開始
・IHI、東北大とアンモニアで共創研究所
・三菱重工、シンガポールの水素焚発電所受注
…タクマ、2MWバイオマス発電を受注
…Primetals、ドイツから大型電炉受注
…三菱/三井、豪州のCCSでライセンス取得
…大林組と岩谷産業、空調に液化水素冷熱
…東芝、GFMインバーターを実機で検証
…ブラウンリバース、「INTEGNANCE VR」有償版を提供開始
…アズビル、新実験棟2棟を竣工

■Procurement News
・スウェージロック、超高純度用バルブALD7
・横河電機、渦流量計VYシリーズ発売
・日立エナジー、「Grid-eXpand」を発売

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■Editorial 詳細へ

EnB 16表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…オリンピック関連の賄賂で逮捕者が相次いでいる。正直に言って「さもありなん」という感じである。オリンピックが賄賂体質であることは、ずっと以前から指摘されていた。誰かの金儲けや、政治的目論見にスポーツが利用されているだけ。近代オリンピックはアマチュア精神が重視されていた筈だが、現実には世界トップとなるアスリートはほぼセミプロであり、政治目的で大いに利用されている。
 元ラグビー日本代表の平尾剛神戸親和女子大学教授もこうしたオリンピックへの疑念を示している。「競技者の理想を脇に置きつつ、権力者は『レガシー』作りのため、資本家にとっては商機をつかむための巨大なイベントにオリンピックが成り下がっている」。
 東京五輪は、新型コロナで1年延期された。昨年夏の感染状況から見て、中止となっていてもおかしくはなかった。しかし、オリンピック開催契約にはフォースマジュール条項がなく、開催国側の都合で中止すれば違約金発生の可能性があった。このようなビッグプロジェクトの契約で不可抗力条項がないということ自体、不平等な契約を押しつけられているということである。
 IOCのどなたかが「ぼったくり男爵」と呼ばれていたが、オリンピックの招致にはIOC理事への大場振る舞いが、当然のことと容認されている。「そうしないと招致できない」という意見があるが、これは贈賄である。だからフランス警察も取り調べている。スポーツジャーナリスト達が、賄賂での逮捕者が出たことで「残念」とコメントしていたが、実に白々しい。彼らこそ、オリンピックは賄賂体質であることを最初から解っていた筈だ。。
 「IOCは解体すべきだと思います。IOC貴族と言われるIOC幹部は、1泊300万円のスイートルームに4万円で宿泊し、残りは全部JOCが支払っている。IOCの理事会は、地中海のヨットの上で大富豪が集まって行われるそうですから、一般市民の感覚が理解できるわけはないですよね。そうした組織を浄化することはまず不可能でしょう。」(平尾氏)。全く同感である。

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