EnB 08号 目次
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■EYE
地産資源は最強

■REPORT
激変の世界プラント市場

CFIHOS、今年度ロードマップを策定-5つのテーマでしきり直し

■GLOBAL Business
・エジプトでグリーン水素計画相次ぐ
…Baker Hughes、Mosaic買収でDAC技術開発
…McDermott、英水素・CCUSハブ計画に参加
…BraskemとLummus、グリーンエチレンで協業
…BASFとthyssenkrupp Uhde、STAR技術を改善

■TOPICS
燃料アンモニアへ日の丸連合-日揮HDと東洋エンジ

動き出すか?CCS事業

NEDO、IGFCの実証試験を開始

■Projects News
…ベトナムDung Quat製油所を改良へ
…欧三菱パワー、独製糖工場で燃料転換PJ
…Black&Veatch、ユタ州の水素ハブを受注
…B&V、ベトナムの水素アンモニアでMOU
…Cameron LNG拡張で合意
…モザンビーク、1,500MW水力発電でPQ実施
…DOE、5億cf/dのガス輸出枠を拡大
…HaldorTopsoe、再生可能燃料で技術供与
…Eni、コンゴとLNG契約へ
…KBR、豪州で肥料アンモニア技術契約
…ルイジアナFLNG、深海港ライセンス提出
…Worley、アフリカのガスパイプラインでFEED
…大宇ガス、パキスタンLNG基地を中国に発注
…カタール、さらなるLNG増設を検討
…QatarEnergy、NFE拡張でTR~Wisonに発注
…米国で中断中のLNG計画が復活の兆し
…SWPC、送水PPPでPQ実施
…Shell、Geismarでαオレフィン設備を計画
…Ta'zizとReliance、EDC&PVCを建設・運営へ
…Tecnimont、米で2プロジェクト受注
…Woodfibre LNG、先行作業を開始
…ENEOSとTotal、根岸でSAFの実現可能性調査
…千葉市、汚泥浄化センターDBOを公告
…彦根愛知犬上広域組合、ごみ処理発注支援で公募
…湖北広域、ごみ処理施設整備運営事業で公募
…東大阪、第六工場建設工事を公告
…大阪・鶴見工場建替・運転で入札公告
…中播北部、ごみ処理施設基本計画案を公表
…県央県南広域環境組合、川重グループを選定
…高松市、ごみ処理基本計画策定業務で公募プロポ
…岐阜羽島、DBOごみ処理施設で入札公告

■NEWS Flash
・日鉄エンジ、ひびき灘洋上風力基礎で優先権
・日揮HD、インドネシアで脱炭素とバイオメタン
・TOYO、バイオマス発電を連続受注
・MHIENG、イタリアにCO2回収技術を供与
・タクマ、三光向け産廃処理プラント受注
・日立プラントと長瀬産業、次世代バイオ技術開発へ
・三菱重工、タイのGTCC発電3号機を運転開始
・積水化学とLanzaTech、ごみからエタノール
・IHI、環境価値流通プラットフォーム実現へ
…日揮HDとINPEX、タイのCCSでPTTEPとMOU
…TOYO、エチレン向けDX-PLANTを丸善石化に提供
…IHIグループ初の商業衛星打ち上げを受注
…東芝インフラ、インドでオゾン処理装置受注
…エアバスと川重、水素利用で協力
…HZI、スイスごみ焼却所に水素製造施設
…三菱重工、マカオLRT延伸を受注

■Procurement News
・横河電機、「SMARTDAC+」向けAI予兆検知ツール
・三菱重工、プラント巡回点検防爆ロボット発売
・日立エナジー、洋上風力向け製品群「OceaniQ」

■FORUM
特別集中連載 ユガナンダンの外国籍派遣社員活用講座(第3回)

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■データ・ファイル

■Editorial 詳細へ

EnB 08表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…先日、ツィッターの一つの投稿が目に留まった。「日本製のPCが大人気だった。みんな欲しがった。ある時期からぱたっと見なくなった。他の製品も一緒に消えた。日本車はまだ走っている。水が出るトイレのことをまだ聞かれる。日本に観光に行きたい人は結構いる。しかし他の賛辞をあまり聞かなくなった。いよいよ大変な時代に入ったと気が重くなった…」。
 日本の産業の凋落ぶりがありありと目に浮かぶ。しかも、このツィートには2万5,000もの「いいね」がついている。ツィート主だけでなく、日本の凋落ぶりを憂う人がそれだけ多いということだ。
 そう言えば以前、いわゆる「ニッポンすごい」系番組の一つで、日本発の技術として取り上げられていたのは洗浄便座ばかりだった。ノートパソコンは東芝のダイナブックが世界初の製品だったが、東芝はダイナブックを手放した。ソニーもかつて人気だった「VAIO」を分離。日本製ではほかに富士通やNECが頑張ってはいるが、アップルやHP、レノバなどが優勢だ。
 パソコンだけでなく、今や生活必需品であるスマートフォンでも日本勢の勢いはない。日本で約半分のシェアを持つiPhone、韓国のギャラクシー、そして中国製の安くて高性能な製品が幅を利かせている。日本製ではソニーとシャープがなんとか踏ん張っている程度だ。
 「忙しいときは忙しいから人材育成できない。不景気の時は予算がないから人材育成できない。足りない足りない工夫がたりないとか言っておきながら、おまえらが一番足りないんだわっ!」という投稿も。
 一方、フィンランドでは18歳まで義務教育を延長したという。「これまでも大学院まで授業料は無料」「今後は18歳まで教科書や備品、学食の費用が全て無料」「狙いはさらなる教育の平等、そして国民総高スキル人材」の実現だ。社会からの脱落や孤立化を防ぎ、労働市場でも「誰一人取り残さない」を目指す。同じ地上にこういう国が。…なんだか悲しくなってきた。

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