EnB 07号 目次
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■EYE
どちらが賢い投資か

■REPORT
横河電機、世界初のプラント自律運転に成功

■REPORT
JFEエンジとドコモ、実プラントでの5G検証施設

■TOPICS
SMR導入の動きが加速

■GLOBAL Business
・KBRとExxonMobil、次世代PDH技術で協業
・Clariant、豪アンモニアPJ向けにAmoMax-Casale触媒
…ブルックハルト、水素試験施設に着工
…Pertaminaと三井物産、CCUSで調査
…ADNOC、JERA等、液化水素輸送でパートナー
…SempraとKOGAS、水素・LNGで協力

■Projects News
…MCO‐I、Chevronからプロピレン用圧縮機受注
…三菱重工、バーレーンAlbaのCO2回収でFS受託
…Sempra、米Cameron LNG2でパートナーと合意
…New Fortress Energy、LNGプラントを推進
…ExxonMobil、極東LNGを中断
…Al-Dhafra廃棄物発電、RFPは5月以後か
…オマーンOPWP、Barka WTEで技術コンサルを公募
…Shuweihat S4 IWPは7月に入札へ
…Aqaba-Amman淡水化でRFP
…Acwa Power、Neom水素PJでEPC受注
…Aramco、中国の石油・石化計画でFID
…Chart、Plaquemines LNG向け機器を受注
…独LNGターミナル3件が加速
…ケニア、原子力発電開発で2サイトを選定
…McDermott、球体水素タンクを受注
…メキシコ政府、3カ所でLNG施設を計画
…KBR、オレフィンプラント向けエンジ業務受注
…Saipem、モザンビークCoral Sul FLNGの保守契約
…テキサスのLNGで延長申請
…Sonatrach、リン酸塩PJで中国と合弁
…アブダビKizadのグリーン水素でスタディ完了
…米Driftwood LNGが着工
…Worley、オマーンのグリーン水素でスタディ業務
…住友化学、大分に低分子医薬品プラント
…前田建設など、大洲バイオマス発電を実施へ
…三木市、ごみ処理施設基本計画を策定
…湖北広域、廃棄物処理でPFI特定事業選定
…小山広域、エネルギー回収推進施設で入札公告
…茅ヶ崎市、粗大ごみ処理で入札公告
…岐阜羽島衛生施設組合、次期ごみ処理で入札公告
…水ingエンジ、小田原市の浄水場DBOを落札
…日立造船、御坊汚泥再生処理センターを落札

■NEWS Flash
・日揮HD、LNG案件を連続受注
・IHI、豪州の水素実証PJデモプラント受注
・神鋼環境、ごみ処理施設案件連続受注
・MHIENG、セメント工場でCO2回収実証試験
・東芝エネルギー、水素利用事業を展開
・22年度産機受注は5.7%増に-産機工見通し
…双日、ウズベキスタン・シルダリヤ2で事業権
…三菱重工、ウズベキスタンGTを受注
…日揮、KHネオケムからプラント受注
…東芝エネ、福島県から陸上風力向け風車受注
…北陸電力、仙台港バイオマス発電に出資
…千代化等、医薬原薬・中間地受託製造事業を開始
…住重と日鉄エンジ、環境子会社の統合を完了
…高砂熱学、石狩市でマイクログリッド事業を開始

■Procurement News
・圧力容器溶接部の測定も可能な超音波探傷器
・重工サーマル、ターボ冷凍機新シリーズ
・三菱電機、3Dシミュレータ「MELSOFT Gemini」

■特別集中連載
ユガナンダンの外国籍派遣社員活用講座(第2回)

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■Editorial 詳細へ

EnB 07表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…「富士吉田水素発電所」が4月6日に運転を開始した。Hydrogen Technologyという会社が開発した水素生成技術を使ったもので、同社と再エネ大手のイーレックスが共同で実証型発電所を建設した。発電出力は320kW(水素量270Nm3/h)。実証運転では連続性の確認とコスト低減を目的としており、次のステップとして、水素量1,500Nm3/hの大型装置の建設検討を進めていくとしている。
 この実証設備の成果は、色々な意味で注目を集めることになりそうだ。実は昨年暮れに初めてHydrogen Technologyの水素生成技術の話を聞いたのだが、その時には、正直、信じることができなかった。その技術というのが「水と天然鉱石との反応だけで、天然鉱石から水素を取り出す」というものであるからだ。しかも外部からの熱や電気をほとんど使用しない、という。それで78㎡の必要面積で300m3/hの水素をCO2フリーで生成できるとしているのだから、眉唾ものと思われても仕方がない。
 だが、この話を教えてくれた某教授も半信半疑ながら期待を寄せている様だった。また経済産業省なども試験設備を見に行ったらしい。イーレックスが実証試験に参加しているということから見ても、あながちデタラメではないのかも知れない。しかし如何せん、その原理が全く解らない。今回の発表で、天然鉱石が火成岩であることが解ったが、それでも良く解らないのである。
 日本ではこれまでも、まやかしと思われる技術が大々的に取り上げられたことがある。昔、廃プラスチックを「ワン、ツー、スリー」で軽油にするというものがTVで紹介されたことがある。当然プラントメーカーは信じなかったが、まじめに検討した自治体もあったと聞く。
 今回は本当なのかも知れないが、やはり原理やメカニズムが明らかにされないと、実用化には繋がらないだろう。

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