EnB 02号 目次
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■EYE
いつか来た道を辿らぬように

■INTERVIEW
ごみ処理市場拡大で積極的に受注確保
DX、水処理強化で拡大図る
JFEエンジニアリング環境本部長 関口 真澄氏

■GLOBAL Business
・GE vs Siemensの係争が継続
・Thyssenkrupp、電解事業でIPO検討
…McDermott、豪CSIROとCO2回収で協業
…イデオルとJERA、浮体式洋上風力で投資契約
…TechnipFMC、TechnipEnegies株を売却

■TOPICS
LNGプロジェクト活発化

原子力は調整用電源となるか

燃料アンモニアチェーン構築へ

■Projects News
…Fertiglobe、UAEでグリーン水素
…Total、Masderの水素・SAF計画に参画
…EWEC、Mirfa 2 IWP入札は3月末
…Kaharamaa、Facility E IWPPでエバ中
…McDermott、カタールNFEでEPCI受注
…サウジPIF、韓国企業とグリーン水素開発でMOU
…サウジSWPC、Al-Ahsa独立貯水池事業でRFQ
…SWPC、送水管事業で32社からEOI
…サウジアラビア原発のFA入札で3社が応札
…JAPEX、ベトナムのLNG受入基地計画に参加
…Petronas、サバ州でガスマスタープラン開始
…米GCGVの石化コンプレックスが完成
…丸紅、スコットランドの洋上風力で権益取得
…McDermott、生物系界面活性剤設備を受注
…フィリピンでLNG/水素発電所計画
…Iberdrola、フィリピンで洋上風力
…MasdarとEDF、インドネシアで太陽光発電
…thyssenkruppUhde、タイでオレオプラント受注
…印Riliance、100GWの再エネを計画
…McDermott、西豪州のFPUでEPCIC受注
…Lummus、LukoilにMTBE技術サービス
…韓DLE&C、Ust-Luga向け化学プラント受注
…米Rio Grande LNGのFIDが延期
…Woodside、オクラホマの水素PJでFEED開始
…デンカ、PS樹脂化学リサイクルプラント建設
…神鋼環境、福井市のごみ処理DBOを落札
…湖北広域、4月に公募プロポ公告へ
…東大阪、新ごみ処理施設に2027年度着工へ
…茅ヶ崎市、粗大ごみ処理施設DBOで実施方針
…松塩広域組合、新ごみ処理施設でPFI可能性調査
…岐阜羽島衛生施設組合、実施方針公表
…東紀州環境施設組合、71t/d規模で民活検討へ

■NEWS Flash
・TOYO、タイSCGと混合廃プラ油化の共同検討
・タクマ、台湾でごみ焼却炉受注
・栗田工業、超純水用機能材で海外展開
・日造子会社、豪州で水処理設備受注
・日鉄エンジ、HiPEA EcoFULサービス開始
・アズビル、クラウド型バルブ診断サービスで初実績
…共英製鋼、海外で設備投資
…日立造船、ストーカ炉で下水汚泥燃焼
…川崎重工、ごみ処理施設工事連続受注
…川崎重工、世界最大級ブロアを国内初納入
…東ガス、横浜でメタネーション実証
…双日、豪州でグリーン水素実証へ
…東北電力、ランタウ・デダップ地熱発電所を運開

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■エンジニアリングダイジェスト

■データ・ファイル

■Editorial 詳細へ

EnB 01表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…新型コロナによる死者数が1万8,425人を超えた。東日本大震災の死者・行方不明者数を超えたということである。新型コロナが戦後日本で最大の災害となったわけだ。
 死者数だけではない。経済損失も大きいものとなっている。オミクロン株の流行で飲食業や旅行業などが再び大きな打撃を受けつつある。そういえば近所でもいくつかの店が閉店し、新しい店になったり、そのまま空き店舗となっていたりする。
 医療も再び混乱してきた。PCR検査センターだけでなく、発熱外来にすら列ができるという前代未聞のことが起こってきた。爆発的な感染拡大で、医療の対応があっさりと限界に達してきた。基礎疾患のない若者には、医療機関に行かずに自宅待機をお願いするという話まで出てきた。日本の医療体制の脆弱性が露見している。ワクチンのブースター接種もまだこれからであり、先進国としては遅い方となった。
 新型コロナの国内での感染拡大から、もう2年近くが経っているのに、感染が蔓延してから、泥縄のような対策に終始しているのはどういう訳なのか。オミクロン株についても「しっかりとした水際対策」といいつつ、在沖米軍からの国内感染の拡大は無対策だった。検査体制も以前からは拡大しているものの、やはり間に合っていない。さらに感染者の隔離施設は全く足りず、ほとんどの人が自宅での自主隔離に任せている。その人たちには管理の目も、支援もとどかない。
 この国の政府はどうも「安全バイアス」に支配されているようだ。経済を回すことはすぐにお金を出せるが、国民生活を守ることは、なかなか動かない。それが結果的に、経済面でも大きな損失を生み出してしまっているように見える。

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