○…「オミクロン株」が国内でも確認された。感染力が強いというので、第6波への心配が高まっている。今のところ日本は落ち着いた状態なので、あまり強い警告は出されていないが、気を抜くことはできない。
ところで「オミクロン」の語感がどうにも違和感がある。「尾身さんのクローン」という例えもされて、覚えてはいるのだが、スっと言葉にしにくい。色々な言葉と混ざってしまうことが多いので困る。ミクロンの丁寧語とか、オムロンとか、お肉のロンダリングとか、語感であっちこっちにイメージが飛んで行ってしまう。ラブクラフトの小説に出てくるネクロノミコンと混ざってしまうということもある。ウィルスがクトゥルフ神話につながってしまうのは、さすがにちょっと怖い。
語感に慣れないといえば、今年はやったお菓子「マリトッツオ」(パックマンみたいな奴)もそうだ。折しも映画「マトリックス」の新作も話題となっているので、言葉として、とてもややこしい。
世の中には新しい言葉がどんどん出てきて、なかなか追いつけない。仕事に関連するものであれば、ネットで検索してでも調べて、理解しようとするが、そうでもなければ、知らないまま過ごしてしまう。どうせいずれ廃れるのだから覚えなくてもいいや、という気持もある。
今年の流行語大賞を見ていると、オリンピックと大谷翔平選手の活躍でスポーツ関連が多くなっている。大谷選手関連はともかく、オリンピック関連の言葉は北京で新しい言葉が生み出され、今年の流行語も、すぐに忘れられていることだろう。
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