EnB 17号 目次
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■EYE
ガスタービンは期待に応えるか

■Interview
現場の「暗黙知」を、デジタル・トランスフォーメーション
ノウハウを数学の力でシステムに
Arent代表取締役社長 鴨林 広軌 氏

■GLOBAL Business
・オレフィン製造の脱炭素化技術が進展
 TechnipとSiemens、オレフィン製造で脱炭素化
 HoneywellとWood、SAF技術を開発
…Primetalsとthyssenkrupp、高炉技術で提携
…ClariantとLinde、エチレン製造で新触媒

■TOPICS
体系的プロジェクトプライシングを-サイモン・クチャー

大規模アンモニア、新フェーズへ

GE、日本の脱炭素で提言

■Projects News
…日立ABBなど、エジプト~サウジ送電を受注
…カタールFacility E IWPP、11月に締切延期
…クウェートNorth Shuaiba民営化、TA入札延期
…サウジSWCC、IWTPで関心表明を要求
…Aramco/エアプロ等、Jazan IGCC運営でJV
…DEWA、エネルギー貯蔵プロジェクトを運転開始
…豪州、CCUSに1.8億ドル支援
…Dow、カナダでCO2ゼロエチレンを計画
…NextChem、グリーンアンモニアでFS
…BP、Cherry Point製油所で約2.7億ドル投資
…Petoronas、サラワクでCCSプロジェクト
…印BPCL、5年で130億ドル超を投資へ
…ベトナムの23億ドルLNG発電計画を承認
…PVパワー、Nhon Trach3~4で資金調達
…McDermot、印CPCLから製油所コンサル業務
…三菱ガス化学、オランダでMXDA製造へ
…JFEエンジ、南陽工場更新工事を落札
…能代山本広域の新ごみ処理、日立造船が落札
…大栄環境、熊本でごみ処理施設を運営へ
…三田市、ごみ処理基本設計を日産技術を選定
…上田広域連合、環境影響評価で八千代エンジ
…西尾市、廃棄津物処理基本計画で八千代エンジ
…敦賀市、新清掃センターDBO入札公告
…鯖江広域、新ごみ処理施設を特定事業に選定
…福岡市、西部工場建替で環境評価へ
…長崎市、新東工場整備運営事業で実施方針
…長崎県南広域、ごみ処理施設で入札公告
…石垣市、クリーンセンター改良で八千代エンジ
…住友化学、大分に核酸医薬原薬プラント
…東電RP、秋田の洋上風力で環境配慮書
…大林組、新潟の洋上風力で環境配慮書

■Projects News
・千代田、シンガポールで水素チェーン
・日揮、スマート保全でINTEGNANCE VRの提供開始へ
・シーメンス、バイオマス発電にST供給
・日立製作、シオノギとIT業務で基本合意
・神鋼環境、相生市美化センターで公民連携
・IAE、「図解でわかるカーボンニュートラル」発刊
…メタウォーター、中国でオゾン発生システム受注
…Primetals、南ア向け高炉ステーブ受注
…三菱重工、三菱パワー事業統合で新体制
…東芝エネルギー、プラント監視ソフト事業を買収
…水ing、蒸気乾燥システムが技術認定
…JFEエンジ、バッテリー交換式EVトラック開発へ
…JFEエンジ、妙高グリーンエナジーを設立
…MODEC等、デジタルソリューション会社を設立

■PROCUEMENT NEWS
・富士電機、PLC活用の異常診断ソリューション
・日立産機、脱炭素に貢献する高効率変圧器
・東芝、常温常圧で濃縮率を2.4倍に

■FORUM
特別集中連載
ユガナンダンの外国籍エンジニア活用講座(第4回)

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■Editorial 詳細へ

EnB 18表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…学生の時には、周囲に障害者が多かった。それまで一切関わって来なかったので、最初は戸惑いもあったが、すぐに慣れるものである。話をしたい気持ちは、相手の障害の有無には関係なかった。主に親しかったのは、半身不随で車椅子を使っている人たちであった。大学には階段も多いのに、当時はエスカレーターもスロープも殆どなかった。そのため、彼らと移動する際には、3~4人で車椅子を持ち上げて階段を昇り降りしなければならない。それにはちょっとしたコツがあって、片手で車いすの前輪近くのバーを持たねばならない。特に階段を降りる際にはそれをしないと、彼らが自身で体を支えられないので、とても危ない状態になる。それでも、まだ若かったこともあって車椅子を運ぶのは苦痛ではなかった。むしろ、手伝えることで色々と学べること、感じることも多かった。
 当時、大学側が全校スロープ化を計画していたのだが、それに反対したのが当事者である障害者だった。理由は「車いすの上げ下げを手伝って貰うのは、数少ない健常者とのコミュニケーションの場だ」というもの。それを聞いた僕ら健常者側も異論はなかった。そういうことで全校スロープ化は、僕らが在籍していた時だけでなく、その後もかなりの期間、実現することはなかった。
 バリアフリーという言葉の意味はなかなか深いものがある。自分が体感したバリアフリーは、彼らとともに過ごすということだったように思う。一方社会では、インフラストラクチャーとしてバリアフリーを実現しようとしている。それ自体を非難するつもりはないし、むしろ進めていくべきであるのは間違いない。
 最近ではいろいろな場所にエレベーターもある。階段の上で、車椅子を運んでくれる人を待つ障害者の姿も殆ど見なくなり利便性は高まった。ただその一方、駅で車椅子を運ぶのは“駅員の役割”となり、一般の乗客は自分には無関係のことと認識するようになった。バリアフリーは進んだ、と言えるのだろうか?

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