EnB 9号 目次
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■EYE
「インフラ輸出」からの脱皮を

■REPORT
原子力発電、世界市場は継続するか

■GLOBAL Business
・Black&Veatch、太陽光発電で戦略提携
・KBR、カザフにエンジニアリング会社設立
…エアプロとTopsoeがアライアンス協定
…GH2エナジー、世界最大のグリーン水素PJ
…斗山インフラ、スマート建設を海外展開

■TOPICS
苫小牧CCS実証で総括-コストは7000円台に

METI、海外インフラで戦略まとむ

■Projects News
…サウジ独立下水処理で丸紅などPQ通過
…EWEC、Dhafra太陽光発電で6月にPPAへ
…CNOOCとShell、恵州で150万t/yエチレンを追加
…Petrofac、Dalmaガス開発のEPC受注
…Fluor、AGICからPDH/PPのPMC受注
…エアプロ、インドネシアに石炭-メタノール設備
…CNOOC、大亜湾石化拡張でAxens技術導入
…Borealis、カザフのエチレンPCを中止
…アブダビの廃棄物発電でコンサルが提案へ
…Hassyan造水PJ、能力拡大し再提案へ
…ENIPPI〜Petrojet、エジプトWDGCを受注
…Gazprom、Ust-Luga LNGでプロファイ構築へ
…JXTGエネルギー、サウジでENB検討
…KBR、JX石油開発からCCSのFSを受注
…LyondellBasell、ベトナムのPPに技術供与
…現代エレクトリック、サウジで変電設備受注
…LS電線、米海底ケーブル交換を受注
…NextDecad、Rio Grande LNGのFIDを延期
…Pointe LNG、財務アドバイザー任命
…Tecnimont、エジプトのアンモニア工場を受注
…米FERC、アラスカLNGを認可
…京セラ等、長崎県宇久島で太陽光発電
…日立造船、佐賀県東部のごみ処理施設受注
…枚方市、東部工場を延命化
…尼崎市、新ごみ処理基本設計でパシコン選定
…兵庫県三次市、基本構想で公募
…栗東市、ごみ処理基本計画策定業務で入札
…枚方京田辺環境施設組合、環境評価書公表
…彦根愛知犬上広域行政組合、環境配慮書を公表
…さくら広域環境衛生組合、入札公告

■NEWS Flash
・千代田化工等、ボニーLNGを正式受注
・MHPS、2020年1QもGTシェア第1位
・東芝エネルギー等、中尾地熱建設を決定
・日本エヌ・ユー・エス、インドネシアCCSでJCM
・日立製作所、イタリアで新型車両で包括契約
・佐藤工業等3社、建設現場で再エネ活用
…川崎重工、ごみ処理施設正式受注
…RAIZNEXT、野呂隆氏が会長に
…伊藤忠、米火力発電運転開始
…住商、ベルギーの洋上風力完成
…水ing、「SWN」がASPICから認定
…日立造船、米子陸上養殖センターを完成
…鹿島、建物でデジタルツインを実現
…三井住友建設、三井E&S鉄構エンジを取得へ

■PROCUEMENT NEWS
・横河、医薬品工場向け製造管理パッケージ
・五洋建設、地盤情報を見える化
・NECソリューション、工事写真管理を販売開始

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■エンジニアリングダイジェスト

■データ・ファイル

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EnB9表紙

 

EDITORAL

 

●編集後記

○…自宅からほど近い不忍池に時々、散歩をしに行く。冬場はオナガガモやマガモ、キンクロハジロ、オオバン、カモメ、ユリカモメと多くの種類の水鳥がやってくるので賑やかなのだが、春も終わりに近づくと、渡り鳥は皆、北に帰ってしまうので、今はカモメやユリカモメが少し残っている程度だ。
 不忍池は冬の間に、伸びきって枯れたハスの葉を伐採して、見晴らしが良くなる。そのためコサギやダイサギが餌を探して歩き回る姿が良く見えるようになる。
 そのハスの葉は今や伸び盛りで、まだ鮮やかな黄緑色の芽や葉が、再び水面を覆い隠そうとしてきている。もう少し経てば、すっかり緑の濃くなったハスの葉が生い茂って、水面は見えなくなり、葉の軸あたりに溜まった雨粒がキラキラ光るようになっていくだろう。
 その日、まだ完全にはハスの葉に覆われていない水面を、カモのような鳥が泳いでいるのを見た。渡りそびれたカモかと思っていたが、雛を3羽、4羽と引き連れている。渡りが遅れているのではなく、今まさに子育て中のご様子だ。水に潜っては小魚を捉え、雛に与えて、また小魚を捉えに行く。
 興味を覚えて見ていて、漸く気付いた。なんとそれはカイツブリだった。海や大きい池で見た事はあるが、不忍池ではこれまで見たこともなかった。あまり人に近づかない鳥なので、常日頃、人の往来の多い不忍池で、カイツブリが子育てしていようとは思いもよらなかった。
 今年、3月から5月にかけて、都内は例年になく人が少なかった。上野あたりも動物園も閉園していたため、普段に比べて来街者は大きく減っていた。もしかしたらそれでカイツブリも安心して、不忍池を子育ての場所に選んだのかもしれない。
 これから人が増えて来ても、ここで無事に巣立って貰いたい。

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