EnB 2号 目次
詳細 のマークがついているものは記事の内容がご覧になれます。

 

■EYE
未来のEPC企業へのコラボ

■REPORT
グラスルーツ製油所はもう出来ない!?

工事力研究所D
DHF、高周波ベンディングでリスク低減に貢献

■GLOBAL Business
・WEC、ロールスロイスの原子力事業を取得
・Saipem、カナダのCO2回収技術を取得
・Wood、産業サービス事業売却
…アブダビ、TAQAとADPowerが統合へ
…Haneywell、SRX技術を低温ガス処理に適用
…シェブロン、CO2回収で可能性調査

■TOPICS
エネマネ市場、2030年に6,000億円超に-富士経済

省エネ大賞でJFEエンジ等が受賞

■Projects News
…パプアLNG、ガス田開発協議中止も前進か?
…フジャイラIPP3で丸紅など優先権
…UAEフジャイラで原油貯蔵拡張計画
…Aramco、Marjan ISPPで入札へ
…Fluor、印BPCLからKochiのFEED受注
…Dow、カナダでエチレン増強計画
…パキスタンのLNGターミナルを拡張へ
…GE、コートジボワールでGT受注
…インドの石油ガス分野で投資拡大
…印IOC、Baruni拡張を承認
…KBR、GhashaプロジェクトのPMCに
…NY市で10億ドルの新規鉄道のFS実施へ
…三星エンジ、AramcoのHUGRSを受注
…日立パワーソリューションズ、風力発電受注
…東金市外三市町村組合、20年度にもPFI調査へ
…彦根愛知犬上広域組合、パシコンを選定
…長崎市、新東工場の環境影響評価実施へ
…函館市、日乃出工場焼却炉更新
…甲賀広域行政組合、基幹的改良工事
…南薩地区衛生組合、実施方針公表

■NEWS Flash
・丸紅、タイ・マエモ火力を最適化へ
・古河電工、インドネシアでケーブル受注
・MODEC、EquinorからFPSO受注
・タクマ、鹿児島県向けバイマオマス発電受注
・丸紅、初の商用の洋上風力で融資契約
・オリックス、米プラント補修サービス会社を買収
・千代田化工、2020年度組織・執行体制を発表
・MHPS、インドネシアITBと共同研究
・木村化工機、汎用HP式蒸留装置
…千代田、通期利益を上方修正
…MHPSとNTK、FCセルスタックで合弁会社
…加地テック、中国の水素視察団を受入れ
…メタウォーター、京都の水処理施設運転管理受託
…水ingエンジ、金沢で消化ガス発電事業
…横河電機、特別損失計上
…MODEC、特別損失計上
…日立造船、営業外費用と特損計上
…MODECなど4社、FPSO傭船事業を推進

■海外・国内主要プロジェクトの動向

最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■データ・ファイル

■Editorial 詳細へ

EnB 3号 表紙

 

EDITORAL

●編集後記

○…エンジニアリング会社が電力販売事業を手掛けることは、以前から事例がある。特にごみ焼却炉に発電設備が付けられる事が普通となってからは、その余剰電力の販売をサポートすることをスタート地点とし、再生可能エネルギーなどを含めて、電力小売り事業を拡大しているJFEエンジニアリングのアーバンエナジーような展開がある。これはアグリゲート系のビジネスといえる。
 その一方、オンサイトエネルギー供給が原点となっている部分もある。顧客のエネルギー施設の構築だけの売り切りビジネスから、顧客との契約はエネルギー供給契約で、設備はエンジニアリング会社側が現地に建設して一定期間供給を行うというもの。エネルギーサービスプロバイダー(ESP)系のビジネスであり、多くの企業が手掛けている。通常は国内外の工場に必要な電力と蒸気を供給するものだが、下水汚泥処理と発電を組み合わせて事業契約を交わす、月島機械のような特徴あるビジネスもある。都市再開発などでのコージェネレーションシステムもESP系のビジネスだが、これは工場と違って熱と電力のデマンドの変化が大きい。そのコントロールは工場相手よりもはるかに細かい調整が必要となる。それが最近では殆ど自動で予測、制御できるようになってきている。しかも都市部であるためエネルギー施設に与えられるスペースはごく限られていて、EPCとしてもきわめてきめ細かい対応が必要だ。規模は小さいが、その細かさには感服してしまう。
 最近、電力事業を展開したいというエンジニアリング会社も増えてきている。工事リスクが大きくなっているなかで安定収益が見込め、EPCでの経験もある電力分野は魅力的に見えるというのはわかる。ただ現実的には国内の新電力はあまり業績は良くない。制度もどんどん変わっていくので、将来展望も捉えにくい。一部では電力小売事業を見直す動きも出ている。
 おそらく、電力小売がエンジニアリング会社にとって収益源となるには、きめ細かい事業設計とプレミアムな電力メニューの構築が必要となるのではないだろうか。

最新号目次へ

Copyright (C) 2002 ENGINEERING JOURNAL CO,.LTD. All Rights Reserved.