EnB 7号 目次
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■EYE
「二酸化炭素経済」を目指せ

■REPORT
洋上風力、国内巨大PJ市場へ
Oil&Gasのノウハウが活きる新領域

■GLOBAL Business
・LNG投資、更なる拡大へ
・McDermott、サウジに製造拠点
…加BC州、LNG開発促進で税額控除
…ADNOCとOMV、Borealisが下流部門でMOU
…アブダビとウズベキスタンがエネルギー協定
…Aramco、SABICの株70%取得

■TOPICS
3,328万kWの電源増設計画-OCCTO、2019年度供給計画

環境省、低炭素化で新アクション

METI、ドローン保安でガイドライン

■Projects News
…QP、LNG増強で4月にもEPC入札へ
…ExxonMobil、シンガポールの拡大でFID
…Gazprom、Ust-Luga LNG複合施設を推進
…KBR、AramcoにSDA技術をライセンス
…Tecnimont、Port Harcourt製油所改修を受注
…WorleyParsons、Borouge4を受注
…Aker、西豪州でサブシー受注
…印CPCL、Cauvery Basin製油所でLummus技術
…Fluor、中国でADNプラントのpreFEEDを受注
…米FPL、世界最大の太陽電池システム建設へ
…Irkutsk Polymer、UnivationのPE技術を採用
…Keystone XLパイプライン、実現へ
…MethanexのGeismar3、単独での推進に警告
…NextDecade、ShellとLNG供給契約
…パキスタンPRC、製油所拡張へ
…PNG-LNG、中期LNG供給で新規契約
…Topsoe、ロシアのアンモニア設備に技術供与
…Siemens、ブラジルでGTCC受注
…John Wood、中国のエチレン拡張計画を受注
…タンザニアでLNG検討へ
…Thyssen Krupp、エジプトで肥料プラント

■NEWS Flash
・MHPS、次世代GTCCを2020年に実証へ
・MHPS、海外で相次ぎガスタービン受注
・日立造船、中国のごみ焼却物発電を連続受注
・千代田、工事強化でデジタル技術
・川重〜東芝エネルギー、蒸気タービンで協業
・ジャカルタ都市高速鉄道南北線が運転開始
…MHPS、中国にH-25形GTをライセンス
…TOYO、イラクの原油貯蔵施設で技術検討
…栗田工業、米水処理薬品会社の買収完了
…東芝エネルギー、北本連系増強工事を完了
…ロシア、LNG積み替え設備を承認
…JBIC、HamriyahGTCCにプロファイ
…日鉄エンジ、エネルギー供給を開始

■Environmental
・湖北広域センター、基本計画策定支援等を入札公告
・岡山市、広域処理施設整備計画等策定業務を公募
…日立造船 英国でごみ焼却発電プラント受注
…月島機械、広島太田川流域のバイオガス事業開始
…環境省、一般廃棄物の排出/処理状況まとむ

■Biomass
…東洋エンジ、北海道でバイオマス専焼発電を受注
…住友重機械、相次ぎバイオマス発電設備を受注
…日鉄エンジ、広畑バイオマス発電所建設・運転を受注
…JBIC、日立造船のバイオガス事業に融資
…資源エネ庁、FITでバイオマス発電等の買取価格決定
…川崎重工、韓国のバイオマス焚ボイラの引き渡し完了
…大阪ガス等、国産木質バイオマス調達販売の新会社

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■Editorial 詳細へ

EnB 7号 表紙

 

EDITORAL

●編集後記

○…30年間続いた平成もあと数日で終る。昭和生まれの者にとっては、三つの元号、三時代を経験することになる。これから数日は、新元号関連の話題でメディアがかまびすしいことになるだろう。10連休は報道から遠ざかろう。
 いまさら、ここで新元号「令和」について薀蓄をかたむけ、話題にする必要はあるまいし、それにこの話題に辟易している人も多いかも知れない。ただ、「令和」関連で気になることがなくはない。
 元号は「国民文化的な装置であり、すべての国民が心静かに受け入れられるように最大限の注意をもって扱うべき事案である。」という意見があった。その通りだと思う。だが、いかんせん元号は国際的には通用しないし、元号離れは今後ますます進むだろう。そして、気になる点は発表の際「典拠は日本最古の古典万葉集の「梅花三二首」の序文である」と述べていること。これを大手マスコミはその通り報道した。その後中国文学者から指摘されたことは殆ど報道されない。「初春令月、気淑風和」(初春の令月、気淑しく風和らぐ)」の出典が中国・後漢の張衡の『帰田賦』にある「仲春令月、時和気清」という指摘。『新日本古典文学大系・萬葉集』の当該箇所にも典拠として張衡の詩のことが明記してある。でも政府の言うとおり「国書出典」こそが大事なのかもね。

○…教員不足がいよいよ問題となってきた。退職する教員はいるが、臨時的任用教員登録者が皆無であるため、後任の教師が配置されないと言う事態が、神奈川県横浜市や北海道、新潟県などで起こってきている。松江の中学校などは昨年、英語の教員が確保出来ず、約1カ月間授業が出来なかったという。
 教員の数が足りないということだけでなく、教員を目指す学生そのものも減っている。国公立大学の教育学部でも、競争倍率2倍以下の大学が結構ある。教育者を志す人からして減っているという。
 ネットでは「そりゃそうなるだろ」という冷めた声が目に付く。実際、教師の仕事がブラックであることが周知されてきている。残業、と呼ばれない残業も多く、半分以上の教師が過労死ラインで仕事している。その待遇改善も進んでいない。さらに教師が減ってくれば、残っている現役教師に負担が重なってくることになる。それで質の高い教育が出来るとは考えられない。
 しかも教師は孤立しやすい。学校で問題があれば、大体現場の教師の責任となる。生徒の親からの突き上げも厳しい。教育委員会もあまり助けてくれない。誰かが「政治家は鬱にならない」といったそうだが、それは教師ほど仕事していないだけでは?事態は急を要している。政治家の仕事をしてもらいたい。

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