EnB 22号 目次
詳細 のマークがついているものは記事の内容がご覧になれます。

 

■EYE
若手は定着しているか

■REPORT
堅調な国内市場、課題は現場

■GLOBAL Business
・海外エンジ会社のデジトラが進展
・産業用GTサービス会社でM&A
・サウジ電力がアンバンドリング
…米風力投資、2020年ピーク-Vestas
…BHGE、“Subsea Connect”を発表
…LindeのClear Lake工場売却でパブコメ

■TOPICS
厳しさ増す?高速炉開発-政府は21世紀半ばの実用化目指す
バイオジェットを最終製品化へ-NEDO事業で昭和シェルと連携

■Projects News
…クウェート、IWPPでEOI
…Rabigh3 IWP、Acwa〜丸紅が優先権
…リヤドで風力プロジェクト
…Marjan油田開発の注水パッケージで入札
…Aramco〜Total、非在来ガス2030年までに開発
…ADNOC、CCUS計画を拡大へ
…Air Liquide、米国で新規液化水素プラント
…Aramco、今後10年で5,000億ドル投資へ
…Chevron、2019年に52億ドル投資へ
…Eni、Merakesガス田生産開始は2021年
…サンディエゴ市で浄水プロジェクト
…Equinor、タンザニアでLNG
…Hanwha Total、石化コンプレックスを拡張
…KBR、インドでアンモニアプラント改造
…South Pars計画、Totalに代わりCNPCが推進
…クウェート、製油能力を増強へ
…McDermott、Davis製油所のFEED業務受注
…中国ZPC、新規PCプラント建設へ
…パプアLNG、ガス田開発へ
…タイPTTGC、リサイクル工場建設へ
…旭化成、メキシコでコンパウンド
…住化、シンガポールでPP増産

■NEWS Flash
・TOYO、米子バイオマス発電を受注
・日立造船、AI活用のごみ燃焼予測で実証
・丸紅、ジャワガス1火力を着工
・三菱商事、英国の風力・海底送電線PJ推進
・IHI、タイでGT発電拡張PJ受注
・Primetals、各国で製鉄設備受注
…東洋エンジ、第三者割当で150億円調達
…豊田通商、アルゼンチンでリチウム増産
…NSENGI等、広島ガスのGE高効率化を竣工
…東芝エネルギー、パキスタンに変電所訓練設備
…コージェネ大賞に16件
…川崎重工、プラント部門の組織再編
…IHI、愛知事業所を大同特殊鋼に売却
…日立造船、水処理子会社を統合

■Environmental
・豊橋市、豊橋田原ごみ処理施設整備計画案を公表
・滋賀県高島市、新環境センター候補地に2カ所応募
・千葉市、新清掃工場の整備運営は新日鉄住金エンジに
・新日鉄住金エンジ、台湾で廃棄物発電施設を受注

■Biomass
…東芝、福岡でバイオマス発電所を新規に建設
…IHI、パーム活用の固体バイオマス燃料事業本格化
…清水建設、長野で木質バイオマス発電所の建設に着手
…京都府亀岡市、下水汚泥利用のメタンガス発電

■Procurement
・横河電機、プラント巡回点検ソフトの機能強化
・川重冷熱、ボイラ効率99%対応機種を販売開始
・日立製作所、「TWX-21 Source to Contractサービス」

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■Editorial 詳細へ

EnB 22号 表紙

 

EDITORAL

●編集後記

○…毎年恒例の流行語大賞に「そだねー」が選出された。「現代用語の基礎知識選のユーキャン新語・流行語大賞2018」が発表された。今年で35回を迎えるそうだ。思い返せば昨年の大賞は「忖度」であった(「インスタ映え」も同時受賞)。
 「忖度」は、他を「おもんばかる」というニュアンスがあるにも関わらず、何か妙にスッキリしない言葉と受け止めざるを得ない雰囲気を持つ言語であった。
 それに反して、平昌五輪のカーリング女子日本代表が競技中に発していた言葉「そだねー」は妙に明るく、思わず微笑んでしまいそうな言葉だ。北海道特有のアクセントがいい。「マイペースで仲間を尊重し合いながらスペシャルな結果を出す、平成世代の力を見せてくれた」という評価もある。
 選考委員の言語学者・金田一秀穂氏は「何より、作られた言葉ではなく、自然に生まれた言葉であるので、ワザとらしさがない。当たり前の心がこもっている。誠実でありながら、あくまでもほんのりとやさしく穏やかである。今の日本が必要としている清潔感に満ちている」と絶賛。
 水害、地震など大規模災害に加え、議論もなく強硬何とやらに明け暮れた今年の日本。その中でホット一息つける言葉が確かにあった。来年こそ明るくいきたい。そだねー。

○…先日、スマートフォンをファーウェイ製に変えた。キャンペーンでとにかく安かった。コストパフォーマンスで定評の高いもので、最近では最も売れている部類の端末だ。実際使ってみてもかなり満足度は高い。
 しかし変えた途端にファーウェイのCFOがカナダで逮捕されてしまい、さらに米国の要請に従って日本でも政府調達から排除され、折角、気分良かったのに台無し。因みにソフトバンク系にしたばっかりで、大規模通信障害もあって泣きっ面に蜂だ。
 ただファーウェイの排除は日本政府からは具体的な脅威の指摘はなく「余計な部品が見つかった」と都市伝説なみの説明しかなされていない。欧米でもファーウェイに対する「懸念」は示してはいるものの、具体的な指摘はない。単なる憶測に過ぎないように見えるのだ。
 本格的なIoT時代を切り開くインフラストラクチャーとなる、第5世代通信(5G)の通信設備でファーウェイは先行企業である。中国市場での導入が世界に先駆けているのだが、そこでのシェアトップが同社ということで、このまま5Gが進むと、世界の5Gネットワークでもファーウェイがシェアトップとなる。そのため、一部では今回の騒動は欧米企業の巻き返しのためではないか、という話もある。

最新号目次へ

Copyright (C) 2002 ENGINEERING JOURNAL CO,.LTD. All Rights Reserved.