○…ハロウィーン=渋谷でのバカ騒ぎという図式が定着してそれがテレビで面白おかしく映し出された。今年は例年にも増して「乱痴気騒ぎ」が繰り広げられた。
10月31日夜から11月1日未明にかけ、東京・渋谷では仮装した若者ら大勢の人が押し寄せてトラブルが相次いだという。強制わいせつや痴漢、窃盗、暴行などの容疑で10〜40代の男13人が警視庁に逮捕されたそうである。軽トラックを横転させ、その上で飛び回る映像を見ていると、あきれ果ててしまう。地元渋谷の商店主たちも大いに迷惑であると不快感を隠さない。
どうやら、ハロウィーンはアメリカで定着しているものの、その起源はキリスト教との関わりはなく古代ケルト人の収穫祭らしい。クリスマス、聖バレンタインデーと同じく商魂たくましく普及させる手合いがおり、深い考えもなくそれに乗る我々日本人の姿が映し出されていると思ったが、消費活動にはそれほど結びつかないようだ。
そういえば日本にも古くから仮装する、仮面をかぶる男鹿のなまはげなど無形文化遺産ともいうべき行事がある。若者たちは仮装、仮面をかぶることによって非日常にひたるのか。地域によっては、幼稚園などの子どもたちにも広がっているという。バカ騒ぎでなければ定着してもいいのかも知れない。
○…風疹が流行している、というのでうちの奥様が大変心配していた。出来れば予防注射してもらいたい、ということで自治体に問い合わせたところ、妊婦もしくは妊娠を希望している女性と同居している人は無料だが、そうでなければ自費で5,000円以上かかると言われた、と憤慨していた。もう50歳を超えた奥様に妊娠を希望させる訳にもいかない。自分としてはうっすらとした記憶で、風疹に罹ったことがあるような気がしていたので、あまり心配はしていなかったのだが、小さい頃のことで明確に覚えていない。
その後、掛り付けの医者に相談したところ、抗体を持っているかどうかの検査なら安くできるということで、無料健康診断と併せて検査した。結果、自分は抗体を持っているということで、高額の予防接種は不要となり、一安心したところではある。
その後テレビで小泉進次郎氏が「風疹撲滅」と勇ましい事を言っているのを聞いた奥様は「お金かかるのに撲滅なんてできないでしょ」と再びお怒り。確かに、先のような対応だけで撲滅など不可能。今は子供も2回の予防接種で抗体を持っているそうだが、抗体の無い大人も無料、もしくは低価格で予防接種できるようにならないと、撲滅も難しい。だが、政府は年寄りは眼中に無さそうな気がする。
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