EnB 4号 目次
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■EYE
エンジニアリングは楽しい

■REPORT
専業エンジ、新体制スタート-PJ遂行力強化へ大幅機構改革

■GLOBAL Business
・ADNOC、5月にDownStream投資フォーラム
・仏Saft社、次世代バッテリーでアライアンス
・Aspen、エネルギー業界のBigData活用で調査
…ExxonMobil、藻類バイオ燃料で1万b/d目指す
…GE、4億ドル投じ12MW洋上風力タービン開発

■TOPICS
中高生のEngineeringに脱帽-NSENGIの“情熱・先端・Mission-E”
JFEエンジ、運転監視・支援で拠点

■Projects News
…Exxon、米湾岸PP増強で今年FIDへ
…Exxon、パキスタンでFRSUを計画
…モザンビーク初の製油所計画でEOI締切
…ケニアの地熱改修で円借款
…イラクHaddithaの製油所で国際入札へ
…ENOC、ジェット燃料パイプラインを建設
…Evonic、ドイツでPA12生産設備建設へ
…Wood、サウジの原油-化学コンプレックスを受注
…Petrofac、インドの製油所案件を連続受注
…印BHEL、Visakh製油所の発電設備受注
…ZPC、舟山のコンプレックスでEni技術
…米FPL、ソーラー・GTCCを建設
…PTTGC、ブタジエン誘導品で合弁
…伊Fisia、トルコで廃水処理場を受注
…加地テック、東海島コンプレックスで圧縮機受注
…SOCAR、トルコのアロマでAxens技術採用
…Wacker、印Amtalaで機能性シリコン増産へ
…Wison、テキサスの石化PJ関連業務受注
…クウェート、66億ドルで新産業都市を建設へ
…クウェート、南Al-Zour発電を改修
…Pegagaガス田、2021生産開始へ
…クルド地域でガス増産へ
…PTTGC、米エタンクラッカーで用地を確保
…SNC-Lavalin等、エタン分解炉受注

■NEWS Flash
・東洋エンジ、インドで肥料コンプレックス受注
・千代田化工、ノースフィールド拡張案件でFEED受注
・JGCフィリピン、HDPEプラント受注
・NSENGI、放射線汚染廃棄物処理業務を受注
・川崎重工、世界最高効率の100MW級CCPPを開発
…住友ケミカルエンジ、新社長に築森氏
…MHPS、オランダのGTCC水素焚転換PJに参画
…東芝エネルギー、豪州の発電所改修工事受注
…JFEエンジ、ガス製造・供給設備を受注
…横河電機、浙江石油化工からガスクロ受注
…Primetals、鞍山鋼鉄スラブ連鋳近代化を受注
…NSENGI、日中で製鉄設備完工
…MHIなど、駆動用GTがShell認証取得
…加地テック、トルコ石油からベンダー認定
…IPC、温泉バイナリ発電商用一号機を納入
…日揮、カナダのシェールガスPJで特損

■Environmental
・JFEエンジ、都市環境プラント改良工事相次ぎ受注
・さいたま市、サーマルエネセンターをDBOで
・小平・村山・大和衛生組合、懇談会を開催
・長野広域B焼却施設、クボタ環境サービスGが受注

■Biomass
…住友重機械、中部電力からバイオマス専焼を受注
…九電エナジー、国内最大級の木質専焼バイオマス
…九大等、サトウキビバイオガスで実証プラント

■Procurement
・東京ガス等、ガス焚き簡易貫流蒸気ボイラ
・川崎重工、新型細胞自動培養システム
・ABB日本ベーレー、VPPソリューションを本格展開

■Data File
・2018年1月の環境装置・産業機械受注状況
・エンジニアリング業の2018年1月の動向

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■エンジニアリングダイジェスト

■Editorial 詳細へ

EnB 5号 表紙

 

EDITORAL

●編集後記

○…「お役人は基本的には失敗を認めない」という言葉を何度も耳にしている。また、一度立ち上げた事業は何があっても進めるとも?
 先月末に衆参予算委員会で、学校法人「森友学園」への国有地売却の決裁文書を財務省が改ざんした問題を巡り、前国税庁長官佐川宣寿氏の証人喚問を聴いてみて、相変らず失敗を認めない体質は変わっていないことを再認識した。「惜しい!」。今回こそ失敗を認めるいい機会だと思ったのに。
 民間企業だったら、ここはもう改ざんしたことと、なぜそうしたか認めるしかあるまいと思われる状況証拠がそろっている。当時の理財局長だった佐川氏は、政治家や首相官邸の関与はすらすらと否定したものの、自身の改ざんへの関与についてはかたくなに証言を拒んだ。財務省によると、改ざんは佐川氏の国会答弁との整合性を図るため、昨年2月下旬〜4月にかけて行われたとされる。しかし、証人喚問で「(当時の)私の答弁は正しかったと考えている」と述べた佐川氏。では、なぜ改ざんされたのかを問われると、やはり「刑事訴追の恐れ」を理由に答えなかった。
 それで省庁の面子が保てると思っている。でも、そのせいで「失敗から学習する」という進歩と修正のための唯一つの道筋を自ら塞いでしまったのだ。

○…先日、韓国の中央日報に「日本酒のプライド「越乃寒梅」」と題する記事が載っていた。タイトルを見ただけで、何故、日本にあまたある素晴らしい酒を差し置いて、この酒が取り上げられたのか?と複雑な気持ちになった。
 越乃寒梅はかつて銘酒として全国に名を轟かせた。その名前を聞いただけで喜んでいた人もいた。しかし現実に手に入る越乃寒梅は、需要の多さに応えるため、他の酒蔵から桶ごと酒を買ってきて、調味料と醸造用アルコールを使って自分の銘柄の味に似せる、いわゆる「桶買い」をしていることは多くの人が知っている。ちなみに、越乃寒梅が桶買いしている先には、「八海山」もあるという。ただ調味料がお酒本来の香りや味わいを失わせ、口の中に甘ったるい後味を残す。
 桶買いをしていない、本来の越乃寒梅はたいそう旨いのだろうが、入手は困難ということで、これまで実際に味わったことはないが、調味料入りの越乃寒梅しか知らないので、買い求めようとは思わない。
 日本酒好きから言わせれば、「日本酒の誇り」とは最低でも桶買いをしないことだと思う。だから、純粋に日本酒を味わおうと思えば米と麹、水だけで作った純米酒が正解だ。「純米は甘い」という人もいるが、味は銘柄や年によって千差万別。とても一言で括れるものではない。

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