EnB 1号 目次
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■EYE
ESGがプロジェクトを左右する

■INTERVIEW
持続的成長軌道への復帰を確実に
東洋エンジニアリング 取締役社長 中尾 清氏

「未来エンジニアリング」の実装段階へ
千代田化工建設 代表取締役社長 山東理二氏

足元を固めて次の成長ステージへ
日揮 代表取締役会長CEO 佐藤雅之氏

■GLOBAL Business
・CB&IとMcDermottが合併へ
・ABBとSNC-LavalinがJV設立へ
・Petrobras、ExxonMobilと提携
…Schlumberger、サウジに工場製造センター
…SNC-Lavalin、Aramcoと現地化でMOU
…TechnipFMC、アブダビに新施設

■REPORT
2018年プラント市場は上向きに

IOTと再エネがビジネスを変える

■TOPICS
水素社会へ繋がるか?-METI「水素基本戦略」を策定

上半期海外PE受注98.5億ドル,前年同期比57.7%増−JMCまとめ

■Projects News
…インドネシアで石炭化学コンプレックス
…Nova Chemicals、エチレン増強とPE新設
…Inter Pipeline、PDH/PPプラントを計画
…オマーンでソーラーIPP計画
…オマーンHaya Water下水道施設に20億ドル
…BASFとSinopec、南京のNPGを増強へ
…ドバイ企業がメキシコでガス火力
…ABB、Woodsideから蓄電池を受注
…Alfa Laval、中東の製油所向けに熱交受注
…Jacobs、BorealisのPDHのFEED業務受注
…Petrofac、オマーンガス開発でEPCC受注
…BP、天津に潤滑油工場
…CB&I、Sarefから製油所近代化を受注
…Chevron、CedarBayouエチレンでメカコン
…ClariantとCB&I、中国のPDHプラント受注
…Dow、プロピオン酸を拡張へ
…TechnipFMC、北海Snorre拡張計画でEPC受注
…Fluor、Vopak燃料貯蔵拡張計画を受注
…Formosa、ルイジアナのPVC増強へ
…仏EDF、サウジ原発入札に参加へ
…Hanwha Total、韓国/大山のPEを拡張
…L&T、Visakh製油所近代化PJを受注
…Sumsung、サウジJUPCからEO/EGプラント受注
…TR、Baku製油所近代化を受注
…バルチラ、ヨルダンでソーラー発電所受注
…Wood、Woodside向けエンジ業務受注

■NEWS Flash
・TOYOとNSENGIが包括連携−まずバイオマスで協議
・16年度海外子会社受注比率は24.7%
・CO2回収設備関連プロジェクト相次ぐ
・MHPS、メキシコのGTCCでデジタルソリューション
・Prtimetals、 国内と中国で製鉄設備
・NEDO〜横河電機など、中国で省エネ実証
・TOYO、インドネシアでDigital Fertilizer
・千代化、4月に組織を大幅に変更
…JFEエンジ、中国で産廃処理事業を検討
…IHI、印ムンバイ湾横断道路橋を受注
…IHI、豪州向けGT発電設備完成
…日立製作所、英国原発で設計認証
…東芝エネ、タイ向け太陽光モジュール受注
…東芝エネ、エネルギーアグリゲーションで新組織
…三井造船、新日鐵住金向け圧縮機受注
…日本製鋼、欧州でテクニカルセンター

■NEW YEARS MESSAGE
2018年 トップの年頭所感

■フォーラム

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■データ・ファイル

■Editorial 詳細へ

EnB 1号 表紙

 

EDITORAL

●編集後記

○…考えてみると恐ろしい光景だ。飲み会の最中に、同席者同士による暴行で一人が頭部に裂傷を負ってしまう。相当な流血があったと思われる。通常であれば、その場に居た誰かが、すぐに救急車を呼ぶような状況であるにも関わらず、救急車も警察も呼ばない。しかも碌に手当もせず、そのまま怪我人は車に乗って宿舎に帰り、残ったものはその後ラーメンを食べに行ったという。何もなかったかの如く。さらに、なんと怪我を負わされた方が暴行した人に「謝罪」をする羽目になっている。
 目の前で暴行が行われ、怪我人が発生しているのに、誰一人として常識的な行動をしていない。むしろ、「やられた方が悪い」と言わんばかりである。正直、一般的な社会人の常識から逸脱している。まるで各地で発生した少年同士のリンチ事件と同じような印象だ。リーダー格の気に入らない人間は暴力を受けても仕方がない、と周囲が認識している時点で、組織的力学は完全に一致していると言える。この世界で、暴力に対する認識が変わっていないことを示している。
 さらに怖いのは、ここに同席しつつ、何も誠実な行動をしなかった人の中に学校関係者が入っていることだ。暴力を容認するかのような指導者がいて、この学校は本当に大丈夫なのだろうか?これでは暴力の根絶など、遠い話のように思える。

○…「エンジニアリング業界は、ちょっと元気がないんじゃないでしょうか?」。最近、こういって来る人が何人かいた。確かに、数字的に見れば絶好調という訳ではない。受注はなかなか伸びていないし、利益率も下がってきている。ただ、自分の実感としてそれほど「元気がない」という印象を持っていないので、ちょっと返答に困ってしまう。
 しかし考えてみればこの1〜2年、プラント業界はマイナスの話が多かった。海外の大型工事で採算悪化し、赤字化した案件が続いた。今期でもさらに、採算悪化案件が発生しているので、確かに「調子悪い」と見られてもおかしくはない状況ではある。
 ただこれらの不採算案件についても、損失引当はほぼ完了している。工事はまだ続いており、今後も追加費用の発生の可能性も無いことは無いが、悪い時期のピークは超えつつあるように感じている。今年に関して言えば、本号の記事内でも紹介したように大型の案件が動き出すことが期待されている。石油価格も安定的なので、投資再開に向けた動きは活発化してきた。これまではあまり良い話が聞かれてこなかったが、今年は受注も拡大するのではないか、という期待感が広がっているのが肌で感じられるようになっている。
 新しい年を迎え、この皮膚感覚が現実のものとなって行くように願う。

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