EnB 18号 目次
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■EYE
石炭火力からの撤退という未来

■INTERVIEW
目指すはヴェオリア・スエズ
事業運営とEPCの両輪で拡大
JFEエンジニアリング代表取締役社長 大下 元氏

■GLOBAL Business
・Neste、JacobsとのJVを全額子会社化
・Schneider、産業ソフト部門をAvevaに統合
・Emerson、IIoTコンサルタント事業を開始
・Shell等3社、ノルウェーのCCSで合意
…Aramco、インド市場拡大で拠点設立
…ExxonMobil、米施設でのメタン漏洩を削減へ

■TOPICS
転換期の国内石油産業

さらに存在感を増す再エネ

■Projects News
…サウジアラビア、次期原子力発電で入札へ
…Al-Dur2 IWPPに15社がPQエントリー
…サウジWEC、造水プラントを計画
…Masdar、サウジの太陽光で優先権
…ドバイで世界最大規模のCSP発電
…Petrofac、イラクでガス処理設備FEED業務
…エジプト、Shell等と3件の油ガス開発探査契約
…Akzo Nobel、EHECプラント建設へ
…BASF、中国に特殊アミンプラント
…Aramco、マレーシアPICでパートナーシップ
…Gazprom、ガス処理で合弁会社を検討
…Gazprom、OMSK製油所リバンプ実施へ
…Borealis、ベルギーで大規模PDHプラント
…南京のMTOで、UOPがライセンス
…Siemens、浙江衛星石化のPDH向け機器を受注
…Siemens、EQUATEのサイバーセキュリティ受注
…Jacobs、医薬品研究開発本部を受注
…英ADC、バイオ医薬品施設建設へ
…Kemira、中国で合弁会社
…L&T、クウェートで原油パイプライン受注
…PDO、国内供給力強化で現地と契約
…Solvay、米印でスルホンの能力増強へ

■NEWS Flash
・JFEエンジ、シンガポールS-SBRプラント受注
・伊藤忠商事、セルビアで廃棄物発電
・東芝、イラク向けGIS・変圧器受注
・月島機械、韓国住友精化向けSAP増設工事受注
・日立SEM、ミャンマーで配電用変圧器受注
・日立とダイキン、IOTで技能伝承
・TGES、エネルギーマネジメントサービス開始
…丸紅、タイEGATとIoT導入でMOU
…神戸製鋼、米PRO-TECにCGL増設
…NEDO等7者、北海道でPower to Gas実証
…東芝と東北電、火力発電にIoT導入を検証
…横河、生産技術高度化で実証実験
…IHI、回転機事業統合会社を発足
…NSENGI、神戸製鋼加古川製鉄所の溶接処理を完成
…NSENGIの球面すべり支承が郵便処理施設に採用

■Procurement
・日立製作、不審ドローンを迅速に発見の検知システム
・スリーエム、高所作業用の墜落防止用品
・横河電機、IIoT活用のポンプ遠隔監視サービス

■Environmental
・日立造船、ビッグデータ活用の技術開発
・タクマ、南越清掃組合向け施設整備・運営事業受注
・山辺・県北西部組合、焼却施設などを3年半で完成
・北九州市 、新日明工場でPFI導入可能性等の調査

■Biomass
…NEDO、バイオマスの導入要件・技術指針
…政府、バイオマス焦点のFIT買取価格検討の議論
…伊藤忠等、千葉県にバイオマス発電所建設
…中山名古屋共同発電、石炭火力にバイオマス混焼

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■Editorial 詳細へ

EnB 18号 表紙

 

EDITORAL

●編集後記

○…第48回衆議院議員選挙が10月10日に公示された。22日投開票されるので、その結果は本誌10月15日号が発行される頃にはまだ混沌としているはずだ。
 今回の解散総選挙について、「解散の大義名分がない」、「何やら“風”頼みの新党」、「どうせ○○チルドレンともて囃されても泡のように消えていく」などいろいろな憶測・批判があるようだ。それにも拘わらず、各党党首、候補者は、当選するため、なりふり構わず「耳触りの良い」言葉を並べだてる。だが、これまでの経験から言えることだが、これらの言葉は何んと軽く、いとも簡単に覆されてきたことか。よほどの風が吹かない限り、現在の政権政党は過半数を維持すると思うのだが、与党の一つの言葉に危うさを感じているのは私だけだろうか。首相は、二つの「国難」とする少子高齢化と北朝鮮危機の対応に責任与党として当たる考えを表明した。
 辞書編集者の神永暁さんは、「国難」は辞書的に説明すれば、国の災難、危機という意味で、このことばそのものには何の色もついていない。だが、このことばがかつてファシズムが台頭する中で盛んに使われたということは、もちろん国語辞典には記載できないことではあるが、忘れてはならない-とする。「国難」はやたらに使う言葉ではないと思うのだが。

○…前号の当欄でのパソコンの話もそうだが、日本メーカーの製品の信頼度が問われる事が色々と起こってきている。
 パソコンいうと、昨年の調査で「メーカー別故障率ランキング」というのがネット上に掲載されている。調査方法も記されており、なかなかしっかりとした調査のようである。故障率だけでなく、サポート体制も評価されているので、各メーカーの信頼性が評価されているようなものだ。そのランキングによると、最も故障が少ないのはASUSであった。次いでHP、Lenovo、Appleと海外勢が続き、日本のメーカーでは富士通がやっと5位に登場、以下パナソニック、NECと日本の信頼性は上位ではないのが現実だ。 日本の電気製品はかつて品質の高さに定評があったが、最近では「○○タイマー」と呼ばれてるメーカーもある。同社の製品は1年間のメーカー保障が過ぎた直後に故障が多く発生する、という、いわば都市伝説のようなものだが、そういう話が生まれてしまうほど「日本ブランド」の信頼性が低下しつつある。
 先日、日産自動車が完成検査を資格の無い人にやらせていた。しかも全工場で常日頃から行われていたことが発覚。神戸製鋼でもデータ改竄が行われていた。日本のモノづくりが、歪んできていることの表れなのかもしれない。
 

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