EnB 16号 目次
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■EYE
固定観念を捨ててこそ

■INTERVIEW
分野の垣根を越えた人材育成を
EPC領域拡大と多様性の維持を図る
日揮 代表取締役社長COO 石塚 忠 氏

■GLOBAL Business
・迷走する米国原発計画
・AVEVA、Schneider Electricを買収
・米建設労働者不足、12カ月は続く
…Air Liquide、三菱化学とブタジエン技術で協業
…Sulzer、Totalからタンク洗浄技術ライセンス
…DuPont、新アルキル化技術を開発

■TOPICS
“Connected”旋風のMETI概算要求

エンジニアリングシンポ2017開催

■Projects News
…Eastman、CHDMを増強へ
…Lubrizol、シリコン生産能力を増強
…PTTGC、三洋化成、豊田通商、タイでポリオール
…住友化学、タイPTTGCにPO技術
…丸紅、マニラのLRT2延伸計画で応札
…サウジアラビア、風力IPPで入札へ
…BHP、Spence銅鉱山の延命で24億ドル
…ブラジルと中国、南米PJで協力協定
…Bapco、Awari製油所に移動式水ユニット
…中国鉄道、エジプトのLRTを受注
…GE等、ウガンダの製油所建設・運営で優先権
…エジプト、Shell等とOil&Gas探査契約
…ENOC、Jubail Ari製油所拡張でEPC契約
…Essar Oil、英Stanlow製油所に2.5億ドル投資
…Honeywell、クウエートでConnected Plant
…イラン、Farzad-Bガス田開発で印露と交渉
…Jacobs、ペルーの銅精錬所で硫酸プラント
…KBR、パプアでエネルギーコンセプト開発
…KBR、ADNOCからPMC業務受注
…Saipem、クウェートでパイプライン受注
…中国山東寿光のHDPEでHostalen技術
…三菱ガス化学、米でピュア過酸化水素に着工
…CB&I、中国で4基のアルキル化装置
…DuPont、Sinopecにアルキレーション技術
…Thyssen Krupp、ブルネイで肥料プラント
…ロシア、エジプトの原発計画を獲得

■NEWS Flash
・TOYO、Chandra AsriからPEプラント受注
・神鋼環境、ベトナムで排水処理設備受注
・五洋建設、バングラデシュ石炭火力港湾工事受注
・三井住友建設、マレーシアのプラントでPCa工法
・大林組、CO2フリー水素システム構築へ
・PTC、インフラやOil&Gasスマート化事業拡大へ
…HZI、ギリシャでメタン発酵槽受注
…東洋エンジ、福島で大規模太陽光発電受注
…東芝、ロシア郵便から税関システム
…荏原、サウジにポンプワークショップ
…IHI、ノルウェー向けFPSOを引き渡し
…JICA、パキスタンの電力強化で協力
…JICA、ベトナムの下水道などで円借款
…JICA、モザンビークの変電所改修で円借款
…NSENGI、流通加工工場を完成・引き渡し

■Procurement
・MHPS、分散型電源・コージェネレーションシステム
・横河電機、無線ガス検知システム
・B-EN-G、熟練技術者ノウハウを活かしたVR学習システム

■Environmental
・MHIEC、400t/d一般廃棄物焼却施設を長寿命化
・知多南部広域環境組合、ごみ処理施設を公告
・岡山市、可燃ごみ広域施設の建設候補地募集
・枚方京田辺環境組合、環境影響評価を八千代エンジに

■Biomass
…日本製紙、石巻発電所が完成、来春営業運転
…日揮など出資の室蘭バイオマス発電所の建設開始
…タクマ、50,000kWのバイオマス発電所を受注
…広島ガスと中国電力、バイオマス混焼発電実施へ
…日本海水、バイオマス発電所を増設

■フォーラム

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■Editorial 詳細へ

EnB 16号 表紙

 

EDITORAL

●編集後記

○…音楽と言えば、唱歌から始ってどのようなジャンルでも好きである。ミーハーだがクラシックについても多少は興味を持っている。そんな理由から、本誌今号のフォーラム「55周年」を読ませていただき、前橋汀子さんの演奏を是非聴いてみたいと思った。大阪公演の演目はベートーベンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲である。しかしお恥かしながらミーハーたる所以だが、生のオーケストラを体験したことがない。
 実は、もう一つの趣味は映画である。5年以上前から、わがマンションの集会所で同好者約10名が集まり月2回、映画会を開催している。10名が持ち回りで推薦し、DVD上映する訳だが、会はすでに200回近くになっている。私も20回近く推薦した。その中で、私の推薦映画の特徴は音楽絡みが多いことだ。6〜7本はあっただろう。2009年の仏映画「オーケストラ」、2003年の中国映画「北京ヴァイオリン」も推薦した。ともに共通する点がある。映画のクライマックスにチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が効果的に流れるのだ。ただ、「オーケストラ」は第一楽章だが、「北京ヴァイオリン」第三楽章であった。
 両映画とも感動的であった。クラシック音楽がより身近に感じられる。素晴らしい演奏は生で聴くに越したことはないと思うが、映画で体験するのも一興かも知れない。

○…経済産業省は昨年来、「Connected Industries」と言い出しており、「今や省内は Connected 一色だ」との声も出ているほど、大流行りだ。本号の記事でも紹介した通り、概算要求でもConnected Industriesが第1の柱として掲げられている。
 なんでこんなにConnectedが流行っているのかというと、インダストリー4.0やソサエティ5.0に対して、経済産業省商務情報課が「日本発のキーワードを」と一所懸命考えて導き出したのが「Connected」であり、それに一斉に省内が乗った形になっている、という話だ。
 プラント業界では既にハネウェルが「Connected Plant」をテーマにキャンペーンを行ったりしていたので、むしろ「そういう所からパクったのかな?」と思っていたのだが、そういう訳でもないというので、まあ時流の中で考えれば、必然的に行きつく言葉なのかもしれない。
 その内容としてはやはりIoT、AIの活用。しかもあらゆる分野が対象ということで「AIチップの開発」もエネルギー特会から金が出るというのは意外だった。
 ところで先日、米キャタピラーで働いていたという人から、1990年代後半に「Connected Product」に挑戦していたという話を聞いた。当時はIoTがまだ不十分で失敗したというが、案外Connectedという概念の歴史は古いのかもしれない。
 

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