○…「先生」と呼ばれる職業は、それほど多くあるまい。どのような職業が「先生」と呼ばれるにふさわしいか。代議士「先生」はさておいて、学校の教師、病院の医師は「先生」と呼んでもそれほど違和感がないであろうし、大方の納得が得られるのではあるまいか。その教師と医師は、ともにある傾向で共通しているようだ。ブラック企業顔負けの「労働過多」である。
しかし、労働過多による報酬は医師の方が恵まれているようなイメージがある。どうやら悲惨なのは学校の教師であるようだ。文部科学省の調査によると、小中学校の平日の平均勤務時間は11時間を超えるという。中学校の教師になると6割近くが過労死ラインに到達しているらしい。帰宅時間は夜10時、11時がザラ。それでいて朝7時には出勤して部活の指導など業務がびっしり。家族との会話もほとんどないのが実情だ。しかも、残業代は出ない。
あるスポーツの関わりで中学校の顧問教師を長らく見てきた。土日にもかかわらず朝8時前から部活の指導。地区大会、新人戦、県大会予選会、県大会と公式日程も目白押しだ。あちらこちらの会場へ移動して生徒に張り付く。夏休みも休めない。言うことを聞かない子どもを相手に奮闘している。しかし、父兄も含めて「先生」と尊敬しているかといえば、どうもそうは思えない。悲惨な職業かも?
○…自宅を引っ越した。移動距離にして約400mという近場での引っ越しなので、これまで利用させていただいていたお店も、引き続き使わせて貰える。しかし、目に入る周囲の風景は大きく変わったように感じる。行動も自然と変化してくるもので、これまで使っていた駅の一つは、あまり使わなくなりそうだ。
引っ越しで一番、驚いたのはの荷物の多さだ。引っ越しの数週間前から、モノはできるだけ捨てよう、と荷造りしていたつもりだったが、「一体、どこにこんなに入りこんでいたのか?」というぐらい、多くのモノが次々に出てくる。殆ど使わないものが奥の方からどんどん姿を現す。ついには引越業者さんにまで「荷物多いですね〜」と言われてしまった。これに懲りて、今後はモノを増やさないよう、心がけなければならない、と肝に銘じた。
その一環として、昔から保有していたレコード約40枚を売りに出すことにした。プレイヤーがなくて聞けないし、40枚でも結構重いので整理するに厄介なので、近くの買取店まで、手分けして何とか持っていった。査定してもらって2,000円にもなれば良いか、と思っていたのだが、何と全部で7,000円もの値が付いてビックリ。希少版が入っていたようで、それ1枚で1,800円もする。お店には「またお願いします」と言われたが、残念ながらもうありません。
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