EnB 14号 目次
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■「エンジニアリング・イヤーブック2017」
 エンジニアリング業界アウトルック
  海外市場回復へ、国内は堅調
 2016年度主要プロジェクト一覧
 主要企業のエンジニアリング戦略

■TOPICS
世界初の国際水素チェーン実証へ

■NEWS Flash
・東芝、比カラカ火力でアセットマネジメント
・JFE、フェロコークスパイロット設備建設へ
・日立アンサルド、米ボルチモア向け鉄道を受注
・昭和シェル、サウジで硫化水素分解事業
・MHPSと東電FP、火力発電で予兆検知モデル構築
・Hitz等、業務・産業用SOFCで実証開始
・環境省、環境インフラ海外展開の基本戦略
・2017年度“情熱先端Mission-E”がスタート
・東亜建設、海洋開発等に対応した技術センター
・米ホルテック、SMRでSNCラヴァリンと協業
・NEDO、洋上風力低コスト化で5テーマ
・PMシンポジウム2017開催へ
…三菱ガス化学、米国に超純H2O2プラント建設へ
…LyondellBasell、PO・TBAプラント
…丸紅、インドネシアから複合火力
…日造、中国・常熟市でごみ発電プラント拡張工事
…川崎重工、タイでガスエンジン受注
…三菱重工、エンジ事業を分社化
…田辺工業、マレーシアにエンジ会社
…横河電機等5社、VPP構築実証事業
…三菱重工、ExxonMobilのPEプラント完成

■フォーラム

■エンジニアリングダイジェスト

■データ・ファイル

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EnB 14号 表紙

 

EDITORAL

●編集後記

○…第3次安倍第3次改造内閣がスタートした。気になる点が数点ある。
 首相は「仕事人内閣」と自ら命名したようであるが、「仕事人」という言葉が適切なのかどうか。ベテランの職人さんを「仕事師」というが、「仕事人」という言葉はあまり聞かない。これを使った例は、時代劇ドラマ「必殺仕事人」以外に思い浮かばない。ドラマでは庶民のこの世の恨みを晴らすために金銭を受け取って巨悪を葬るというのが、仕事人の役割りだ。自らが庶民に恨みをばらまく巨悪になっては決してならないと自覚した命名か?。
 「人づくり革命」も標榜しているが、これもよく解らない。「人づくり革命」担当相もおかれたようであるが、言葉から受ける印象は、人を「つくってやる」という上から目線のような気がしてならない。
 そして何かと話題の「地方創生」担当相である。「地方」とは何ぞや。国交省は三大都市圏以外を地方圏と定義しているようだ。広辞苑には「地方」の説明に「いなか」とも書かれている。「地方」という言葉に誤った特権意識、勝手な思い込みはないだろうか。第二次世界大戦までの旧日本軍の軍人たちは、軍以外の一般社会を「地方」、一般の人々を「地方人」などと称していたそうである。地域を創生する表現として他に相応しい言葉はないものか。

○…「サブカルチャー」とは「ある文化の、支配的・中心的文化ではなく、一部の人々を担い手にする文化」だという。あくまでメイン・カルチャーではないということである。
 日本のサブカルチャーといえば、秋葉原に代表されるアニメオタクやゲームオタクである。ただ最近ではアニメやゲームは日本のカルチャーの中心になりつつあるように思う。政府が進める「クールジャパン」にもアニメは積極的に採り入れられ、地方を舞台にしたアニメのファンが押し寄せる経済効果もあることから、各地でアニメに乗った、地域活性化も多く見られるようになった。
 最近はやりの来日外国人にインタビューするTV番組でも、日本に興味を持つきっかけが日本のマンガやアニメという話が多い。既にアニメは日本のサブカルチャーからメインカルチャーに昇格したようだ。
 ところで先日、秋葉原の中華料理屋で昼食をとっていたら、隣席の若いサラリーマン二人連れが、延々とゲームの話を続けていた。その内容がびっくりするほどつまんない話だったうえ、とても大きな声でずっと聞かせられるので、苦痛であった。しかし、それも自分がその世界に入っていないからだろう。ゲームの世界に乗り切れていない自分こそが、サブカルチャーの側に追いやられているような気もする。

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