EnB 13号 目次
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■EYE
業界の厚みを生むもの

■REPORT
TOYO、激動のエチレンプロジェクト
 「アラブの春」を乗り越え、エジプトに完成

■GLOBAL Business
・Shell、SBIのバイオ燃料技術を獲得
・Aramco、OxyMemの株式を取得
・GE Oil & Gas、モザンビークFLNGでEniと契約
…RepsolとGazprom、JV設立で合意
…英Hinkley Point原発が遅れ、コスト超過
…米国で再エネ電力が原発を上回る

■TOPICS
海外プラント成約実績41%増の総額170.3億ドル

サブシーの存在感示すスコットランド

NEDOとIHI、世界初の海流発電で実証試験

エンジニアリング協会、大下新理事長が就任

■Projects News
…Aramco、Safaniyaプロジェクトでテンダーへ
…イラン、ガス田開発でTotal・中国と契約
…AFW、大規模ガス処理プラント受注
…Santos、バロッサガス田の生産性を確認
…BASF、独でイブプロフェン工場
…CB&I、LNG貯蔵タンク受注
…CB&I、ウズベキスタンに技術供与
…Dongote、DuPont技術を導入
…Deepwater Wind、洋上風力開発へ
…Fluor、Dowサウジのポリマープラント受注
…米EEP、Orlaガス処理設備を拡張
…FPL、Dania Beachで約9億ドルのクリーン電源
…Gazprom、Amurガスコンプレックス建設へ
…HPCL-Mittal、製油所建設でTopsoe技術
…Lenzing、タイに繊維工場
…Abengoa、モロッコで造水プラント受注
…オマーンDuqmのタンクターミナルで利用権
…クミアイ化学、インドでJV
…Rocky Mountain Powerが大規模風力
…Summit、ガス収集・処理システム建設へ
…GS建設、Takreerから製油所改修を受注

■NEWS Flash
・日揮、Jordan Cove LNGを受注
・MHPS、ポーランドでGTCCを初受注
・Primetals、中国で圧延機移設・改良工事受注
・住商・日揮等、FPSO傭船事業に参画
・中国電力、石炭火力でアンモニアの混焼試験
・清水建設、シンガポールで病院建設を受注
…JFEエンジ、富士市で地域電力事業
…アンサルドSTS、伊の信号・運航システム
…川崎重工、印メーカーと車両で協力
…神戸製鋼、比で非汎用圧縮機事業の新会社
…明電舎、シンガポールにセラミック平膜納入
…NSENGI、阪和流通センター向け工事を竣工
…日立製作、原子力発電プラント施工事業を再編

■Procurement
・エアロセンス、新たな測量ソリューション
・スリーエム・ジャパン、有機ガス用吸収缶
・TLV、ポンプ機能内蔵スチームトラップシステム

■Environmental
・内閣府の高度専門家派遣事業に南伊豆町が採択
・神鋼環境ソリューション、神戸でバイオガス発電を展開
・枚方京田辺環境組合、環境影響評価業務を公告

■Biomass
…イーレックス、沖縄にバイオマス発電所
…前田建設、大船渡バイオマス発電所の環境影響評価書
…町田市、首都圏初のバイオガス化施設を起工
…鳥取ガス、消化ガス活用のバイオマス発電所
…日本触媒、バイオマスの新規資源化プロセス

■フォーラム

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■エンジニアリングダイジェスト

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EnB 13号 表紙

 

EDITORAL

●編集後記

○…夏休みが近づいた。子供の頃の思い出といえば、夏休み期間中に毎年行った両親の故郷のことが圧倒的に多い。約1か月間、まるまると田舎を体験した。旧盆を中心とした行事が思い出深い。現代の子供も約一カ月以上にも及ぶ夏休みを楽しみにしていると思う。
 ところが最近、夏休みを大幅に短縮する動きが出ているという。静岡県吉田町では、「来年から夏休みを十日間にする」計画があり、実施されるようだ。さぞかし、子どもたちは嘆いているだろうと想像する。
 けれど、この夏休み短縮の理由にも納得できる。教師の通常業務の負担軽減だそうである。文部科学省の実態調査によると、小中学校の先生の平日の勤務時間を平均すると11時間を超えるというのだ。想像するに部活動の指導、授業、会議など休む間もないのではなかろうか。それでいて残業代もつかないという。ブラック企業も真青だ。
 生徒の夏休み短縮は、この教師の平日勤務時間の負担を減らすために計画されているという。そういえば、夏休みであるからといって先生も休めることにはなっていないようだ。
 子供たちのことを考えると、貴重な夏休みを短縮することへの賛成を躊躇する。一方、先生の負担を考えると、短縮も止むを得ないか。なかなか悩ましい問題だ。

○…学生時代、周囲に障害者が何人かいる中で過ごしていたので、社会のあちこちにある障壁(バリヤ)には、色々と考えることも多い。
 バニラエアが車いすの男性の飛行機への搭乗を断ろうとし、男性が自力でタラップを這い上がったという話があった。バニラエアは交通インフラであるので、障害者が使用できないというのは言語道断である。社会は健常者のためだけにあるのではない。障害者も健常者と同様に自由に行動できるよう、インフラは常に対応を続けていかなければならない。それによってはじめて健常者も安心で快適な社会とすることが出来る。
 今回、問題が注目されたことで、バニラエアは即座に対応した。問題はあったにせよ、この対応は賞賛すべきで、他の路線でも順次対応を進めてもらいたい。
 しかしこの件で本当に問題だったのは、一部の一般人が車いす男性を「クレーマー」と貶めたことだ。曰く「事前に障害があると連絡しなかったのが悪い」「なぜLCCではなくANAやJALを使わないのか」「クレームをつけるのが目的だったのでは」などの目を覆いたくなるバッシングが広がった。これらは全て間違いである。障害者が声を上げなければインフラ側は変わろうとしてこなかったのが実態だからだ。声を上げなければ改善されないのに。声を上げたものをバッシングする。嫌な国になったものだ。

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