○…最近、テレビを見ていて「へぇ〜!」と驚くことがあまり無くなった。むしろ逆に「何でそんなことぐらいで、この出演者は大げさに驚いているのか?」と不思議な思いに駆られることの方が多いように思う。
先日の番組では「するめ」と「あたりめ」の差は何か?という外国人の問いかけに対して出演者が色々と推測したあげく「差は無い」「“する”を縁起が悪いと考えて“あたり”と言い換えただけ」という答えが示された際に、MC含めてた出演者が「そういうことだったのか!?」と大げさに驚いて見せていたが、こちらは「知ってるくせに…」と冷めた気持ちになった。
こういう事は良くあるようで、どうも「知らないふり」で番組を盛り上げるのが芸能人の芸であるかのように捉えられているように思う。それ自体、しらじらしくて嫌いだが、そもそも悪いのは企画側だ。「知らない人」を対象に番組を作るというのは理解できる部分もあるが、あまりに度が過ぎると、何だか視聴者をバカにしているように思える。
そんな中、久しぶりに「へぇ〜!」が出た。某総合電機メーカーが単独でスポンサーをしている番組で、「アボリジニの新たな遺跡が発見され、歴史が塗り替えられた」というもの。ただ詳しい内容が何も無かったのが残念だった。
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