EnB 02号 目次
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■EYE
揺れる米国クリーンエネルギー

■GLOBAL Business
・Maire Tecnimont、UAEに新会社
・Emerson、サウジDammamに新施設開設
・Schlumberger、Peakを買収
…“TechnipFMC”が上場
…Costain、インフラ建設の環境負荷低減ツールを開発
…Fluor傘下のNuScale、SMRで設計認証提出

■INTERVIEW
海外事業展開を本格化
トータルソリューション対応で強み発揮
JFEエンジニアリング専務執行役員 都市環境本部長 澁谷榮一氏

■REPORT
不安定化する原発市場
東芝-WECの巨額損失はどこに向かうか

■TOPICS
水素で国際的協議会発足
Hydrogen Councilに13社が参加
…「しかおい水素ファーム」が完成

■Project News
…Toyo-Thai、Thai MMAの能力増強計画受注
…比JG Summit、クラッカー拡張計画で認可取得
…DEWA、200MWの集中型太陽熱でRFP
…ABB、インドで超距離送電施設を受注
…ADNOC、2020年までにエネルギー効率を10%向上
…Lyondell Basell、RAPIDにHDPEプロセス供与
…Aramco、SNC-LavalinとのGES契約を延長
…Arkema、Clear Lakeにアクリル酸ユニット
…Axens、SOCARにブテン-1技術をライセンス
…Braskem、La PorteのUHMWPEユニット完成
…KBR、インドネシアのアンモニアPJに技術供与
…Fluor、東アフリカで肥料プロジェクト
…Dana Gas、エジプトのガス生産能力を増強へ
…印HPCL、Visakh製油所拡張をEILに発注
…大林産業、イスファハン製油所を受注
…サッポロ、タイのバイオエタノールに技術供与
…KBR、International Paperのメンテ業務受注
…Linde、米とシンガポールで設備投資
…Petrogres、金属鉱山の廃硫酸活用へ
…Jacobs、PEプラントを最適化
…Petrofac、Salalah LPGを受注
…RelianceとSibur、インドでゴムのJV
…Shell、Monacaクラッカーで認可取得
…Solveyと丸紅、コージェネPJ推進

■NEWS Flash
・千代田化工、マレーシアで石化タンクターミナル
・横河、中東・英国で制御システム受注
・三菱重工、北米でOil & Gas Division発足
・Primetals、露向け高炉用制御装置受注
…MHIヴェスタス、最大の洋上風力を受注
…三菱重工、米でCO2回収プラント完成
…三菱商事、インドで蓄電システムを実証
…千代田等、「きぼう」での実験成果が科学誌に掲載
…NSENGI、中嶋産業向け厚板溶断工場を完成
…神戸製鋼、加古川第6連鋳/第2分塊工場増強を完了
…日立パワーソリューションズ、風力向け施設開設
…鹿島、海外土木事業を本社直轄で再構築

■Procurement
・明電舎、中小水力発電用の制御保護システム
・日本アビオニクス、赤外線サーモグラフィカメラ
・東芝キヤリア、ヒートポンプ式熱源機の新シリーズ

■Environmental
・広島中央環境組合、新日鉄住金エンジグループに
・JFEエンジ、都市環境プラント改良工事を相次ぎ受注
・タクマ、ごみ質推定の自動燃焼制御システムを開発

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■データ・ファイル

■エンジニアリングダイジェスト

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EnB 02号 表紙

 

EDITORAL

●編集後記

○…少子高齢化が加速しているなかで、将来を担う子どもたちは社会から手厚く扱われているはずだ、と思っていた。ところが、日本の貧困児童数は増加傾向にあるというのだ。将来の日本を担うべき子どもを、社会全体で育んで行かなければならない状況の中で、いつまでもこんなことが続いていては、日本という国の将来は危ういと言わざるを得ない。
 あるデータによると「日本の17歳以下の貧困児童の数は、いまや350万人に上る。これは同年代の児童総数の16.7パーセントに当たる」という。このまま問題を放置しておくと、貧困児童の割合はこれから更に高まっていくだろう。貧困の定義は色々あるが、この数字はOECDのそれを前提にしたもの。OECDは、平均所得の半分以下の所得水準にある世帯を貧困世帯としている。これだと、相対的な貧困ということになるが、古典的な意味での絶対的な貧困が増えているのが最近の特徴だという。絶対的な貧困に陥ると、親は子どもにろくに食べさせてやれなくなる。その結果腹を減らしたまま寝なければならない子どもが増えているという。この1・2年の間に、貧困な子どもを対象に食事サービスを実施する施設が増えている。子どもを対象とした食事サービスは、そうした子どもたちにとって最後の命綱の役割を果たしているという現実がある。

○…昨年の邦画市場は「君の名は」「この世界の片隅に」「聲の形」とアニメ映画のヒットが続いた。「シン・ゴジラ」はCG+実写だが、監督があの「エヴァンゲリオン」の監督なので、これもジャパニメーション作品として加えることができるだろう。日本のアニメは今や世界中に配信されている一大産業となった。最新のTVアニメでさえ、放送された日のうちにネットで世界に拡散されるようになっているほどだ。
 自分は、初期のアニメおたく世代でもある。手塚作品をはじめ、様々なアニメを見て育ってきた。初回放送時に視聴率が振るわなかったと言われる「ガンダム」を、当時から高く評価してたのも我々世代であり、今でもアニメは良く見る。なので、日本のアニメがこれほどまで受け入れられているのは、正直うれしい。
 だが最初に挙げたアニメ映画を、自分はどれも見ていない。そもそも映画館という閉塞空間が苦手ということもあるが、どの映画にも、これまで繰り返されてきたストーリーやテーマそのままで、新しさをあまり感じないのに、評価が高すぎるように思う。
 その一方、TVの深夜枠で放送されている「昭和元禄落語心中」は声優が落語家に弟子入りしてまで作ったという、製作の意気込みを感じさせる傑作で、見てると寄席に行ってみたくなる。

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