○…最近、国会議員・閣僚の発言、行動が何やらおかしい。一般国民からすると、やはり国会議員といえばそれなりの「識見・矜持」を持った人たちであると考える。ところが、現在はおよそそのような資質を持った人とはかけ離れた存在であると思わざるを得ない状況にある。しかし、彼等を選んだ国民にその責任はあるのだろう。
最近問題になった発言で最も驚いたのは、某議員の「日本がアメリカの51番目の州に」というものだ。マスコミが大きく取り上げたのは発言の後段にある、アメリカでは「黒人の奴隷が、大統領になっている」というものだ。多くの論調は、それを差別的な発言だと問題にしたが、発言内容をみると多分、「ダイナミックな変革」という論調で言ったのだろうと推察する。ただ、言葉と云うものは、ある部分を切り取られて、独り歩きしてしまうものなのだから、有権者の負託を受けた国会議員には、それなりの代表としての矜持や教養も課された責務でもある。
それよりも驚愕したのは、「日本がアメリカの51番目の州になるということについて憲法上の問題があるのか」と発言したくだりである。黒人も大統領になれるのであるから日本(州)の人もなれるはずだと言うのである。そのような議論が、参議院憲法調査会という場においてなされていることに驚くとともに、脱力する。
○…昔「ジャイアント・ロボ」や「スーパージェッター」などに登場した、腕時計型の通信機器に心をときめかせていたが、Appleなど各社がスマートウォッチを商品化したことで、子供の頃の夢がまた一つ現実に近づいた。そういえばSF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出ていた浮上式のホバー・ボートや、自動で靴ひもを締めてくれるスニーカーも開発されているという。子供の頃からのSFファンの心をくすぐる話が最近は多くなってきた。
宇宙開発関連のSFの定番といえば、地上から宇宙まで登っていく「軌道エレベータ」。そして「宇宙太陽光発電」も良く登場する。先般発行された、三菱電機の技報には、その宇宙太陽光発電に関する技術開発野甫国が出ていた。それによると、マイクロ波精密ビーム制御技術研究開発に参加、送電部とビーム方向制御部を開発。屋外での55m離れた場所に340Wの直流電力の送電に成功したという。これにより宇宙太陽光発電マイクロ波送電技術の実現性が実証されたとしている。これは中々に凄いことだ。宇宙では変動無く太陽光が届いていて、しかも直達光比率が100%で発電効率が高い。まさにSFの世界で言う「無尽蔵のエネルギー」だ。これを利用できるなら温暖化ガス問題も吹っ飛ぶかもしれない。
ワクワクが止まらない。 |