EnB 22号 目次
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海洋構造物にもリスク分担を

■REPORT
海洋へ拡がるTOYOの資源開発

2020年、バイオジェットで初飛行-ユーグレナ等

■GLOBAL Business
・米輸銀、大統領署名で業務を再開
・三星エンジの増資をオーナーがサポート
・Wood Group、Infinityを買収へ
…Weir Group、UAE初のウェルヘッド製造施設
…下水処理場をグリーン発電に転換
…RWE、分散型エネルギーの組織を構築

■TOPICS
WEC、世界で64基の受注へ

プラント工事費は上昇傾向-日機輸、2015年版PCI/LFを作成

■Projects News
…ノースダコタの風力発電認可
…エクアドルでアルミ精錬のFS
…Aramco、Fadhiliガス処理で3件の契約
…Areva、スーパーフェニックス炉解体工事受注
…Neste Jacobs、クラッカー改良を受注
…CB&I、オマーンのエチレンプラント受注
…Technip、STAR製油所向け水素プラント受注
…パキスタンの水力発電でFS
…米FPL、12億ドルで新規発電設備建設へ
…印GAIL、Assamnoガスクラッカーを完成
…Jacobs、水処理建設管理サービス受注
…Jacobs、インドで塗料プラント受注
…KBR、G2 LNGのFEED業務を受注
…Linde、バングラデシュのASU建設へ
…中国LUXI、UOPのアドバンスMTOプロセス採用
…LyondellBasell、サイトはChannelviewに
…Tecnimont〜環球工程、RAPIDのPPプラント受注
…Orpic、LIWA石化計画でEPC契約
…PertaminaとAramco、Cilacap製油所JVでHOA
…三星エンジ、PetrronasからLLDPEなど受注
…PTTGC America、INEOSプロセスを選定
…Rio Tinto、Amrun projectを推進
…Duqm製油所計画で7グループが招聘
…Shell、ルイジアナで4基目のLAOを計画
…チェコのエチレン再建PJ発注
…POSCOエネ〜丸紅、ボツワナで発電事業

■NEWS Flash
・日揮、Cilachap製油所能力増強を受注
・豊田通商、米国でガス火力事業
・大林組JV、バングラデシュの橋梁工事受注
・Hitz、マレーシア初のごみ焼却発電設備受注
・IHI、Jパワー向けUSCボイラ受注
・Primetals、米国向けブリケットプラント受注
・東芝、タンザニアと地熱発電でMOU
・三菱電機、水・インフラの海外展開で神戸市と協定
・「投資効果の早期実現を」NEDO古河理事長
…横河、プラントサイバーセキュリティで国際認証
…川崎重工、ガスコージェネシステム受注
…東芝納入の京極2号可変速揚水発電が営業開始
…NSENGI、北九州市の建築デザイン賞を受賞
…住商、Shellグローバルパートナーアワード受賞
…双日、北米で鉄道車両総合メンテ事業に参画
…IHI、石炭火力でバイオマス25%混焼を実証
…日立製作所、南アフリカの発電案件で和解
…神鋼環境、海外水ビジネス強化で北九州に営業所

■Procurement
・富士電機、ウェアラブル型遠隔作業支援
・横河電機、「CENTUM VP」の機能を大幅に拡張
・オムロン、制御用コントローラのラインアップ強化

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■エンジニアリングダイジェスト

■最近のプロジェクト受注・契約状況

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EnB 22号 表紙

 

EYE
●海洋構造物にもリスク分担を

「日本は海洋国家だ」という声を以前は良く聞いた。造船世界一の地位を確保していた時代だ。しかし今や造船受注量世界一位は中国となり、2位を韓国と争っている状況となっている。しかもかつては日本も海洋構造物を積極的に手掛けていたが、赤字続きで撤退した。さらに海洋資源開発分野では、日本に上流資源開発があまり無く、自主開発資源の経験に乏しいこともあって、海洋国家ニッポンに技術が蓄積されてこなかった。
 その一方で欧米では着々とサブシー機器の開発を進め、深海設備の技術を蓄積してきている。日本にはこの分野での実績がない。
 そこで気が付くのは「海上に出ている(あるいは浮いている)設備は付加価値がとても低く、海に沈んでいる設備の付加価値がとても高い」ということ。要するにカネになる部分はすべて欧米で独占され、日本はどういう訳か付加価値の低い部分で中国や韓国と低価格競争を続けているということだ。そう考えると、今後日本が進むべき道は海底、ということになる。実際、メタンハイドレート開発や、熱水鉱床資源の開発など日本がナショナルプロジェクトとして進めているのは海底分野である。これらを通じて、海底設備の製造や設置、運転・保守技術を蓄積していければ、本当の意味での海洋国家ニッポンとなれるかも知れない。
 ただ、これらのプロジェクトは極めてチャレンジングで、すぐに商業的な成果がでるものではない。そうすると当面はやはり付加価値の低い、海上の構造物をやっていかざるを得ないだろう。
 しかし現状では安値受注競争が繰り返されているうえ、海洋構造物の発注もおかしい。昔ならば海洋構造物のコストはほとんど鋼材だったかもしれないが、今や様々な機能を備える「プラント」である。仕様変更も多いのにチェンジオーダーすら出来ず、コントラクター側がすべてのリスクを受ける現状の形では、中国以外の企業は事業を継続できなくなる。そろそろ企業が連携し、リスク分担を考えた価格が交渉できるような事業モデルに変えていくべきだ。

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EDITORAL
●編集後記

○…地元の合唱同好会を立ち上げて10年がたつ。音痴で楽譜も読めないのに無謀にも合唱の同好会を作ろうと考えた理由は、唱歌が好きだったことと、じいさん・ばあさんの憩いの場を作りたかったこと。思惑通り、いまや老人会と化している。いまや、みんなそれなりに楽譜が読めるようになり、新しい歌にもチャレンジしている。最古参の者としては引退も考えたが、肺の一部を摘出し、声を出すリハビリをかねて最近はまた、熱心に参加している。
 最近は歌うことより、その歌の作詞・作曲者、背景などを知ることに楽しみを見い出している。例をいくつか挙げる。文語調の格調高い歌詞の「夏は来ぬ」、「秋の夜半」は、国文学者であり歌人でもある佐佐木信綱の作詞だ。NHKの朝ドラ「花子とアン」に出てくる大正三美人の一人「柳原白蓮」、そして「村岡花子」の歌の先生でもある。「埴生の宿」、「庭の千草」の日本語詩を作った里見義は、福岡藩の藩士で後に文部省音楽取調掛に奉職した。そして、歌詞が現代に相応しくないとしていまや忘れ去られようとしている「仰げば尊し」。日本の歌だとばかり思っていたが、数年前に米国で1850年代に作曲された曲だと判明した。最近は歌うことより、曲の生い立ちを調べることに興味がわく。子供たちはいまや教科書にない唱歌を知らないだろう。でも残すべき歌は多い。

○…年の暮れになると、記者懇親会というのが色々な企業で行われる。ご招待戴いた会社の懇親会には顔を出すようにしている。そんな場所で、真剣に取材をする訳でもないので、何となく相手の担当に近いような内容で雑談し、その中で興味ある話があったら、別途取材を申し込むことになるのだが、会社役員も広報担当に「あまり話すな」と言われているので、スクープが出てくるわけでもない。
 その辺はこちらも心得ているので、ニュースというより、こういう場所では市場の見方や事業のあり方などを聞く方が面白い話が聞ける。
 ただ、中には基本的なことが良くわからないで来ている記者もいる。それを役員にだらだらと聞いているので、脇で聞いてるこちらの方が「そのぐらいは勉強してから来いよ」とも言いたくなることもある。そういう記者はさすがに専門媒体でなく、一般の新聞記者ばかり。特に大手の新聞記者だったりすると「大して勉強もしてないクセに、俺らよりいい給料貰いやがって」という僻みもあって、どっかで話に割り込んでやろうとする。専門記者として、あまり一般に知られてない話や単語をボソっと囁くことで、相手はスゴスゴと引き下がっていくことが多い。業界誌なめんなよ、である。

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