○…6月30日にギリシャの債務問題のニュースが飛び交った。「IMFはこの日期限を迎えた15億ユーロ(約2千億円)の返済がなされず、延滞扱いになったと発表。先進国で延滞扱いとなるのは初めて。」というニュースだ。この2千億円という数値を聞いても貧乏人の当方としてはピンと来ない。
だが、オリンピックまでに建設する新国立競技場の建設費が当初計画を大幅に上回る2千5百億円強に達するという報道にはあきれるほかない。なにしろ、巨額の建設費を誰がどう払うのか、ほとんど何も詰まっていない状況の中で、事業主体の日本スポーツ振興センターが有識者会議なるもののお墨付きを得て計画通り建設を進めることを決定したというのだ。分っているのは、この巨額の建設費用が今後一層膨らむだろうということと、建設後の維持費用がこれまた1千億円を超えるということ。
通常、このような計画にはかならず、費用負担の明細が伴うものだ。誰が、どのような財源を用いて、どのようなスケジュールで払うのか、それがあってこそ計画の名に値する。ところが、そのいづれもがまだ決まっていないというから驚きだ。それにしても、この騒ぎはいまの日本の政治の無責任さを象徴している気がする。こんな無責任が通用するのなら、ギリシャ政府もあやかりたいだろう。
○…パソコンやカメラというのは、新しいものを買った後に、同機種の価格がどうなっているかを確認してはいけない。少なからずショックを受けることになる。どっち結構、長期間に亘って使うものであるので、多少予算オーバーでもより性能の良いものを買ってしまう傾向にあるが(実体験)、半年もすると2〜3割も価格が下がっているというのは良くある。幾らなんでも下がり過ぎる、と文句の一つも、溜息まじり出てしまうのだ。
それに懲りてしばらくは、パソコンやカメラそのものの情報をシャットダウンするようにするのだが、さほど詳しくない割には好きなので、気が付くと結局また、せっせと色んな情報を見て「○○があるから、これをもっと活かすには○○なんか買うと良いんじゃないか」とか、買い物の言い訳を一所懸命探しだそうとしている自分がいる。そうして新たなターゲットを見つけは、それを買うために一生懸命ヘソクリしようとするのだが、不思議とカミさんには発見され「これで旅行行こうね♪」と、抵抗できない笑顔でおねだりされるのがオチなのだが。
それにしても本当に製品の回転が速い。ただその分、中途半端な新製品も多いように感じる。もう少し製品を熟成させてから発売しても良いのではないか。 |