EnB 22号 目次
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■EYE
組織改正はほどほどに

■INTERVIEW
センシングの深耕でビジネス領域を拡大c
ユーザーニーズに応え安全・環境・省エネ対策
日本エマソン プロセス・マネジメントグループ上月明専務取締役事業本部長

■GLOBAL Business
・AMEC、Foster WheelerのTOBに関心
・Wood Group、Elkhorn買収で米国シェール分野強化
・WilBros、ガス処理プラントに進出
・スペイン人コンダクター、Hochtiefの変身を指揮
・米国エネルギー分野、エンジニアリング関連産業に大恩恵

■GLOBAL REPORT
2013年度中国双60強発表される
10年目を迎えた中国版ENRランキング

■TOPICS
電気計測器、2017年まで微増傾向

■REPORT
オープンイノベーションの新事業創出

■NEWS Flash
・千代田アルマナ、ラスガス社からEPC受注
・IHI、相次ぎ海外案件受注
・横河電機、米エチレンプラント向けシステム受注
・水処理事業再編が続く
・日立造船、発電設備で投資決定
・メガソーラー投資続く
…日立製作、英ホライズンと合意
…JFEエンジ、ミャンマーに鋼構造製作工場
…東芝、ドイツで太陽光発電事業
…三菱重工、インドでETCを本格稼働
…荏原、平塚市向けごみ焼却炉を納入
…三菱電機、淡路島向け太陽電池モジュール受注

■Projects News
…Sabic等、来年1QにANプラントでテンダーへ
…Acwa Power、ラービグ2発電を獲得
…クウェート、オレフィン3PJでFS完了へ
…Sabicと三菱レイヨン、MMAで入札延期
…日揮〜大宇、Ras Tanuraで優勢に
…アラスカのLNGでスタディ完了
…ブラジルOdebrechtが米でエチレン計画
…Calumet、原油パイプラインPJで契約
…GE、エジプトのエチレン向けに機器供給
…CB&I、サウジでタンク受注
…Formosa、テキサスの拡張で認可申請
…大林〜Petrofac、オマーンの製油所受注
…EIL、ナイジェリアの石油・石化PJ受注
…Gazprom、バルチク海沿岸にLNGターミナル
…QGCの炭層メタンLNG計画でJacobsがFEED
…中国Lihuayiグループ、GEの石炭ガス化炉を採用
…M&G、中国でバイオリファイナリー
…Natgasoline、テキサス州でメタノールプラント
…カナダで製油所計画
…ONEOK、Willistonにガス処理設備
…Petrobras、セアラ州の新規製油所で合意
…POSEC、ベトナムで高速道路受注
…Technip、Sasolの米GTLのFEED受注
…仏Vencorex、タイでHDIプラント建設
…JSR、ハンガリーでS-SBR

■フォーラム

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■エンジニアリングダイジェスト

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■Editorial 詳細へ

EnB 22号 表紙

 

EYE
組織改正はほどほどに

 「座席はそのままなのに、部署が勝手に変わって行く。2〜3年ごとにファンクションが違ってくる」という声をたまに聞くことがある。
 転属願いも出していないのに、組織改正で所属部署名が変わっていく。名前が変わるだけならまだしも、それに伴って自分の業務内容も変わってしまう。会社組織人にとっては、よくあること、と言えるだろう。
 組織改正には明確な目的が必要だ。業務の効率化や業際への対応、新規事業・分野への対応、事業の浮沈に伴うものなどが主な目的となる。だが、中には目的の良くわからない組織改正というものもある。その方が効率的という意思なのだろうが、それが実証的な考えかどうかは問い直されるべきだ。少なくとも、組織を変えれば多かれ少なかれ、混乱が生じることになる。
 特に、エンジニアリング産業の場合、各部署が担っているファンクションには専門性が求められる。なおかつ、部門同士が緊密にコミュニケーションしていかなければ、巨大なプラントシステムの構築は出来ない。部門同士が関係してくる部分で、それがどちらのファンクションであるかをいちいち確認しなければならないのでは、組織改正は逆にプロジェクト遂行を妨げてしまうことにもなりかねない。
 組織は専門分野でスタティックでなければならない部分と、個別プロジェクトに対応してダイナミックに動く部分とのバランスが重要なのではないだろうか。冒頭の言葉は、本来スタティックであるべき部署で、頻繁に改正が行われていくことで、混乱してしまう状況が存在することを示している。混乱するだけならまだしも、業際が変わってしまうことで、小さなファンクションが失われている可能性もある。日本の従業員の仕事はキメ細かいので、誰かしらが、その失われそうになった小さなファンクションを拾い上げているため、なんとかうまく回っているのかも知れない。組織改正はほどほどにした方が良さそうだ。

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EDITORAL
編集後記

○…タイの騒乱が収まらない。最大25万人という反政府デモが首都バンコックで、政府機関を包囲・占拠して、現インラック政権の退陣を求めて混乱状態になっている。それに対して、インラック首相は下院を解散して総選挙で民意を問うことにしたのに反政府側はこれを拒否して、選挙によらない改革を主張している。そもそもインラック政権は11年7月の総選挙で圧勝して成立したもので、野党側は選挙しても勝てないということから、選挙という「民主的」ルールに反対という立場をとっている。
 この混乱の根本原因はインラック首相の兄タクシン元首相にある。タクシンは2000年代初頭、経済が分かる首相、CEO的発想、貧困層の救済・農村部の振興を約束したポピュリズムで栄光を得たが、旧勢力・軍・王室・財界人の反発、都市部の不満から没落、亡命生活を送っている。しかし農村部・貧困層の圧倒的支持を得ており、タクシン派は選挙では圧勝する。11年の総選挙でもタクシン派が勝利、インラック政権が成立したのだが、反タクシン派はタクシン元首相の影響力排除を訴えているのだ。
 このように民主主義の最大手段である選挙の結果が対立の解決手段として機能しなかった最近の例にエジプトもある。選挙で成立したモルシ政権が発足1年で軍事クーデターで崩壊した。

○…これまで、学校の音楽授業で耳にした以外では、クラシック音楽をそれほど熱心に聞いた覚えはない。だが最近は必要に迫られ度々クラシック音楽を聞いている。
 というのも、今年の暮れに地元の同好会で「アマデウス」という映画を見ることになったからだ。有志による映画会は月に1、2度開催している。それぞれ順番で推薦した映画を大画面(映画館ほど大きくはない)で鑑賞するのだ。今年の年末の映画会は、私の推薦順番である。「アマデウス」を推薦し、その映画の内容と、映画の背景などを記した開催案内を書かねばならない。まだ未見なので、いろいろ調べている。曲を聴くのもその一環だ。
 知っている方は多いであろうし、映画を既に見た方も多いであろうが、1984年制作の「アマデウス」は、若くして世を去った天才「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」の生涯を描いている。私は知らなかった。モーツァルト作曲で知っていたのはトルコ行進曲、アイネ・クライネ・ナハトムジークくらいだ。ところが、驚いた。彼の作曲した音楽が今もテレビドラマ・バラエティー等で多く流れている。たまたま題名を知らなかっただけだった。
 映画は謎に包まれたモーツァルトの死亡原因としてアントニオサリエリによる毒殺説を匂わせているらしい。今から楽しみだ。モーツァルトの音楽を聞いて年を越したい。

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