EnB15号 目次
詳細 のマークがついているものは記事の内容がご覧になれます。

 

■EYE詳細へ
リップサービスで満足?

■Report
本格回復は下半期−プラント業界の第一四半期

■GLOBAL Report
世界デザインファーム、若干の明るい市場
2009年の世界エンジニアリング企業の動向(1)−デザインファーム編

■GLOBAL Business
・Atkins、米国市場へ進出
・AECOM、Tishman買収に続き2社買収
・Stantec、引き続き4社を買収

■TOPICS
焼結炉排ガス処理のSERT技術-ダイオキシン、Nox・Soxを同時除去

韓国環境産業、日本で技術アピール

スマートコミュ実証で4事業実施

IHI、FAロボット事業に再参入

■NEWS Flash
・Hitz、国内外で環境関連プラント連続受注
・東芝〜商事等、カイロ地下鉄向け車両を受注
・三菱ガス化、ベネズエラのメトール第2プラントを完成
・Hitz、放電破砕事業を拡大へ
…月島機械/JFEエンジ、バイオエタノールFSを受託
…Hitz、原子力関連機器工場の拡張を完了
…日本電産、エマソンのMEC事業を買収
…PMAJ、PMシンポ2010を開催
…「LNG年間2010」発刊

■Projects News
…大宇建設、リビヤで発電プラント
…アブダビ、オレフィンPJを統合へ
…FW、ノルウェイでFEED
…Yanbu製油所でコントラクター選定
…Aramco-DowのJubailペトケミでFEED
…中国、550億ドル海底トンネルPJをDBOで発注へ
…DSMEなどPNGでFloatingLNG検討
…Siemens、仏CCGTを受注
…GS建設、エジプト製油所建設を再開
…ハリバートン、イラク油田開発でPMC
…印肥料会社がナイジェリアで肥料コンプレックス
…KBR、メルボルンで排水処理プラント
…韓国電力、メキシコで発電所建設
…KPC、インドネシアで製油所
…ルルギ、中国で繊維プラント
…マクダーモット、Zakumの水注入システム受注
…ナイジェリアと中国、第3製油所で合意
…PlutoLNG2&3、FIDは来年以降に
…QP〜Exxon、カタールの石化PJを延期
…POSCO、インドネシアに一貫製鉄所
…POSCO、ベトナムのステンレス工場を増強
…Takreer、ShawをPMCに
…STX重工、マレーシアでバイオマス発電
…ウルグアイLNGターミナル、F&Wが受注
…ベトナムDungQuat製油所、拡張へ
…大宇建設、リビアで複合火力受注
…現代重工業、世界最大規模の太陽光発電受注

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■データ・ファイル

■エンジニアリングダイジェスト

■Editorial 詳細へ

EnB 15号 表紙

 

EYE
リップサービスで満足?

 現代重工業が米国で世界最大の太陽光発電所を受注したというニュースに対して、日本はあまり反応していなかった。しかし、世界の新エネルギープロジェクトのなかで、日本企業の存在感が薄まってきているのを感じている。欧州では積極的に洋上風力発電のプロジェクトが進んでいるものの、日本では三菱重工の2009年度の風車の受注がゼロという状況にある。最近、相次いで出てきている海外の大規模な新エネルギー関連プロジェクトで、日本企業が受注した話といえば、日本企業が事業主体となっているもの以外では殆どない、という印象だ。
 経済産業省で、こういった話をしてみたら「欧米では日本の新エネ・省エネ技術は高く評価されている」という、ちょっと、紋切り型な返事がきた。
 この「技術が高いと評価されている」のが問題なのではないか。これは正確には「技術は高いが価格も高い、と評価されている」のではないか。あるいは「技術は高いが、仕様が合っていない」という場合だってある。「技術が高い」という評価は往々にして「リップサービス」に使われやすい。そのリップサービスだけを日本に持ち帰って、「日本の技術は欧米で高く評価されている」とお役人や政治家が喧伝したところで、そこで満足している間はビジネスにはつながっていかないだろう。
 「日本人は技術を褒めれば喜ぶ」と欧米の人から舐められているのではないだろうか。技術を褒めるリップサービス戦略で、日本の進出を防いでいるのではないか?とすら勘ぐる。これはさすがに被害妄想かもしれないが、残念ながら否定しきれない。
 役人に海外での新エネビジネスの広がりを考える意識がなく、新エネ産業側にも海外展開に対する意識が薄いままであれば、結局は国内で、補助金目当てのビジネスを細々と、補助金打ち切りに怯えつつ展開するだけに終わってしまう。技術を褒められて喜んでいるならば、そうした状況からは抜け出せないだろう。
 お役人は「受注に結び付けていくことも重要」とこれまた紋切り型で一言付け加えた。この言葉が実を結んでいくよう期待したい。

最新号目次へ

EDITORAL
編集後記

○…超円高と株安、日本経済が緊急事態に直面しているというのに、政府も日銀も具体的な策が全くない。経済界をはじめとして、国民のいらだちは大きい。首相の関心は、9月の民主党代表選、全力を尽くして再選・首相の地位を守ろうという姿勢だ。
 日本の円高は日本経済が優れているからではない。各国が自国通貨を切り下げて輸出振興を図っていることがある。さらに欧米とも景気は回復せず、二番底のリスクをかかえ、最も安全な円が高騰したことが大きい。この円高は国際協調で抑え込むことはできず、日本一国で抑えなければならないものだ。日本の政策当局の抱える任務は極めて重く、深刻なものだ。自分の権力維持を優先するのはとんでもないことだ。
 民主党代表選に前幹事長が出馬することで、どちらが勝っても与党内の混乱が予想されている。二大政党制は安定政権につながるというが、ここ数年、自民党・民主党の短期政権が続き、混乱が続き、政治不信が増大している。選挙のため野合したとしか思えない二大政党の弊害ははっきりしている。具体的・実行可能な政策を掲げた政党や政治家に期待する声も多い。今回の与党内の混乱が政界再編にまでつながるか、予想できないが、まともな政治リーダー・政治体制出現にはこうした混乱が必要かも知れない。

○…今年の7月、8月は猛暑が続いた。9月に入ってどの程度暑さが続くのか予想もつかないが、気象庁の3ヵ月予報によると、残暑は厳しいという。とすると、今年特に目立った熱中症さわぎはまだまだ続くのかも知れない。暑さが続くと、関連する家電製品が飛ぶように売れると言われてる。ところが、今年はそれに加えて、「熱中症対策グッズ」が大はやりのようだ。斯く言う私も、スポーツドリンク、塩あめ、塩キャラメル、水につけて首に巻くもの(名前は知らない)等々にだいぶお世話になった。いずれも、野外活動で利用した。炎天下で仕事せざるを得ない方々は、それこそ苦行の連続であるに違いない。
 ところで、どうにもガマンのしようがない暑さがある。ビル街に囲まれた歩道を歩くときの暑さだ。ヒートアイランド現象である。もし、この暑さが毎年日本の各地で続くようであったらたまらない。暑ければ暑いほど製品が売れ、産業界は活況を呈するのかも知れないが、その恩恵を享受できない人も多いのだ。ヒートアイランド現象などは行政が対応しなければならない問題ではなかろうか。
 それにしても、熱帯、亜熱帯で暮らす人々は熱中症対策をどうしているのだろうか。慣れるより仕方がないのだろうか。

最新号目次へ

Copyright (C) 2002 ENGINEERING JOURNAL CO,.LTD. All Rights Reserved.