EnB05号 目次
詳細 のマークがついているものは記事の内容がご覧になれます。

 

■EYE詳細へ
技術はつながっていく?

■Report
“水”で独自展開を目指すJFEエンジ

医薬品製造事業に乗り出すIHI

熱帯びる!?燃料電池
素材・部材供給と利用分野が拡大

■GLOBAL Report
韓国プラント輸出、2015年には1,000億ドル
海外プラント、中東地域中心に増加傾向が継続

■GLOBAL Business
・KBRナイジェリア不正、英国では司法取引へ

■TOPICS
2010年度産業機械受注は6.5%増に

■NEWS Flash
・TEC、ペトロブラスと中規模GTLで実証試験
・JFEエンジ、大型コンテナクレーン免震化工事受注
・住友重機械、シンガポールからバイオマスボイラ
・Hitz、産廃処理のGE向け焼却炉を完成
…千代田化工建設、カタールでPMPを受注
…川崎重工、1,700kW級GT「M1A-17」を開発
…IHI検査計測、自動車関連試験設備事業を譲受
…三菱重工、洋上風車に参入
…丸紅、チレボン火力で融資契約
・相次ぐ太陽電池事業の拡大
・富士電機、トップ交代

■Projects News
…PNGLNG、増設の可能性
…アブダビShahガス田、今年末に発注へ
…BP、オイルサンドに20億ドル
…Rio Grande、700MW石炭火力でFS開始
…Fluor、PetriChinaの石化PJでFS
…General Atomics、小型原子炉開発へ
…Hindustan石油、リファイナリー計画を再開
…現代重工、ミャンマーからガスプラント受注
…KBR、エチレンプラントリバンプ受注
…KBR、インドでアンモニアプラント受注
…MWケロッグ、肥料プラントでエンジサービス
…印NTPC、バングラデシュで石炭火力
…クウェートで新規石化プラント計画
…アルジェリアEGでSDが技術供与
…印Tata、モロッコにDAPプラント
…Ruwaisリファイナリーで韓国勢が受注
…Braskem、メキシコでエチレンコンプレックスを計画
…クウェートの中国石化JV、年内に承認
…ConocoPhillips、オイルサンド開発を推進
…シンガポールLNG、FW子会社がコンサル
…DPT、中国のSNG計画でソフトサービス
…GE日立、ポーランドで次世代原発
…Sunriseオイルサンド、FEED完了
…Jcobs、現代建設から受注
…QPとEXXON、ラスラファンで石化コンプレックス
…韓国、トルコ原発でオファー

■フォーラム

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■Editorial 詳細へ

EnB 05号 表紙

 

EYE
技術はつながっていく?

 「3D」といえば、世間では映画「アバター」である。3Dシネマということで評判だが、どうもあのキャラクターに違和感があり、見に行く気になれない。米国では「アバター欝」が話題になるほどのめり込む観客がいるという話だが、とても信じられない。従って話題の3Dシネマを体験できていない。

 ところで、このアバターという映画には、プラント建設でも使われている3Dスキャナーの技術が使われているという。3Dスキャナーが形状と色だけでなく、表面の艶とか反射率なども正確に描写できるようになり、俳優の表情の動きもリアルに再現できるように進化してきたことによるものらしい。全く技術というのは、どこでどう繋がっていくのか、予測もできないものであるものよ、とつくづく思う。

 ここで全く話が変わるのだが「スマートグリッド」という技術(?)が未だに良く理解できない。展示会でグリッド用の蓄電池を展示していた某社の説明員に、何気なくそう漏らしたところ「日本と米国、欧州で考えられているものが、それぞれ違うからですよ」と言われた。確かにそうかも知れない。米国では単にスマートメーター取り付けて、需給調整をするのがスマートグリッドだというが、日本の送電グリッドではそれだけではあまり意味がない。需給調整は基本、供給側でやっていて、しかも日本は電力の質が高いし、送電網も十分な余裕をもって作られているので、スマートメーターつけただけではあまり意味がなさそうだ。それで経済産業省もわざわざ「日本型」と枕詞をつけているのか、と納得。それでもそのイメージするところは何なのかわからない。「AI(人工知能)をつけて新エネの電力予測して電力需給すると何となく“良いもの”ができそう」という程度か。とはいえ、「良い物ができそうじゃん?」っていうモチベーションも結構重要だったりするからバカにはできないのだが。などと色々考えているうち、ふと思ったことがある。「スマートグリッドとプラント計装は似てるのではないか?」ということだ。各箇所の必要電力、熱などを把握し、DCSでコントロールする。なんだかプラントの技術が役に立ちそうじゃん?って気がする。

最新号目次へ

EDITORAL
編集後記

○…90年代前半から出現した現代のグローバリズムは、経済のグローバル化−国家ないし国民経済間、企業間の経済的相互依存関係が、世界的レレベルとなっていること−がその中核にある。とくに90年代前半の社会主義の崩壊以降、地球上の全ゆる国・地域が資本主義化ないしそれを目指している。中国のように社会主義国すら資本主義化している。かつて資本制・商品経済適用は不可とされた分野も資本制化している、例えば商品経済に織り込まれた地球環境問題、PPP・PFIによるインフラ構築などだ。
 資金・資本・企業はグローバル化できる。しかし労働力のグローバル化には限界があり、国民(Nation)がローカルな存在として継続する。資本主義と国民国家(Nation)がセットの存在となっており、富配分よりも産業振興・職創造が国家の重要な経済政策となっている。現代の資本主義はこうしたグローバル資本主義段階にあるといえよう。
 サブプライムショック以前は、様々なグローバル資金がグローバルに投資され、覇権国米国が過剰消費により市場を提供し、世界の資本主義を維持あるいはテイクオフを支援してきた。米国過剰消費市場や欧州バブルの崩壊、投資銀行モデルの破綻でこの局面は終了、現局面は新興国市場などに期待する等、グローバル資本主義の新ステップ模索段階になったと見られる。

○…「三寒四温」とは、もともと中国北東部や朝鮮半島北部で、冬の時期に、寒さと暖かさの周期を表す言葉として使われ、その後、日本に伝わったそうである。日本では春先に低気圧と高気圧が交互にやってきて、「三寒四温」という言葉がぴったりの気温変化が繰り返されることから、最近では早春に使われることが多いようだ。確かに春の気配を感じると暖かい日和と、肌寒い日が交互に繰り返して、やがて本当の春がやってくる。
 確かに例年、「三寒四温」という感じで三月を向かえ、いつの間にか桜が咲き五月晴れを迎えてきたような気がする。ところが、今年の3月上旬までの感じでは、「二寒三温」というより、甚だしくは「一寒一温」の時もあった。日替わりで寒さ、暖かさが繰り返されてきたような気がする。今日はオーバーコートとマフラー、翌日はコートなしというような按配であった。これは年をとった私だけの感じかと思ったら、どうやら世間一般そんな感じであったようだ。
 まるで、政権交代による政治情勢の変化が日替わりでやってくる状況にあわせたかのような気象変化であった。とはいえ、気象面ではいずれ必ず本格的な春はやってくる。しかし、政治に穏やかな春は本当にやってくるのであろうか。願わくば、暖かさを感じられるような状況になってほしい。寒さが厳しかっただけに余計にそう思う。

最新号目次へ

Copyright (C) 2002 ENGINEERING JOURNAL CO,.LTD. All Rights Reserved.