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■夏季特集号「エンジニアリング・イヤーブック 2009」 ■GLOBAL Report ■NEWS Flash ■Projects News ■フォーラム |
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| 編集後記 |
| ○…7月は記録的日照不足で、8月も冷夏は続いていくようだ。昨年も7月は暑かったが8月は冷夏であった。世界的観測機関が2007年の地表の平均温度が0.6〜0.7度下がったと発表した。 太陽の黒点が昨年の夏ごろからほとんど発生していないことが観測されている。太陽の黒点は太陽活動を活発さを示すものだそうだ。黒点は周期的に増減を繰り返しているが、増加に転じなければいけない時期なのに増加しない。太陽の活動は100年に1度のレベルに低下したという観測もある。17−18世紀黒点が観測されない時期はテムズ川が凍るほど、欧州は寒冷化したそうだ。 温暖化ではなく地球寒冷化を懸念する声がとくに昨年あたりから目立ち始めた。昨年発売された丸山茂徳「地球温暖化論に騙されるな」がその魁だ。著者は今後の地球の寒冷化を予測する。5月に開かれた惑星科学の学会では地球上の気温は2035年に最低となるという主張もあった。 人類にとって寒冷化は温暖化より遥かに影響がある。食糧生産や生活に大きな障害となるのは歴史的にも明らかだ。現在のCO2を目の敵にする温暖化対策が無意味であることになる。とくにCO2対策だけが目的のバイオ燃料・CO2分離回収は無意味どころか有害な対策となる。 ○…昨年の夏を思い起こしてみる。お盆の帰省ラッシュは殆どなく、高速道路はガラガラだった。何しろ、ガソリン価格が高騰に高騰をつづけ、１リッター180円を超していたのだ。 現在は同120円程度だろうか。大幅に値を下げている。その上、政権の人気取り作戦で土日、お盆期間中は高速道路が一律千円とか。8月初旬から高速道路の大渋滞が予想されている。景気の実感は昨年の今頃からするとますます悪くっている。いまや、レジャーに繰り出して消費することなど思いもつかない。せめて、宿泊代がかからない帰省でもしようかという人が増えているに違いない。 ところが、ボロ車は持っているが、ＥＴＣなどつける余裕もないし、そのつもりもない。一律千円の恩恵からは外れている。その上、夫婦とももはや還るべく田舎を持っていないから、大渋滞に巻き込まれなくてよく、ホッとしている。今年のお盆は冷夏だからクーラ−なしでゴロゴロしていられるのだ。貧乏人にはありがたい。 ところで、昨年夏に燃料価格高騰で、輸送業者、漁業関係者が苦境に陥ったことを思い出した。現在はどうであろうか。きっと、燃料代は下がったが、景気の悪化でまたもや苦しんでいるのでは…？世の中ままならない。 |
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