○…先号で米国デザインファームランキングを紹介したが、コントラクターランキングTop500が発表されたので、次号で内容を紹介する。昨年の売上高合計は前年16%増の3044億ドル、国内は15%増の2569億ドル、海外は21%増の475億ドルと2007年の業況は好調だが、各コントラクターは失速の兆候を見ているという。ドイツの2007年のプラント受注実績も発表されている。合計・海外は2桁増だが、国内は減少となった。近々にこの内容も紹介する。ケミカルウィーク誌のEC企業特集も発表されたので近々紹介する。また2007年の韓国のプラント輸出・建設輸出、中国の対外承包工程(海外エンジニアリングコントラクト)はすでに発表され、その高成長はすでに紹介済みである。 我国は、エン振協の業務統計やプラント輸出のように3月末年度のものが多く、既発表が少ない。わずかに経済産業省のエンジニアリング業統計(受注高)が月ベースなので、暦年が発表されている。海外15%増、国内減少、全体2.5%増となった。プラント輸出は上半期しか発表されておらず、四半期もなく遅すぎる。国際比較可能な暦年ベースに改定すべきだ。ENAA業務統計は企業の会計年度に依存している。日本企業は3月末会計年度が多い。国際的には暦年が会計年度だ。国際化が不可欠の日本企業も暦年会計年度にすべきだろう。
○…昨年の夏のこと、中学1年生の子どもを持つお母さんから相談された。「娘の夏休みの宿題で、どうしたらいいかわからない」というのだ。テーマは「地球温暖化対策で私のできること」だという。もちろん、自分は分からないし、父親に聞いても適当に書いておけと言うらしい。その話を持ち込まれたのだが、はたと困った。私個人ができることなど考えたこともなかったからだ。そこで、政府広報?などにあった「シャワーを浴びる時間を短くする」などが中学生として適当だろうと、答えた覚えがある。「温室効果ガスによって地球は温暖化している」と断定して、その対策を国民みんなが考えようと、それが夏休みの宿題にまで及んだ。 そして、7月に洞爺湖で開催されるG8サミットでの最重要テーマは地球温暖化。温室効果ガス削減のためのポスト京都の国際的な枠組みをどうするかが議論される。今後一層、国民に地球温暖化対策の実施をさかんに呼びかけるだろう。マスコミもこの報道を加速する。 だが、世界の専門家の中には「人類排出の二酸化炭素が主因」ということに疑問を持つ人も多く、ここ数年海水温度平均がさがっているというデータもある。これら懐疑的な意見は報道されない。07年から寒冷化に入ったと主張する人も。さて今年の夏は過ごしやすくなるか?
|