EnB 6号 目次
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■EYE
公共事業は改善途上?詳細へ

■REPORT
動きだしたLNGプロジェクト

■GLOBAL Business
・欧州エンジニアリング大手の2007年業績
・Shell、フローティングLNGプラント発注段階に
・S&W、製油所ストリームの価値最大化を戦略に
・GE・Siemensの水事業、アジアで展開
  Siemens、シンガポールのChemitreat を買収
  GE、インドに膜製造合弁企業設立
…Jacobs Eng、サウジ企業の60%株を取得
…AECOM、Tecsult買収が完了
…Stantec、RHL Design Groupを買収
…CH2M HILL、Goldston Engineering買収完了

■TOPICS
石油ガス開発が活発化するイエメン
適用範囲拡大するPFI
IHI、超電導モーターで連続運転試験へ
CO2削減には2020年までに52兆円必要

■NEWS Flash
・千代田化工、タイMMAからアクリル樹脂板プラント受注
・住商〜日立製作、インドから水力発電改修PJ
・日本車両〜双日、貨車製造設備受注
・丸紅と川重、CSN向け炉頂圧改修発電設備を受注
・物産、カタールIWPPに参画
・双日、UAEからアルミ精錬用電機設備受注
・新日鉄エンジ、日新製鋼向け熱風炉受注
・日造鉄構〜飛島、交差点急速立体化工事を受注
…MRE、豊岡市浄水場で膜モジュール受注
…カワサキプラント、北海道PCB処理施設受注
・住友商事、インドネシアから発電PJ2件
・三菱重工、APWRで欧州市場に参入
・東芝、米国の原子力事業開発会社に出資

■Projects News
…Nghi Son製油所計画、近くパートナリング完了へ
…サイアム、ベトナムでクラッカー建設
…Bantenに新規製油所計画
…インドネシアに3つのLNGターミナル計画
…Chevron、豪州で新規LNG
…トルコ初の原発、9月に入札へ
…米オンタリオ原発で4社が競合
…PEMEX、エチレンを増強
…Fluor、Totalの製油所を受注
…FW、スペインから製油所受注
…KBR、中国でアニリンプラント

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■データ・ファイル

■エンジニアリングダイジェスト

■EDITORIAL 詳細へ

EnB 6号 表紙

 

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公共事業は改善途上?
  新銀行東京への追加出資が決まったが、懸念を示す向きは多い。大前研一氏もその一人だ。「朝日新聞(2月20日夕刊)によると「(新銀行東京は東京)都の公共事業を請け負う企業への貸し付けを拡大するなど都の政策との連動も強化し、11年度の単年度黒字を目指す」という。つまり、東京都が要請している工事業者などに対して、「おい、この新銀行東京を使いなさい」「工事を200億円分やるから、いくらくらいこの銀行から借りなさい」と高い金利で貸し出すわけだ。東京都にはその予算が年間9兆円分あるのだから、これをやったらすさまじい額の融資と預金が集まるだろう」。とネット上で指摘している。
  いくらなんでも、これはあからさまに独占禁止法違反だから、やらないだろうとは思うが、東京都の公共事業への懸念を生み出しかねない状況ではある。
  公共事業は以前に比べてリスクが高まっているのは確かだ。資機材コストは急騰しているのに、予定価格は引き下げられる。しかも工事品質に関しては品格法で縛られており、さらには住民からの訴訟リスクも抱えている。その上金融リスクまで押し付けられのでは、たまったものではない。
  最近、公共工事の入札改革として、総合評価落札方式が取り入れられつつある。従来の価格だけの評価ではなく、提案内容や、その実現性なども含めて評価され、発注先がきまるといもの。非価格要素がどれだけ評価点を与えられるのかにもよるが、こうしたやり方によって、過剰な価格競争や低価格入札を避け、適正な品質の工事を適正な価格で実施することが出来ると期待される。
  しかし、これはまだほんの少ししか導入されておらず、まだ実績はさほど積みあがっていない。従って、改良点もあるかもしれない。また、参加した企業からは「入札の事前準備のため、数千万のお金がかかるため、資金力のある企業でなければ対応できない」という声もあり、まだ改善の余地はありそうだ。
  ビジネスである以上、リスクゼロはあり得ない話だが、不必要なリスクまで背負ってまで公共事業をやる必要はない。民間や海外など他にも市場はあるのだ。
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編集後記

○…現首相にリーダーの資質がないことが痛感される今日この頃だ。日銀総裁空席につづいて、本誌発行時点ではガソリン暫定税率が期限切れになっていそうだ。この混乱の責任は政府にあり、首相の能力が問われているのだが、小泉内閣以来続いている内閣のメールマガジンをみても、責任を他人=野党に押し付けて済ませている。
 現首相は、前首相が参議院で大敗して、その重圧に押しつぶされて逃げた危機に、小泉内閣の名官房長官という調整能力を買われたものだろう。参院で野党が多数を占める以上、いままでの与党の意向だけでの国会運営では国政が混乱する、それをどう調整するかが現内閣に求められたものだが、現実には従来とおり野党の意向を無視した国会運営が続いて、今日の混乱を招いた。
 現首相は何事にも後手にまわって、積極的なリーダーシップを発揮することがない。リーダーではなく、補佐型の人材だ。元官房長官としての調整能力も、官僚の人脈に長け、うまく使えたということのようだ。だから官僚の利害に反する日銀総裁は選べず、ガソリン暫定税率や道路特定財源でリーダーシップは発揮できない。与党内での力の不足は著しい。現首相に順ずる人物が与党さらに内閣の大臣にいるのだろうか。まして野党とのパイプはほとんどみえない。現内閣の野垂れ死は近いのではなかろうか。

○…春爛漫。東京近辺では3月末に桜が満開となった。人間界で様々な「理解不能」で不可解な出来事・事件が起きるにもかかわらず自然界は変わらない。そんなとき、四文字熟語らしきものがいくつか頭に浮かんだ。
 まず、「心神耗弱」。若者による理由なき?無差別殺人。裁判になると、責任能力があったかどうか、心神耗弱ではなかったかとなる。先日、ある被害者の父親が涙ながら犯人について語った「更生して社会に役立つ人間になって欲しい」という言葉を聞いて思った。確かに厳罰化してもこのような事件はなくならないだろうと。なぜこういう事件が頻繁に起こるのだろう。
 これを、起した行動への「責任回避」であるというのはたやすい。けれど、大人の社会では責任回避が充満している。政治・行政・企業などでは問題を責任回避する行為はざらだ。「賞味期限」を考えてみよう。改竄行為を追及しても誰も責任を感じていないように思える。問題は、そのレッテルでしか、ものごとを判断できなくたっている我々にある。自分で見て、鼻でかぎ、舌で味わって判断する能力が欠けてしまっている。
 自戒を込めて。何ごとにも予断を持たず「臨機応変」に判断し、広く心を開き「融通無碍」に過ごすこととしたい。「空理空論」か?

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