EnB ○○号 目次
詳細 のマークがついているものは記事の内容がご覧になれます。

 

■EYE
兼業エンジニアリングの悩み詳細へ

■INTERVIEW
ENAAの総合力で社会ニーズに応える
時代の変化に対応し新体制へ
エンジニアリング振興協会理事長 広瀬俊彦氏

■REPORT
新エチレンプロセスで攻勢かけるTEC詳細へ

ナレッジマネジメントへ向かう千代田のi-PLANT21詳細へ

■FORUM


■TOPICS
川重、プラント事業分社で詳細を決定

三菱自工支援、重工の勝算は?詳細へ

バイオマス市場は2008年2,920億円に

■GLOBAL Business
・建設・資源の多国籍企業、贈賄防止で連帯詳細へ
・Aker Kvaerner、エンジニア供給企業を買収
・Halliburton、KBR売却を決意
・米国国防分野のアウトソーシング、EC企業の成長分野
・Business News
Alstom救済で、EU競争委員会とフランス再び対立
中国圧力容器生産企業に大きな需要
12名のTurner幹部、前CEO設立の企業に移籍

■NEWS FLASH
・三菱重工、中国向けに高炉ガスGTCCを受注
・住商、シンガポールの超高圧電力ケーブルPJ受注
・メキシコのLNGターミナルで受注相次ぐ
・日立造船、ガス化溶融炉を受注
・ABB、世界最長の海底電力ケーブルを供給
・新日鉄等、PCB汚染土壌浄化実証試験を実施
・JBIC、バーレーンにバイクレ
・山武、グリーン電力証書サービスを開始
・Project News詳細へ

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■CONTRACT


■エンジニアリング・ダイジェスト

■EDITORIAL 詳細へ

EnB ○○号 表紙

 

ここに代替テキストを入れて下さい
兼業エンジニアリングの悩み
 川崎重工業が4月でプラント部門を分社化する。これまでも中期経営計画のなかで構造改革部門とされてきたが、業績の低迷が続いたため、思い切って分社化し子会社川重プラントと事業を統合させることで、事業再生を図るという。本体の収益性を向上させるために外に出されるようなものだろう。
プラント部門の分社化という意味では、JFEが最近の事例だが、JFEの場合は企業統合の際にホールディングカンパニーへ移行したことによるものであり、川崎重工とはまるで意味が違う。だが、やはりエンジニアリング事業の収益性の低さはグループの中で問題視はされているようだ。他の鉄鋼メーカーでも同様だという。
鉄鋼メーカーや重工メーカーではエンジニアリング部門の立場が割に弱い。その理由は収益性の低さにある。鉄鋼業のようにモノを大量生産し大量に捌く事業と、エンジニアリング事業は全く性質が異なり、同じ指標で事業を評価することも難しいのに、1社の中で同居しているというのも、エンジニアリング事業の評価という意味では不利に働く。こうしたことが兼業エンジアニリングの悩みの一つだ。
重工メーカーでも、全社ベースで量産型の製品の比率が大きくなればなるほど、プラント事業の肩身は狭くなる。そして、重工メーカーは受注生産品の量産化を指向しつつある。商品を絞りこんで、できるだけ量産に近づけようという動きがここ数年、顕著になりつつある。しかしエンジニアリング事業は量産とはほぼ対極にあるビジネスと言えるだろう。
その意味では、性質の異なるビジネスを内在化しているよりは外部化したほうがスッキリするとも言えるが、問題はその収益性の低さだ。エンジニアリング事業は本来、人に依存するものであり、生産設備には依存しない。従って人を効率的に運用できれば収益性は向上するはずだ。実際、専業エンジニアリング大手では、グローバル化を進めるなど、人的リソースを効率化することが収益性を向上させている一つの要因だ。しかし鉄鋼メーカーや重工メーカーなどの兼業では、そこが徹底されていない。今後の課題と言えるだろう。
最新号目次へ

 

ここに代替テキストを入れて下さい
新エチレンプロセスで攻勢かけるTEC
 エチレンの需要は伸びつつあり、世界的に多くのエチレンプラントの新設・改造プロジェクトが動きだしている。その中で東洋エンジニアリング(TEC)はABB Lummus Globalが開発した新たなエチレンプロセスを商業化、今年から本格的に営業展開を開始する。
最新号目次へ

 

ナレッジマネジメントへ向かう千代田のi-PLANT21
 プロジェクトの遂行は、もはやIT技術無しには語れない。それは単にジョブを効率化するだけではなく、プラントの大型化への対応にも一役買っている。現在、千代田はそのITシステムである“i-PLANT21”で、設計から調達、工事にいたるまで情報を共有化させ、さらに最終的にはナレッジマネジメントシステムへと発展させようとしている。
最新号目次へ

 

ここに代替テキストを入れて下さい
三菱自工支援、重工の勝算は?
自動車関連事業の拡大も狙いの一つ
三菱重グループは、三菱自動車工業に対して総額2,700億円もの資金援助を含む支援を行うことを決定した。なかでも支援の中核を担う三菱重工業は、西岡会長が三菱自動車の会長兼CEOを兼務するなど経営にも深く関わっていくことになる。三菱自動車支援における三菱重工の勝算は何か。
三菱重工では、三菱自動車向けを中心に、ターボチャージャーやエンジンバルブ、カーエアコン、トランスミッションなどの部品供給のほか、マシニングセンタや専用工作機械など機械事業でも関連が深い。自動車関連分野の事業規模は今年度でおよそ1,200億円に達すると見られており、全社にしめるシェアはさほど高くはないものの、その受注伸び率は年間20%と全社受注の伸び率の倍にも達している。社会・産業インフラ関連の受注が伸びないなかで、自動車関連事業は高成長分野なのである。今後、三菱自動車の経営に関わっていくことで、三菱自動車本体のビジネスの市場動向や技術動向を高い精度で情報を得られ、自動車関連事業を拡大していけると考えている。
最新号目次へ

 

ここに代替テキストを入れて下さい
建設・資源多国籍企業、贈賄防止で連帯
 世界で贈収賄調査に巻き込まれている世界最大級の建設・資源企業が合同して、自身の企業の浄化を開始する。スイスダボスで開催された世界経済フォラムのワーキンググループで業界のリーダー企業Newmont Mining・Rio Tinto・BechtelのCEOが贈賄の"zero toleramce"(絶対禁止)協定に調印した。
最新号目次へ

 

ここに代替テキストを入れて下さい
Project News
 海外 シンガポールのエチレンを増強
住化、シンガポールでポリプロ増産
タイのエチレンで近くITBへ
日揮等、GorgonLNGでプレFEEDを受託
クウェートShuaibaのリファイナリでFEED
カタールのGTLでITB
カタールのLLDPEでITB
ラスラファンのクラッカーが入札へ
SkikdaでPQ実施
ベネズエラでメタノールプロジェクト
国内 川崎市、ストーカ炉を選択
最新号目次へ

 

ここに代替テキストを入れて下さい
編集後記

○…北朝鮮への経済制裁の声が喧しい。確かに拉致問題で有効な手立てがない中で、やれる手段はこれくらいしか思いつかない。だが、これを実行すれば6カ国協議のメンバー国のなかで、日本はますます孤立することになる。周辺の中・韓・露の3国は明らかに北朝鮮の体制移行のソフトランディングを望んでおり、現政権の犯罪行為である拉致問題での追及は望んでいない。米国はもはや東アジアに介入する余裕はなく、北朝鮮問題の主導権は中国にわたしており、北朝鮮問題は外交で解決と明言した。小泉政権は日朝国交正常化に拉致問題解決を課題とし、中途半端な解決が国民の北朝鮮への反発を招くという苦境に陥っている。
北朝鮮は2002年に私企業や自由市場の存在が認められた。市場経済化は2000年ころからなし崩しに始まっているという。独裁体制や経済的苦境が伝えられることはあっても、このような動きは否定的以外にはあまり伝えられることがない。北朝鮮は中国を見習って漸進的な市場経済化を進めており、てきているようだ。飢餓状態の人もいるのは事実だが、経済発展の恩恵がでて一部に富裕層が出ている。韓国・中国はこの動きを望みかつ支援している。そして党内の古参幹部を抑えながらこの政策を推進しているのが金正日であり、金政権崩壊は旧体制に戻ることでしかない。

○…個人的な経験談で恐縮だが、私は生来の運動音痴にも拘わらず、幾つかのスポーツにのめり込んだ経験がある。なぜ、運動神経はないと自覚したか。小学校以来、運動会の徒競走でビリから2番になったことがない。すべてビリであった。だから運動会は大嫌いだった。現在は、同じ年代の人と競っても負けないだろうと自負している。別に、奮起して鍛えたわけではないのに…
そんなわけで、スポーツに興味がなかったが40代で水泳にはまった。スイミングスクールに通い、4泳法をマスターした。仲間といろいろな大会にも出場した。ブレストを担当しメドレーリレーにも出場したが、如何せん運動神経の欠如。皆の足を引っ張るばかり。
それなら個人の責任でということで、次にゴルフにのめり込んだ。確かに、ゴルフは面白かった。冗談を言い合いながらラウンドする。気持ちのいいスポーツだ。けれど、いつもでたっても進歩しない。とうとう百を切れずに辞めた。運動神経のなさを露呈してしまった。
老齢に達しソフトボールにはまった。守れず、打てず、走れず3拍子揃っているが、十分楽しい。生涯スポーツと言われ、中高年チームも多い。もう少し早く取り組んでいたらと後悔している。お勧めのレクスポーツだ。

最新号目次へ

Copyright (C) 2002 ENGINEERING JOURNAL CO,.LTD. All Rights Reserved.