EnB ○○号 目次
詳細 のマークがついているものは記事の内容がご覧になれます。

 

■EYE
国まかせの責任のがれ詳細へ

■REPORT
外資による大型物流ビジネスがスタート

電力10社の設備計画、1兆6,740億円詳細へ

メタンハイドレート開発の現実性詳細へ

■TOPICS
米国の原子力発電再生への動き詳細へ

三造等、NGH海上輸送システム構築へ詳細へ

■GLOBAL Business
・次段階イラク復興プロジェクト、スタート詳細へ
PasrsonsがPMOの残り2契約を受注
USAID、1年間のイラク復興の成果をまとめる
USACE、電力復興に前進をもたらす

■TENDERS


■NEWS FLASH
・日揮、カタールのエチレン増設PJ受注
・日立製作、韓国から超臨界圧ST発電機受注
・IHI、組換えアルブミンプラントを受注
・中国11次5カ年計画、新規電源計画2億kWに詳細へ
・三井造船、水処理、リサイクル事業を再構築
・パイプライン議連が発足
・三菱化学グループ、建設ソリューションサイト開設
・日立造船、ごみ焼却関連の2施設を相次ぎ完成
・JBIC(国際協力銀行)の最近の動き
・Project News詳細へ

■データ・ファイル


■Asia Business Report
「青島円借港湾開発プロ」列伝
商社にとって物流と何かY
加藤 隆

■Forum
苦渋とは

■Contract

■エンジニアリング・ダイジェスト

■EDITORIAL 詳細へ

EnB ○○号 表紙

 

ここに代替テキストを入れて下さい
国まかせの責任のがれ
 六本木ヒルズの回転トビラ事故で「国の安全基準がない」ことが問題とされた。これを受けて経済産業省や国土交通省が回転トビラの安全基準づくりを開始するということだ。一方、昨年の三重のRDF事故を受けて、環境省はRDFの取扱に関するガイドラインを策定した。何か問題があれば、国が安全基準やガイドラインを定めていないことが問題となり、それに対してこれまで国も対応してきている。
だがそれでいいのだろうか。
国が安全基準やガイドラインを細かく設定すると、それに合致したものさえ作れば、メーカー側には責任が無くなる。それでも新たな形で事故は起こる可能性があり、その場合は国の基準が問題となる。しかし国は基準の見直しという形をとるだけだ。国による安全基準を作れというのは簡単だが、それによって結局は責任逃れをしてしまうだけなのではないか。
一方、安全基準やガイドラインが全く通用しなかった好例が、昨年の出光興産のナフサタンクの火災だ。石油コンビナート法で配備が定められている、消化砲などの3点セットは、国内基準に沿ったものではあるが、実際にはほとんど役にたたなかった。世界を見れば、より強力な消火設備が、国内よりも安くあるにも関わらず、国内基準に沿わないために導入することが出来ない状況だ。ここではむしろ、規制緩和が求められている。
安全に関する問題は、国だけが責任を負うものではない。メーカーにも、あるいはそれを使用する者も応分の責任を持つ。事業者が自らの判断・責任において安全を確保する仕組みが必要だ。
ダイオキシン問題の際、一部でメーカー責任を問う動きがあったが、「仕様決定者」が国や自治体である以上、メーカーの責任を法的に追及することはできない。原子力発電の不祥事でもメンテナンスを実施した企業ではなく、ユーザーである電力会社が責任を負う形になった。「だがこれからは、メーカーの責任も問われるような形になっていくだろう」。経済省関係者がそう語った。メーカーにも保安責任が問われるようになろうとしている。
最新号目次へ

 

ここに代替テキストを入れて下さい

電力10社の設備計画、1兆6,740億円

 電力10社の2004年度設備投資計画は、10社合計で1兆6,740億円となった。各社とも電力自由化の進展や経済状況から今後の最大電力の伸びを1%台に低い伸び率に想定。これに伴って電源開発計画も先送りが続いている。ちなみに今回の計画により、2010年までに運転を開始する原子力は、5基計613万kW。前年度計画から3基減少した。2013年度まででは11基計1,456万kWとなっている。
火力発電は今後10年間で合計1,463万kW。前年度計画では1,973万kWであった。

最新号目次へ

 

ここに代替テキストを入れて下さい

メタンハイドレート開発の現実性

 天然ガスハイドレート(NGH)の開発において、日本は世界の最先端を行っている。経済産業省によるメタンハイドレート(MH)資源開発プロジェクト予算は、他の先進国に比べて桁違いに大きく、既に第一次採掘試験にも成功した。だが、MH資源の開発にはまだ多くの課題が残されており、期待の高さに比べ商業化への道のりは遠いようだ。

中間地点に差し掛かったMH21
世界各地に豊富に存在すると見られているメタンハイドレートは、世界でガスシフトが進むなかで、非在来型の天然ガス資源として有望視されている。特に、エネルギー資源が殆どない日本にとっては、周辺海域に眠る大量の天然ガス資源であるメタンハイドレートのからの天然ガス生産が実現すれば、自国供給が可能となり、エネルギーセキュリティーを強固なものとすることができる。
昨年10月に策定された政府のエネルギー基本計画でも、メタンハイドレートに関しては長期的な政策として「国産エネルギー資源として期待されるメタンハイドレートの開発・導入を進めるため、当面10年程度の期間を念頭に将来の商業化を目指し、新たな生産・探査技術の開発や環境影響評価等を着実に進める」と記述されており、メタンハイドレートからの天然ガス生産への期待は大きいものがある。しかし、本当にメタンハイドレートは使える資源なのだろうか。

最新号目次へ

 

ここに代替テキストを入れて下さい
米国の原子力発電再生への動き

2グループが建設認可を申請
30年間絶えていた米国の新規商用原子力発電所の建設運転許認可申請が2件、相次いで明らかになった。
7社のコンソシアム
第1は5社のエネルギー企業と2社の炉メーカーのコンソシアムによるもの。しかし7社とも具体的に新規プラント建設を約束しているものではなく、政府の認可プロセスの改革をテストする動きであることを強調している。
7社はエネルギー省(DOE)とのコストシェアリング計画のもと年間700万ドルを投じて、2010年までに原子力規制委員会(NRC)の建設運転許認可を得ることを目標とする。
コンソシアム構成企業は、米国大手電力4社−Exelon Corp.(17基の原発を所有)、Entergy Corp.の子会社Entergy Nuclear(11基の原発を操業)、Constellation Energy、Sourthern Co.−、フランスElectricite deFrance(EDF)の子会社EDF International North America Inc.(米国に多数の化石燃料発電所の権益、フランスに58基の原発を保有)の5電力企業、General Electric(GE)とフランスの原子力企業BNFLの子会社となっているWestinghouse Electric Co.(WH)の原子炉メーカー2社。
コンソシアム各社は2008年までに許認可作業プロセスを完了し、2010年までにNRCから認可を獲得することを期している。その後、各コンソシアム参加社は建設計画を進める認可を使用することが可能となる。

最新号目次へ

 

三造等、NGH海上輸送システム構築へ
中小ガス田開発へ向けてNGH輸送チェーン確立へ
三井造船は、天然ガスハイドレート(NGH)輸送チェーンの確立に向けて研究開発を進めている。既に、天然ガスを効率的にハイドレート化する試験プラントを建設し、実証を行っている。また同時に、製造したNGHペレットの海上輸送の研究を、鉄道建設・運輸施設支援機構から受託し、海上技術安全研究所および大阪大学と共同で2001年から行っており、このほどその成果報告となるセミナーを開催した。
最新号目次へ

 

ここに代替テキストを入れて下さい
 次段階イラク復興プロジェクト、スタート
 前号で報じたProgram Management Office(PMO)発注17契約中残された2契約も3月中に発注された。186億ドルの次期復興資金による建設プロジェクト90億ドルを中心とした次段階イラク復興プロジェクトがスタートした。
イラクの復興開始から約1年、国際開発庁(USAID)の成果報告、陸軍工兵団(USACE)による電力復興の成功などが報じられた。USACEの急ぎの仕事により生まれた不適切な調達・支払いが監査部門により追求されている。
・PasrsonsがPMOの残り2契約を受注
・USAID、1年間のイラク復興の成果をまとめる
・USACE、電力復興に前進をもたらす
最新号目次へ

 

ここに代替テキストを入れて下さい
中国11次5カ年計画、新規電源計画2億kWに
 2006〜2010年の中国の第11次5カ年計画における新規電源開発計画は約2億kWとなる。中国国家電力網公司が明らかにしたもの。
それによると、「西電東送」計画による送電量は2005年の3,070億kWh から2010年には6,400億kWh に達する。一方、今後3年間で1,800万kWの中小発電設備を廃止する。そのため、2005年時点で中国の発電設備容量は約4.8億kWに、2010年には6.5億kWとなる。このうち水力発電設備容量は1.58億kWで全体の24%を占めることになる。
新規発電設備の1基あたりの規模は現在の30万kWから60万kWに引き上げると共に、新規火力発電の47%を石炭山元発電とする計画。
最新号目次へ

 

Project News
・三井化学、上海でBPA
・福建石化、エチレンで外資パートナー入札
・Formosa、麦寮でプロピレンを計画
・QP-SasolがGTLプロジェクトを拡大
・TEC、千代田、イラン肥料プラント増設を受注
・イランNPC、No12オレフィンで入札へ
・イランのメタノールPJ、Lurgiが受注
・Sabic、Yanbuコンプレックスでコンサル入札へ
・Fluor、エジプトLABプラントでMC
・住友重機械、佐賀県浸水型処理施設を落札
最新号目次へ

 

ここに代替テキストを入れて下さい
編集後記

○…六本木ヒルズで回転ドアの死亡事故をきっかけに、回転ドアによる事故が多発していることが明らかとなった。回転ドアのあるビルに頻繁に出入りしていたことがあるが、慣れるまでかなり使いにくかった。介助者なしで幼児や高齢者が使うのは危険きわまりないと感じたが、案の定、どこの事故でも大半は幼児や高齢者だ。幼児や高齢者にひとりでつかわせない対策をとっていれば防げた事故のように思う。
六本木ヒルズの事故で建物の所有者森ビルと回転ドアの製造企業の親会社三和シャッター工業との間で、責任のなすりあいが生じている。速度を上げることやセンサーの感度を変更したこと、さらにそれらの安全性への影響に関しての相互の見解の相違だ。納入業者が顧客に真っ向から楯突くのは極めて珍しい。回転ドアの機械としての安全機能に問題があるようには見えない。三和シャッターは機械としての安全性を保証していたに過ぎないから、顧客と争っているように見える。
回転ドアのように、ある程度複雑なシステムの場合、単なる機械の安全性ではなく施設・システムの中での種々の運用条件に応じた安全性をメーカーは保証し、顧客は安全性に応じた運用をするということ=つまりプラントと同様の保証・責任体制が必要なのではなかろうか。

○…商品にどういう名称をつけるかは売れ行きにも左右する。企業がもっとも苦心するところだろう。ブランドとして広く浸透して他社の追随を許さない名前もある。例えば、グルタミン酸ソーダである「味の素」などだ。商品の説明を一言で可能にしている。車の[ブルーバード」、「クラウン」などの愛称はベストセラーを可能にした。
しかし、個人的にどうしても馴染めないのが擬人化した名称だ。「○○○くん」など。このような名称は、どうも生産財に多いような気がする。工場で搬送ロボット、溶接ロボットなどに愛称をつけたのが始まりではなかろうか。無機質な職場で「ともに働く」存在として擬人化し、愛称をつけるというのは理解できる。ところが、その後メーカー側がその製品名に愛称をつけ始めた。工場監視システムに「しっかりみはるくん」(現実にはこのような商品はない)といった愛称をつける類である。生産財は性能・品質が問われるでのあって、擬人化した愛称は無意味だ。何故か製品自体が軽く感じられてしまうと思うが…
不要な愛称はまだある。災厄をもたらす台風に「キャサリン」等の人名をつけた米占領軍。さすがに日本はその後、真似をしなかったが、その感覚はどうしても理解しがたい。核爆弾に「せんめつくん」などの愛称は御免被りたい。

最新号目次へ

Copyright (C) 2002 ENGINEERING JOURNAL CO,.LTD. All Rights Reserved.