EnB ○○号 目次
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■EYE
ビジネスによる復興を詳細へ

■REPORT
イラク復興プロジェクトの課題詳細へ

■OPINION
技術者の社会的地位とPE制度
日本プロフェッショナルエンジニア協会 理事 竹政 一夫氏

■Asia Business Report
風雲!!青島港カチンコ戦争
商社にとって物流とは何か
加藤 隆

■TOPICS
JBIC、インフラ整備で世銀/ADBと共同調査詳細へ

ガスエンジン新機種が相次ぎ開発

日立造船、低温排熱での発電試験をスタート詳細へ


■GLOBAL Business
・一斉に動き始めたイラク復興プロジェクト契約詳細へ
・韓国大宇建設、本格的な売却作業に
・Business News

■NEWS FLASH
・日揮、大型案件成約で今期受注4,000億円台半ばに詳細へ
・新日鉄、石炭部分水素化熱分解技術を開発へ
・TEC、PP増産技術で国内2件目を受注
・韓国初のガス化溶融炉、新日鉄技術が採用
・住商など、ベトナムで製鉄プラント
・清水建設/日立プラント、マレー下水PJ受注
・川重、インド向け天然ガス圧送設備を受注
・米国プロジェクト関連詳細へ
・三井造船、東北東京鉄鋼からキルン式炭化施設受注
・IHI、クレーン/新交通システムを受注
・その他環境装置受注
・日立プラント、第一種病室でコストダウン
・山武、上海に工場新設
・DBJ、ESCO事業に対し融資を実施
・Project News詳細へ


■海外・国内主要プロジェクトの動向

■データ・ファイル


■エンジニアリング・ダイジェスト


■EDITORIAL 詳細へ

EnB ○○号 表紙

 

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ビジネスによる復興を
 イラク復興へ向けた動きが世界的に本格化しつつある。日本の無償資金協力も具体的な案件発掘作業が開始となった。また米国でもペンディングとなっていた復興プロジェクトが活発化している。
1月にはクウェートで「復興イラク展示フェア」が開催され、世界約50カ国から1300社以上が参加するという一大イベントとなったという。会場には、病院向け設備をはじめ、治安関係製品、水処理機器、食品類、石油産業向けの維持・補修用機械類等が並んだ。イラク戦争に反対したフランスは3社が出展、同じく戦争に反対したドイツは50社、イラク戦争を支持した英国は100社、イタリアは112社が出展したもようだ。なかでも注目を集めたのは、かつてのイラクの敵国イランが130社も出展させたという。また、イランはイラクの電力部門を支援・援助すると共に、最大100MWから130MWの電力を供給することでイラク側とMOUを交わしたという。イランもイラクビジネスに積極的に関与していきたいようだ。
展示会でイラクのバクル・ジャブル・アル・ズベイド住宅相は「住宅、道路、橋梁、空港等に1000億ドルもの投資が可能である」と民間投資の呼び込みに意欲を見せた。これまでイラク復興プロジェクトは各国の公的資金から出されているが、今後、順次民間資金へと資金ソースが移転していくことになるだろう。そうなればイラク復興は巨大な市場となる。既に世界はその舞台に上がるべく活動を開始しているのだ。
ところで、戦争という悲惨な状況の後に「ビジネス」を持ち込むことに対して、日本人には「気がとがめる」という気持ちが働くものらしい。以前、某夕刊紙に「やっぱりビジネスだったイラク戦争」というような記事が載っていた。戦争そのものがビジネスのためだったというような内容だったが、それはともかく「ビジネス」でなければ復興などありえない。復興に必要な技術・ノウハウは全て民間側にあるのだ。
本気でイラク復興を考えるならば、こんな遅い時期に自衛隊を派遣するよりも、民間の能力をいかに使うかを考えなくてはならない。そのために自衛隊を派遣するというのならば、話は分かるのだ。
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イラク復興プロジェクトの課題
  前号でも既報の通り、イラク復興プロジェクトの具体的な動きが始まった。JICAの予備調査団はヨルダンに向かい、15億ドルの無償資金協力についても、その内訳が明らかになりつつある。その一方で、本格的な復興プロジェクトを日本が手掛けるためにはクリアしておかなければならない問題も残されている。まず第一には、イラクの債務削減問題。もう一つは、湾岸戦争によって回収されなかったボンド問題で、その金額は16社合計で478本、総額456億円。さらに、問題となるのは何時になれば現地に人を出せるのかということだ。
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JBIC、インフラ整備で世銀/ADBと共同調査
東アジアのインフラギャップ解消を目指す
国際協力銀行(JBIC)は、世界銀行およびアジア開発銀行(ADB)と、東アジアの経済発展と貧困削減という共通の目標に向け、同地域のインフラ整備に関する共同調査「東アジアのインフラ整備:その前進に向けて」を実施することを正式に決定した。
1997年のアジア金融危機以降、アジアのほとんどの地域では経済状況が回復基調にあるものの、インフラ投資は低い水準に留まっている。その結果、特に電力、運輸、水供給の分野で「インフラ・ギャップ」が生じ、貧困削減、経済成長、貿易・投資の域内統合を遅らせる一因となっている。
同調査は、インフラの効率的な整備が貧困削減に果たす大きな役割に焦点を当てるもので、三機関が共同調査を実施するのは今回が初めて。
調査では急成長する地域におけるインフラ整備のあり方を模索すると共に、公的・民間資金によるインフラ整備が急速に減少したことで生じた、いわゆる「インフラ・ギャップ」解消に向けた新たな枠組みやアプローチを提示するものになる。
調査で模索する新しいインフラ整備のあり方は、透明で効果的な公共政策の下で公的・民間セクターの役割のバランスを確保するもの。また、都市化と地方分権、人口動態、地域統合などにより、東アジア地域が直面しつつある多数の課題に応えることが期待されている。
三機関は東アジア地域のインフラ整備と資金調達を計画するにあたり、東アジア各国の政策決定者と開発パートナーの参考となるロードマップを作成する予定。調査の最終報告書は2005年初頭に発表の予定だ。
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日立造船、低温排熱での発電試験をスタート
 日立造船は、プラント等における低温廃熱を利用して発電を行うシステムを開発、実証試験を開始した。実現すれば、これまで未利用のまま捨てられていた低温排熱を利用でき、大幅な省エネが可能となる。
同システムは、鉄鋼、石油・化学、紙・パルプ、窯業などの各種工場や、ガスタービン、ガスエンジン等原動機から排出される、200℃以下の低温排ガス、100℃以下の温配水など低温熱源を利用した廃熱回収発電装置。純アンモニアを作動媒体とした蒸気タービン発電で、出力は200kW以上。200℃以下の低温排ガスを熱源として排熱回収温水発生器で温水を発生させ、その温水熱によりボイラでアンモニアを気化させてタービン発電機を回すというもの。
システムの特徴は、排熱回収で燃料ゼロの発電を行う省エネルギーシステムであり、CO2の排出量もゼロとなる。作動媒体であるアンモニアはオゾン層破壊係数ゼロ、地球温暖化係数ゼロ。また複数の離れた熱源から温水により一括熱回収が可能。そして、燃料費用がないため投資回収年数が比較的短期であるなど経済性も高いシステムとなる。
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一斉に動き始めたイラク復興プロジェクト契約
 ペンディング状態にあった米国のイラク復興プロジェクトの契約状況が1月に入って一斉に動きはじめた。インフラ復興プロジェクトの2期ジョブ発注−Bechtel受注、次段階の復興プロジェクトのRFP公示、イラクを含む陸軍へのサポート契約発注、石油復興プロジェクト正式発注−KBR・Parsons受注−が相次いで発表された。
イラクの政権移譲のなかで、議会直接選挙を求めてデモが続けているシーア派へどう対処するかが、現下の最大課題となっており、米国は国連の参画のもとで解決を図っている。米国資金によるイラク復興プロジェクトへの参加国限定は、カナダを解除したが、フランス・ドイツ・ロシアについても解除の方向にあるという。債権放棄に関してはサウジなど湾岸諸国も受諾の方向だ。治安は依然として悪く、陸軍の護送トラックを運転していたKBRの従業員2名が射殺された。
・Bechtel National、インフラ復興2期を受注
・次段階復興プロジェクトのRFP、ようやく公示
・陸軍へのサポート契約、10案件を発注
・石油復興プロジェクト、KBR・Parsonsが受注
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日揮、大型案件成約で今期受注4,000億円台半ばに
 日揮はカタールおよびバーレーンで2件の大型プロジェクトを受注した。受注総額は約20億3,000万ドル、2,000億円を超える規模であり、これによって同社の今期受注額は4,500億円程度に達したと見られる。
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米国プロジェクト関連
・商事、米LNGターミナル計画を前進
・GE、7Hガスタービンを初受注
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Project News
・中国で原子力発電設備商談
・Shell、中国でリファイナリーを計画
・茂名エチレン拡張でプロセス決定
・台中LNG受入基地、今年中にも商談開始へ
・独Uhde、エジプトで肥料プラント
・アブダビHabshanガスプラント拡張で国際入札
・ベトナムFirst RefineryでS&WがPMC
・PDVSA、ガスパイプラインで入札
・住化・千葉のLLDPEを新PEにコンバート
・環境事業団、豊田PCB処理で入札へ
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編集後記
○・・・BSE・SARS・鳥インフルエンザと、動物経由の病気がわれわれの食と健康に、大きな不安を投げかけている。いずれも社会的・経済的影響が大きい問題だ。
横浜国大の中西教授が3種のリスクという考え方を提示している。それは@実態としてのリスク(リスクの実像)A研究者や行政機関が安全率を考慮して想定するリスクの大きさ(規制リスク)B一般の人が抱く不安としてのリスクの大きさ(リスク不安)だ。Aはもう少し広げて、商品・サービスの提供者が想定するリスクも含めて考えた方が良いと思う。中西教授はAを考慮するのにリスク不安に対処するという考え方が必要になってきているという。
BSEなどを3つのリスクで考えると、新しい病気であるだけに科学的真実が不明確な点があり、それがそのまま一般人の不安を大きくしており、かつ国により差がある。その結果、各国の規制・提供者の行動に差が出ている。人・物のグローバル化はAについて世界的に一定の収斂が必要だ。SARSについては過剰とも見える対策が成果を見せている。BSEについては成功していない。日米間には@・A・Bとも差があり、日米間の貿易摩擦に発展しかねない情勢だ。しかし、牛丼チェーン社長の「青天の霹靂」という発言は納得いかない。米国のBSE発症リスクは事前に十分に察知できた筈だ。

○…今年1月17日は阪神淡路大震災から9年目であった。新聞、テレビはその日、大震災関連の報道を一斉に行った。その日前後の関連報道は極端に少なくなる。災害体験を風化させないように神戸周辺ではいろいろな行事が行われ、経験を語り継ぐ努力がなされていた。
たまたま見たテレビで、解説者が大震災に備えて最も大事なこと二点をあげていた。「日頃の備え」と「地域の連携」である。「日頃の備え」は平たく言えば、非常持ち出し袋を用意しているかとか、震災時の家族の連絡方法、待ち合わせ場所などを話し合っているかなどではなかろうか。あるいは、災害訓練などに参加しているか、防災知識の習得につとめっているかなども入るかもしれない。この点について及第点の人はあまり多くないような気がする。
もっと難しいのが「地域の連携」である。個人的に解決できる事柄ではないからだ。これまで地域活動に全く無縁の人にとっては考えも及ばないかも知れない。地域の連携体制はどうなっているか、避難場所はどこで、行政との連絡方法などの知識もこの部類に入るだろう。東海地震だけでなく関東でも直下型大地震がいつ起きてもおかしくない状況だという。大地震は必ず来るという前提で心がまえをし、日頃の備えをする必要があるのでは?

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