Fluorの10月末におわる2000年度の業績は連続事業ベースで売上高は100億ドル12%減だが、利益は2400万ドル、3倍以上の増加となった。受注高は10億ドル42%増となった Fluorは石炭部門Masseyを11月に独立させ、エンジニアリング専業企業となった。EPC部門Fluor Danielの売上高は70億ドル17%減、赤字プロジェトがあるため形の上では営業利益率も減少しているが実質的には2.7%0.8ポイント増となった。受注は61億ドル28%増となった。とくに石油ガス電力部門が40%増と急増、市場の回復を反映している。 サービス部門Fluor Global Servicesは機械商社AMECOの売却、コンサルティング部門の再編をおこなった。売上はそのため前年並みの30億ドルにおわったが、営業利益率は9.9%0.5ポイント増、受注はOperation & Maintenanceの急増もあり36億ドル76%増、受注残も38%増となった。 なお、本年から管理部門を事業部門化しFluor Signature Servicesとして外販もおこなった。このようにFluorのサービス事業化は着々と進んでいるが、同時にサービス部門内の事業が再編されているのが注目される。その一方で、EPC部門もハイドロカーボン中心の受注の回復、利益率の回復が注目される。 |