EnB17号目次へ


TEC、国内のエチレンビジネスで新展開
エチレンプラントユーザー向けシンポジウム開催



 東洋エンジニアリング(TEC)は10月19日、20日の両日、幕張新都心のホテルで国内の全エチレンプラントユーザーを対象としたシンポジウムを開催する。この種のシンポジウムは同社初の試みで、エチレン分解炉管の最新の技術動向と将来展望が紹介される。
 TECはエチレンビジネスの新たな展開を図るとして社内グループ「チームエチレン」を新設しているが、今回のシンポジウムはその展開の第1弾。シンポジウムではクボタ、住友金属工業、大同特殊鋼、米Alon Surface Technologies、英DONCASTERS Paralloy、加Surface Engineered Productsの国内外主要分解炉管6社が、コーキング抑制技術、耐浸炭性の向上などエチレン分解炉管における最新技術報告、商品紹介を繰り広げる。
 同社は国内のエチレンプラント建設では50%以上のシェアを誇るが、現在の状況下ではグラスルーツのプラント建設は見込めない。そこで新たなエチレンビジネスを展開するため、従来のプロジェクトごとに対応していたチーム設置だけでなく、エチレン関連技術の紹介からオペレーションまで含めた総合的・横断的サービスを行う「チームエチレン」を設置した。これにより、新たなエチレンのビジネスモデル構築を図る。今後、国内のみならず海外においても個別ユーザごとに新たなビジネス展開を図る。