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着実に競争力を増す中進国のエンジ産業
アウトソーシングなど設計コスト低減が課題に

 韓国やインド、中国などかつてプラントの輸出対象国であった国々のエンジニアリング産業が着実に力をつけ、今や日本のプラント産業のコンペチターにまでなってきた。これら各国エンジ産業の最大のセールスポイントは、安価な労働市場を背景にしたレイバーコストと、エンジ産業を支える多数のベンダーの存在だ。また、韓国のエンジニアリング産業が積極的に欧米大手のコントラクターに接近し、プロセスを手中にしつつある点も見逃せない。これら中進国のエンジ産業に対し、高炉エンジや造船重機を中心に各社の対抗策を探った。