EnB7号目次へ


印ダヘジのLNGターミナル、6社がプロポーザル
6月末にもアワードの予定



 インド・ペトロネットが計画しているダヘジ(Daheji)LNGターミナル計画で、3月31日に6社がプロポーザルを提出、現在客先での評価作業が進められている。
 同プロジェクトは、年間500万トンのLNG受入能力を持つターミナルを建設するもの。今回、プロポーザルを提出したのは東洋エンジニアリング〜石川島播磨重工業、日揮〜KBR、千代田化工建設の日本勢3グループと、オーストリア・カイザー、仏テクニガス、韓国・大宇の総勢6グループ。Flourと組んでいた三菱重工業や、甲陽建設と組んでいたNKKは、事前審査を通過していたものの、参加を見合わせた模様だ。
 現在、提出されたプロポーザルをペトロネットが評価作業を行なっている段階であるため、優劣も明らかにはなっていない。ペトロネットは入札に先立って、3月13日にプレビッド・ミーティングを実施、その場では31日の入札後、5月末期限でフィナンスプロポーザルの提出を各グループに求め、6月末ごろにアワードを出すというスケジュールであることを明らかにしている。
 しかし同商談は当初、今年1月に入札実施の予定であったのが3月末にずれ込んだ経緯から見ても、スケジュール通りに商談が進む可能性は低く、最終的に受注先が決定するのは今年夏以降になるとの見方もある。
 なお、ペトロネットは昨年、カタールのRasGasから年間750万トンのLNGを25年間にわたって供給をうけることで契約している。